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毎日ひらがな・カタカナ

こんばんは、moikoです。

今週は毎日ひらがなとカタカナのテストをクラスで行っています。テストと言っても、ただひたすら毎日書いて覚えさせるのが目的です。

留学生は大体の人が国で覚えてきますが、誰に習ったかによって形がひどいです。めちゃくちゃな字を書く学生もいます。国の日本語学校の先生が間違って教えたため、学生達も間違って覚えてくることがあります。私が書き順や形をもう1度正しく教えると、みんな「えっ!?」と驚いたり「へぇ」と感心したりします。学生に罪はありません。

母語の文字による影響、癖もあります。ヒンディー語、シンハラ語のように丸まった字の国の学生は、「ぬ」や「ね」がくるっと丸まっています。豚のしっぽみたいな感じです。ベトナム語は上に声調記号など「~」の形みたいのがついているのですが、「な」や「み」などの線がミミズがのたくったような字になっていることが多いです。中国の学生は、ひらがななのに漢字かなと思うような留め、はねが見られます。

書き順の大切さも教えるのですが、アラビア語圏の学生などは下から上や左から右に書いてしまうことが中々直らない人もいます。

どの国の学生もですが、一番直すのに苦労するのはノートの向きと姿勢です。ノートも姿勢もほぼ100%曲がっています。ノートを縦にして書いている学生が多いです。まっすぐにするように言ってもなかなか理解されないことも多いので、私はいつも紙に「い」と書いてそれをひっくり返し「こ」になることを見せて注意します。ノートが曲がっていると別の字になってしまう。これをやるとかなりそれが伝わるような気がします。

この毎日テストは学生にとっては大変でしょう。手が痛いと訴えてくる学生もいます。でも、一番大変なのはそれを1字ずつチェックする先生なんだけどなぁ。

ひらがな、カタカナを覚えた先に漢字が待っていることはまだ触れないことにしておきます。



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