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#14|2023年の振り返りと2024年の抱負 〜拠点をつくります〜

新年、明けましておめでとうございます。
365WORKSのフジイです。

2024年は、なかなか衝撃的な年明けになりましたね。

そんな正月を過ごし、自分の『出番』について考えることが多い年末年始でした。

自分の出番はいつなのか、今の役割はなんなのか「2023年の振り返り」と「2024年の抱負」の目線で書き残しておきます。

まず2024年は地震や事故など衝撃的な年明けになり、
みなさんそれぞれ思うことのあるお正月になったのではないでしょうか?

個人的には、西日本に住んでいた関係で、
ありがたいことに影響はなく不安のない生活を送れています。

しかしニュースやSNSで見るさまざまな状況に、
支援や応援など自分には今何ができるか悶々とする日々。

そして家族もいる僕からすると
物理的に何か行動をすることも気軽にはできません。

被災地から遠く、詳しい状況や情報がなかなか入ってないことも要因の一つかもしれません。

そんな中で本当に必要な行動が何か見極めるのは至難の業。

しかし悶々としていてもダメで、
支援や応援に対してやるべきことは「出番を待つ」ことに。

その分、自分のやるべきことをやり、
具体的に必要とされる出番を待ち
その時が来たら全力でやれることをやる。

では今現在の出番はなんなのか?
それを2023年の振り返りと転機から考えてみました。

2023年の振り返り 〜賃貸物件をつくった〜

まず2023年は関わって頂いた皆さんのお陰で今年は夢が一つ叶いました。

それが賃貸物件をつくり、念願の『物件取得と大家デビュー』

福岡・田川の賃貸物件

10年間続けたインテリア・設計・デザインの仕事の先に
“不動産”と“空き家再生”の道を見出し、培ったリノベーションのスキルを活かすことを決心。

運よく身内から空き家を管理を任せてもらうことになり物件を取得し、
3月に福岡・田川で空き家を再生し、賃貸物件を作ることができました。

投資金額を抑えるために
自分自身で設計・デザインを行い、施工も9割セルフビルドで行っています。

10月には無事、入居していただき賃貸物件の運用もスタートしました。

2023年の転機 〜リビセンのスクールに参加〜


2023年の一番の転機は、
『リビセンみたいなおみせやるぞスクール』に参加したこと。

元々は2月に親戚であり、ともに家づくりをした馬場健太氏から
ふんわりと「リビルディングセンター福岡みたいなのを作りたい」と打診されていました。

地方の家づくりがは、未だ新築信仰とスクラップアンドビルド文化が根強く、
まだまだ使える資源がどんどん捨てられ廃棄される現状。

そこにお互い強い問題意識を持っていたことから、計画を練ることに。

さらにお互い、時間を経た素材や家具、スタンダードなデザインが好みで、
ホームセンター・パーツショップに入り浸るという共通点もありました。

そんな折に立てた計画はこのようなモノ。

◯当初の計画
・地域の余った資源(古材や古道具)を集め
 ↓
・それらの資源を集めた家づくりに役立つ“建材のリサイクルショップ”を作り
 ↓
・地方の残された資源を再循環させる
 ↓
・そこを空き家相談・収集の窓口とても活用し、賃貸物件を増やしていく

そんなこと考えているタイミングで
まさかのReBuilding Center Japan本家が、
「リビセンみたいなおみせやるぞスクール」というノウハウや経験をレクチャーしてくれる機会を開いてくれることに。

とんでもないベストタイミング。
まさに渡りに船!

ちょうど1軒目の空き家再生のあとで、
今後の“不動産”と“空き家再生”の事業をどう進めるか悩んでいたタイミングだったこともあり、馬場氏との参加を決めました。


▼参加した直後に熱を込めた記事はコチラ


このスクールに参加して得たことは、

・日本中に同じ想いをもった人がいること。
・先行者有利やビジネス的競合を気にすることは無意味で、全国網羅的に広まる必要があること

構想当初、リビセンと同じことやってもいいのか?と考えていました。

それは野暮な心配で、逆に日本全国でムーブメントとして広めていくべき動きでした。

これが気づけたことが一番の転機となることに。

直接的に日本の空き家問題という社会問題を解決にも繋がります。

その気づきから漠然としていた「リビルディングセンター福岡計画」は、
一気に形を成すことに。

では具体的に2024年はどのような活動をするのか?

2024年の抱負 〜拠点をつくります〜

ビジネスモデル案


2023年の気づきを踏まえて、見つけた自分の出番は、
「古材・古道具のレスキューとお店」となる拠点を2024年中に始めること。

場所は1軒目の空き家再生をした福岡県田川。
大きな倉庫を間借りしてスモールスタートをする予定しています。

開店するのは月に1週間のみ。
月のうち、ある週の日曜から土曜までという特殊な開店日にします。
これは自分達との本拠地と本業とのバランスを考えてのこと。

そして大まかな概要はこのような感じです。

⚪︎ 施設概要
「建築建材のリサイクルショップ」
「地域の空き家・リノベーションの相談窓口」

⚪︎ なぜ建築建材のリサイクルショップなのか?
・世の中に見捨てられた空き家や建材に価値を見出し、もう一度世の中へ送り出し、次の世代へ繋ぐ
・「空き家の所有に困る人」と「感じのいい住宅を求める人」の架け橋に

⚪︎ コンセプト
「地域資源のリレー」

⚪︎ 取り組み
・レスキュー(地域に眠っている空き家や解体される建物からまだ使える古材や古道具を回収)
・古材を使って空き家を再生し、再販や賃貸物件として再流通
・古材と古道具とカフェ

⚪︎ おみせのイメージ
・古材や古道具も置いているホームセンター、パーツショップ
・誰でも(一般の方、業者)入れる開かれた材木屋
・月に1週間しか開かない限定の店舗

お店とも倉庫とも事務所とも言えず、
材木屋でも古道具屋でも建築事務所でもないような施設。

それが今のところ「リビセンみたいなおみせ」としか自分達の中で表現できません。

自分たちの理念や想い、バックボーンからたどり着いたスタートに、
たまたまリビセンという先人がいて、後を追う形になりました。

しかしリビセンとはいえ拠点の諏訪周辺から活動の限界エリアがあります。

そこで僕たちが「福岡エリアは任せろ!」と旗をあげ、お互い助け合いながら活動をしていくことを決心しました。

この拠点を2024年のなるべく早い時期にオープンします。

そこでは世の中に残された資源を集め次の世代へとリレーし
地域の空き家や家づくりの相談窓口になる拠点とし、空き家再生を進めていきます。

これが2024年の抱負であり、今年の僕の出番です!

ヘッダー画像は候補の倉庫物件でした

改めて2023年は、33歳の今の自分がもつ興味や能力を活かす場所がちゃんと見つかったいい年でした。

2024年は具体的な行動指針を持って活動的できそうです。

これから色々と教えを乞うこと、協力をお願いすること
多々あると思いますが、温かく接していただけると嬉しいです。

どうぞ本年もよろしくお願いします。


フジイ トモキ / 365 WORKS・代表
(@365_works )

「家をつくる、日々をつくる」を コンセプトに
住宅リノベーションを デザイン・セルフビルドを行う
「365 WORKS」代表。

1990年岡山生まれ。
大阪モード学園インテリア学科卒業後、設計事務所、東京で工務店、ライフスタイルショップを経て独立。

現在は広島を拠点に住宅リノベーションのデザイン・設計・セルフビルドをしています。
福岡県田川市にて空き家をリノベし戸建賃貸物件を運営中。
proshirout(プロシロウト)というグループで「立ち飲みイベント」や「ラジオ」をDIYで企画制作をしています。

主なお仕事
・住宅のリノベーション
・家具の製作
・DIYの相談、手助け

▶︎Blog:Magazine 365
▶︎Instagram : @365_works
▶︎Twitter : @fujii365
▶︎Facebook : Tomoki Fujii
▶︎Pinterest : @fjtomoki
▶︎note : Magzine 365

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