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「知らない」怖さ

娘と同級のお友達ママとおしゃべり。
子供の性被害の犯罪のトピックに。
3歳の女の子が、スーパーで一人になったわずかの隙に多目的トイレで性的暴行をされ殺害されてしまった事件。
数年前に起こった事件を初めて知って、夜眠れなくなった。
「子供を一瞬でも一人にさせちゃいけない」
改めて恐ろしいと思った。

けれどもし、この話を聞かなかったら、明るいの商業施設内でそんなふうに機会を狙う男性がいること自体が発想の範疇になかったと思う。
3歳がそういうターゲットになりうるということも初めて知った。

発想自体がない怖さ

一度知って調べてみると関連する情報は山のように出てくる現代だけれど、自分の人生の中で触れる機会がないと、調べるという行為さえしないままに視野に全く入らないということが起こる。

食選びの話もそう。
犯罪や礼儀、お金、教育、健康のこともそう。

常に万全は無理、不安は消せない。けれど

もちろん、情報があったら万全というわけではなくて。
そんな恐ろしい事件が起こると知ったところで、何時間も前からトイレ周辺で周到に小さな子供を物色していたという犯人から、365日24時間完璧に守り切るのは難しい。

それでも、アンテナがあるのとないのとは違うと思う。
ご家族の気持ちを想像しただけで胸が苦しいけれど、きっと氷山の一角に過ぎない怖さを孕んだ類似事件から、この女の子がたくさんの家族を守ってくれていると思う。

ほんの少しでもきっかけや片鱗が頭にあることで、行動が変わる。注意が向く。

食選び

話は変わるけれど。
私自身も、もっと早く食選びの情報に巡り会いたかったと、とても無念に思っている。
直結するものではないけれど、娘のアレルギーも何か違ったかもしれないという想いは消えない。
私の場合、添加物・農薬など食の裏側に不穏な気配はもちろん感じつつ、自分事として考える機会がなかったアンテナの問題もあった。

だから、誰かにお伝えする時は、「この場面のメッセージがずっと映像として残りますように」という見せ場のシーンをいつも必ず設けている。

今はもしかしたらその人にとって本当に必要な時ではないかもしれない。
だけど、必要なタイミングで、「こんな切り口もあったな」という一つの引き出しとして思い出してもらえたら嬉しい。
その意識さえあれば、調べようと思えばなんだって調べられる時代だから。

何もかも知りつくして生きることは無理だけど、私の「知ってる」が、誰かの「もっと早く知りたかった」の後悔を一つ減らせたらとても嬉しい。

知って選べば、どれも正解!
今日も楽しい食選びを!

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