みしろ

154センチからの風景 手軽に読みやすいものをめざして 今のところにじさんじ関連が全体…

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154センチからの風景 手軽に読みやすいものをめざして 今のところにじさんじ関連が全体の半分くらい

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    これまでに書いた記事のうちにじさんじを中心にVtuber関連の話をしているもののまとめ

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委員長と呼ばれる彼女のこと

 月ノ美兎にかなわない、初めて見たときからずっと。  古参のような言い方をしてしまったが、彼女を知ったのはほんの3年前だ。にじさんじの顔、箱で最初にバズった人、剣持の(自称)母親らしい、というごく一般的にもつ浅いイメージからはいった。自分でも気づかないうちに大好きになった。彼女の話す言葉ひとつひとつに、あるいは放たれるコンテンツに現在進行形で夢中になっている。  もともとお喋りを聞くのが好きだ。だから彼女にたどり着くのも必然のことだったかもしれない。なんせ最初に好きになった

    • 日記:2024.03.29

       黒歴史と呼ばれるものが数えきれないほどある。多くの人と同じように何者かになりたがり、それが叶わない日々を悶々と過ごしていた。コスプレをやったり二次創作小説を書いたり配信アプリでしゃべってみたりするのは全部それらの発露の結果であり、noteを始めたのだってその一部だ。  特別な何かになんてなれないことを悟っているのに、それらは積み重なっていく。これからもきっとそうだろう。  私はこれらをわりと冷静に、可愛い奴め、という目で見ている。己の痴態にもかかわらずだ。人間ってやつは、

      • 日記:2024.02.26

         2022年にリリースされた日食なつこのアルバム「ミメーシス」をここ1ヶ月くらい聴いている。「擬態」というタイトル含めて気になったのでネットにある記事を読んだりなどをした。  「√-1」は某漫画からインスパイアされたものらしい。最新刊までは読めていないものだけど大方内容は把握していたので、言われたらそうだな~とぼんやり思う。イメソンを自作できるの強すぎないか。  どうやらこのアルバム自体「擬態」の名にふさわしく、様々なものから影響を受けて制作された作品らしい。オリジナリティ

        • 仕事については話してない

           仕事について話そう、というテーマを見つけたけれど、それで何か話せるほど一生懸命仕事はしてないのを自負している。新卒で最初に入社した会社を速攻で辞めてぷらぷらしたこともあるし、それ以降仕事はできるだけしたくない、リソースを割きたくないと思って過ごしている。朝起きて、仕事に行って、帰って、寝て、それを同じサイクルでずっと繰り返すと頭がおかしくなりそうになるのだ。こうやって私の人生には何もないままなんだと思って絶望に似た感情を抱く。だからいつも仕事じゃなくて、退勤後のゲームや映画

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          行くぞ!スペイン村!

           とはいっても行くのは来月の予定ではありますが。  周央サンゴさん、壱百満天原サロメさんとスペイン村のコラボが始まりましたね!正直今年はスペイン村自体が30周年という節目なのもあってそちらに注力してコラボを挟む隙間が無いかもしれないと思っていたのですが全く持って杞憂でした。すごい。  私は例の如くサンゴちゃんの配信でスペイン村をしり、昨年のコラボ期間中に初めて遊びにいきました。テーマパークそのものは好きなんですけど如何せん待ち時間や混雑、パレードやショーのための分単位スケ

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          実家のさなちゃんねる

           ねぇ昨日の名取の配信見た~? と、いう学生時代を過ごしたかった。出来たら小学生の頃とかに。  名取さなの配信、とりわけ雑談配信の外れのなさが凄い。1人部屋で見ていて面白くてにんまりと笑う配信は数多くあっても、声をあげて笑うコンテンツはそうそうないはずなのに毎回げらげら笑っている。とりわけお気に入りのものは「怖くないお知らせサムネを作る回」と「デスゲームを主催する回」で、これらはリスナーと会話しながらひとつのものを完成させる形式でできている。  コメント欄との会話、Vtu

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          特権と欲望

           アマプラで見かけて気になった作品「Saltburn」。疎いので監督の前作や俳優さんのことも存じ上げないまま、紹介文だけを見て軽い気持ちで視聴。以下あらすじを挟んでネタバレを含む感想を綴ります。  ざかざかと大雑把に記しているため未視聴の方には優しくないです!  なんといっても印象的だったのはバリー・コーガン演じる主人公の一挙手一投足の不気味さや違和感です。学内での格差の描写がリアルで、正直カーストの底辺に居たような自分はそれだけでひょえ…と声を漏らしそうになる。格差や差別

          特権と欲望

          のろいのことば

           「推し」という概念や存在が一般的になった現代に蔓延る呪い。それは「推しは推せるときに推せ」ということば。既に賛否両論あるため私が論じなくても各々の結論は出ているのだろうということも承知の上、私の感じることを書く。  別に推しは推さなくたっていい。いつ熱が冷めても、戻ってきても何ら問題なく、ただいつまでもそこにいるとは限らない、それだけだ。「いつ居なくなるかわからないから」とそんな思いを抱えながら応援するのって本当に楽しめているだろうか。あくまでもコンテンツの消費者たる私た

          のろいのことば

          他人とごはんが食べられない!

           ダンジョン飯のアニメ放映が始まった!!  私は、昨年末の原作の完結に伴い、積んでいた数冊を含め一気に読んでその結末を見届けており、久々にアニメを楽しみにする、という気持ちになっている。OP曲がBUMPだったことも期待を高める要因だった。  そもそも漫画でもアニメでも文章でも、「ご飯を食べる」という描写が好きだ。かつての自分の創作でも共に食卓を囲む、料理を誰かのために作る、食材を育てる、そういうくだりを盛り込んできた。同じ釜の飯を食うという言葉もあるように、食べること、共に

          他人とごはんが食べられない!

          ネッシージャンガの亡霊

           1月12日、にじさんじのAPEX大会が行われた。この配信はAPEXとFFⅦのコラボを宣伝する為のいわゆる案件配信であり、箱の面々が様々にチームを組み、通常ルールや借り物リレーなどで遊ぶエンジョイ大会と呼ばれる部類のものだった。チーム一覧を見れば、馴染みのある組合せから、はじめましての人たちまで居て、どのチームもそれぞれの楽しみ方があったように思う。  私はその中でも「ネッシージャンガ」を応援していた。メンバーはローレン・イロアス、レイン・パターソン、石神のぞみの3人だ。前

          ネッシージャンガの亡霊

          健忘

           以下、2023年10月に書いたまま眠らせていた日記だ。特に意味もなく下書きに置きっぱなしにしていたので放流しておく。  ここ1ヶ月、眠る前に薬を服用している。正確にはもっと前からではあるが、明らかにこれにより眠りにつかされている感覚があるものを処方されたのが1ヶ月前だ。寝たいのに寝れなくて寝れないから体が怠くて不安も強くていつだって泣いてしまいそうな焦燥感のなかで日々を過ごしていた。台風が過ぎ去るのをただ待つように、荒れ狂う私の心の隅で普段の私が膝を抱えていたが、たまらず

          七次元生徒会 in にじフェス2023 感想!

           にじさんじフェス2023に行ってきた。12月23・24日に行われたイベントの2日目、世間ではクリスマスイブで浮足立つ中、私は私にとっての特別な日を味わうためにはるばる東京ビッグサイトへ足を運んだのだった。  タイトルにもある七次元生徒会、彼らのステージは事前抽選にて整理券が配布された。開始時間の45分前に抽選結果が分かるようになっていたが、その時間はちょうど友人と別行動をしている時間帯だった。先に自分の整理券の当選は分かっていたのだが、友人が外れていたとしたら置いていくの

          七次元生徒会 in にじフェス2023 感想!

          増殖するうさぎ

           ほとんどメモ。ツイートでも良い気がしたけどこちらの方が後から自分が見つけやすいので。  5th anniversary live SYMPHONIA DAY2の後半、月ノ美兎のソロステージにて披露されたのは「ラビットパニック」。美兎ちゃんが好きだと公言しているササキトモコさんが作った曲だ。このライブで聴くまで知らなかった曲だった。彼女の選曲はいつも意味を感じる。自分とその曲に通じる部分を見出したうえで、自分がその曲を歌うことで生まれる面白さを見つけた上で披露してくれる。M

          増殖するうさぎ

          日記2023.12.20

           昨晩、約5か月ぶりに友人からLINEで連絡があった。簡素な挨拶と漫画の試し読みページのURL。読んで、とそれだけ言われて大人しく試し読みをして、そのまま最新刊まで電子書籍で購入した。そのことを伝えると「序盤読ませて良さそうだったらわたしが買おうと思ってたのに」と言われた。少々決断が早かったようだ。  東京で生活する彼女とは数年こんな調子だ。コロナ禍の前はライブや観劇で東京へ行く度に会っていたが、ここ数年は顔を見て話していない。そもそも高校生の時に趣味の繋がりで親しくなった

          日記2023.12.20

          いぬのおまわりさん

           11/24、にじさんじより3人の新人がデビューした。その後初めての同期コラボで「みたらし団」とユニット名を決定した3人のうち、栞葉るりさんというライバーさんが非常に気になっている。  デビュー配信でとりわけ話題になったのが、彼女の文学あるいは百合に対する愛の深さだ。逆さ吊りになって登場し、視聴者との恐怖体験の共有で吊り橋効果を演出してから(できてない)、熱心に語られたのは古典が好き、という話だ。枕草子は最古の百合文学、というキャッチーな謳い文句も、きちんとその手の研究に興

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          ノートルダムの鐘、初見人間の感想

           11月24日、地上波で「ノートルダムの鐘」が放送された。ファン投票で選ばれた作品のひとつらしく、劇団四季が上演していたものを7月に観劇していた私は久しぶりにテレビで映画を観ることにしたのだった。なのでどちらも1回ずつしか見ていない人間としてシンプルな感想を残していく。  以下、ディズニー版と四季版と書きわけるが、この2つは全く同じ話ではなく設定や展開が少しずつ違う。ちなみに四季版も原作とは異なる部分があるようだが、ディズニー映画の客層を考えるとより納得できる改変がされてい

          ノートルダムの鐘、初見人間の感想