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日本語は世界で1番難しい?

こんばんは、moikoです。

今日帰りしなにすれ違ったチャリの若者2人が、

「日本語って世界で1番難しいじゃん」

と言っている言葉が聞こえました。

「ムムッ、そんなこともないと思うなぁ」

と、私は心で答えました。皆さんは、どう思いますか?

私も昔はこの若者と同じ意見だったし、教える身になった今も日本語は難しい方の言語だと思います。語形の変化はするし、丁寧体普通体、尊敬語、謙譲語、丁寧語…色々場面で使う言葉があるし、文字についてはひらがな、カタカナ、漢字(音読み、訓読み)とあるし。

私がもし外国人だったら、よほどの理由がない限り日本語を学習しようと思わないでしょう。多分文字で挫折します(笑)欧米に友達がいる友人の話では、大学で日本語を選択していると周りに話すと「変人」扱いされたそうです。世界的には日本でしか通じないマイナー言語ですものね。

けど、日本語は噛めば噛むほど奥の深い味わいがあるスルメのような言語でもあると思うんです。できるようになればなるほど深い言語。

今日来日したばかりのミャンマーの学生と、その学生の名前のカタカナ表記と発音について話しました。

ミャンマー語の発音は日本人にはとーっても難しく、日本語にはない発音もたくさんあるし、聞き取りにくいのです。それで、彼女が書くカタカナの名前とその発音と本当の名前の発音とが一致しないのです。どういうことかというと、例えば、

学生が書く自分の名前が ナェー だとして、学生がそれを発音すると日本人には ニー に聞こえる。

「私の名前はナェー(ニーにしか聞こえない)と書きます」

「(カタカナを書いて)ニーじゃないの?」

「ナェーです(ニーにしか聞こえない)」

この繰り返しで、話が平行線…。

他の国でもそうですが、そもそも日本語にない音などの場合、何か似ている近い発音の音で代用して書くことが多いです。

ちなみに、ミャンマー人の名前は苗字がなく名前のみです。それで、大学の願書や試験の申し込みなど、無理に分けて書いたりしています。ネット出願など記入しないと先に進めないケースもあるので。

自分の名前ですから、本人が言う通りで良いと思うとし、本人が気持ちの良い形にすればいいと思うのですが、「日本人にはその発音はニーにしか聞こえないよ」と言うと、学生は「えっ、そうなんですか?」とちょっとびっくりしていました。

他にも今いる学生だと、ベンガル語、ベトナム語、シンハラ語…など色々と未知だし私にとっては発音が難しい言語がたくさんあります。韓国語の母音や子音も日本より多いけど、ベトナム語なんかは「アが3つ、イが2つ、ウが2つ、エが2つ、オが3つ」あるそうです。

そんなこんなを知る中で、世界で1番難しいともあまり思わなくなったのでした。

どの言葉も難しさや面白さがあるものですよね。結局はその言語に対する前向きな姿勢や熱量が上達度合いを決める気がします。(自分への外国語学習への自戒も込めて)

今年も英語と韓国語のハイブリッドを目指します!


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