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[八つ岩+日御碕神社+廣田神社] 水雷神 八大龍神と出会う日

仮に辿り着けない土地があれば、その土地へ行く前に訪れておくべき場所があるようです。そういった先に訪れておくべき場所の情報は辿り着けなかった日以降に、目の前にメッセージとして現れ始めてきますので、辿り着けなかったことを考えるのではなく、その後のお導きメッセージに気を付けてください。
先に行くべき場所へ行った後に、辿り着けなかった場所へ行くと、「なるほど、そういう意味か・・・」と事前に行くべき土地の意味と、その後に訪れることが出来た土地、そして自分自身がなぜその土地へ行きたかったのかの理由が全て、シンクロされて現れてきます。
これも現世を生きる醍醐味の一つかなと、全てのご縁に感謝しつつ、次に導かれる土地を楽しみにしながら日々、生きています。



八つ岩(やついわ) ー 奈良県天理市石上町

石上神宮の奥の宮として崇められる八の岩は布留川の源流に鎮座しており、その昔、出雲国の村人を苦しめているという八岐大蛇を須佐之男命が退治したところ、八つに切断した体に八頭がとりつき、八つの小さなヘビと化して天へ昇ったという。その後、八つのヘビは雨乞いの水雷神、すなわち八大龍神となり、八つ岩は八大龍神の磐座として祀られるようになったと言われている。

石上神宮 奥の宮
八つ岩
八つ岩
八つ岩
八つ岩
八つ岩
八つ岩
八つ岩
八つ岩

また天武天皇の御代、布留邑智(ふるのおち)という神主の夢に八つの龍が神剣 天叢雲剣(あめのむらくも)に寄り添い、出雲から布留川の奥の山の中に飛び落ちたというお告げがあり、翌朝その地に行ってみると岩に神剣が刺さり、八体の岩にはじけて、その八つの岩が八つ岩とも言われている。

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私にとっての八つ岩の地は辿り着けない土地として一度は断念したものの、その後、訪れるところに八大龍神が現れるため、八つ岩からのお導きのメッセージとして受け止めて、再チャレンジをしてみたところ、やはり道に迷い、八つ岩には辿り着けず、立往生していると、たまたま草刈りをしている地元の方を見かけたため、まずは車が通れそうな大きな通りを教えてもらい、再度落ち着いてカーナビを眺めながら車を走らせていくと、それらしき目印にしていた鉄塔が見えてきました。他方、目印にしていた鉄塔の近くにはガードレールがあり、そのガードレールに「八つ岩」の文字が書かれているはずでしたが、車を止めた場所にはその文字が見つかりませんでした。地図による10分ほど歩いたところに目的の鉄塔がありそうでしたので、歩いて目印にしていた鉄塔まで行ってみることにしました。

アスファルトの道を10分ほど歩いていくと、目印にしていた鉄塔と、ガードレールには「八つ岩」の目印が見えてきました。

鉄塔の前にあるガードレールには「八つ岩」の文字が書かれている
「八つ岩」の文字が書かれているガードレール
少し歩くと2つ目の「八つ岩」の看板がある

八つ岩までの道のりは然程険しくなく、きれいに整備がされている山道でした。道中には獣の足跡が見られたため、獣除けのために、弘法大師の金剛鈴を身体につけて歩いていきました。

八つ岩までの山道
八つ岩までの山道
八つ岩までの山道
八つ岩までの山道

八つ岩までの道のりには大きな磐座があり、特にこの磐座群は1列に行儀よく並んでいるため、喉から下へのチャクラのようです。岩の列に並び、自分自身を第一チャクラにして、磐座からのエネルギーと自分自身のチャクラをリンクさせてください。大きく空気を吸って、吐いての深呼吸を繰り返し行うと良いです。

もう少しで八つ岩というところで、崩れた崖があります。崖には丸太の足場がかけてあり、少し木が柔らかくなっているため、焦らずにゆっくりと歩いて渡りました。
この時、どこからともなく蜂のようなアブのような虫が「ブーン」と飛んできて、私の心臓の前で飛んでいたかと思うと、「危ないから気を付けて、落ち着いて、焦らずに渡ること」と言われ、どこかへ飛んで行ってしまいました。そういえば、三輪山の古代祭祀へ行った際にも、足元に蜂のような虫がまとわりついてきて、「足元に気を付けて」と言われたことを思い出しました
八つ岩でも山神様の眷属がやってきて、ドキドキしている私を励まして、難所での乗り切り方をアドバイスをくださったようでした。

崖崩れの上に丸太橋がかかっている

最後の道はロープがはってある急斜面の山肌をのぼっていくいきます。

山肌の階段
ロープ

八つ岩は古代祭祀が行われていた場所とも言われており、そのエネルギーの強さは体を軽くさせるほどで、帰り道は走って帰ろうかと思えるほどに体にはエネルギーでいっぱいでした。
また帰り道を歩いていると、歩いている地面とは逆さまに道があることに気が付きました。イメージとしては下記のような感じです。

逆さに走る別次元の八つ岩までの山道

同じ道であっても別の道がこの山には通っており、異次元の世界へのアクセスポイントとも言えます。

八つ岩までの山道

辿り着かない場所には、辿り着かない理由があり、そして辿り着かない且つ、ご縁のある場所は日々の生活を通して度々、辿り着かない場所にまつわる事象が現れてきます。私の場合、桃尾の滝から始まり、八大龍神が現れるようになったかと思うと、八つ岩へ辿り着け、全ては水雷神である龍神さんにシンクロしていたようです。龍神様とのご縁を大切に、様々な流れや変化を起こしながら、天地を自由に動きまわり、色んな経験をしていきたいと思います。


日御碕神社(ひのみさきじんじゃ) ー 島根県出雲市大社町日御碕

伊勢神宮が日本の昼を守る神社である一方、日御碕神社は日本の夜を守る神社として、神社の下の宮を日沈宮(ひしずみのみや)と呼び、天照大神が祀られ、上の宮 神の宮(かんのみや)には須佐之男命が祀られており、両本社を総称して日御碕神社と呼ぶ。

神の宮(かんのみや)
素盞嶋尊が祀られる 上の宮
日沉宮(ひしずみのみや)
天照大御神が祀られる 下の宮

須佐之男命の五世の孫 天葺根命(あめのふきねのみこと)が須佐之男命の神魂の鎮まる土地として斎き祀ったのが日御碕の現社地背後の隠ヶ丘(かくれがおか)であり、また天照大神が日御碕神社に祀られる以前に鎮座されていたという経島(ふみしま)は日御碕神社の西方約100m沖の海上にある無人島であり、神職以外の立入りは一切禁止されており、年1回の8月7日の例祭の時のみ、神職だけがその経島に舟で渡り、祭事を行う。

日沉宮(ひしずみのみや)
天照大御神が祀られる 下の宮

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数か月前にあった地震の揺れで、壁に掛けてあった日御碕神社で授与された絵馬が落ちかけて、その下の絵馬にぶら下がったことがきっかけで再度、日御碕神社を訪れてみることにしました。

その絵馬自体は随分と前に購入したもので、絵馬にはどこの神社で授与されたのかが刻印されておらず、経島のような文字が書かれていたため、日御碕神社のものと判明しました。

楼門

訪れた日は正に夕日が美しく、西には根堅州国があるところと忌み嫌われがちですが、その落ちが日が翌日返ってくる、すなわち復活を意味するところとして大切に祀られてきた時代背景が伺われ、物事には始まりがあり、終わりがあるけれども、その終わりは次の始まりとなるといった意味で、落ちてゆく夕日はとても美しく、清々しささえ感じるものでした。


廣田神社(ひろたじんじゃ) ー 兵庫県西宮市大社町

神功皇后が三韓征伐より凱旋する途中、難波の港で船が動かなくなったため西宮の港に入ったところ、御祭神の天照大御神荒御魂(あまてらすおおみかみあらみたま)より荒魂を広田国に祀ると無事、大和の国へ帰還できるとのお告げがあり、天照大御神荒御魂の荒魂を祀ったことが起源とされる。

廣田神社
廣田神社 神門
廣田神社 神門
拝殿  天照大神荒魂(中央)
第一脇殿 住吉大神、第二脇殿 八幡大神(本殿から見て左)
第三脇殿 武御名方大神、第四脇殿 高皇産霊神(本殿から見て右)

六甲山全山は廣田神社の社領であったとされ、六甲山神社(むこやまじんじゃ)と六甲比命大善神社(ろっこうひめだいぜんじんじゃ)はかつての廣田神社の奥宮とされてる。
神功皇后に深く関係する住吉三神(大阪)や御子である応神天皇 八幡神(九州)が左にたたずみ、右には諏訪大社御祭神である武御名方大神(出雲)が祀られており、更には天照大御神と一緒になり、国土の平定を行った高御産巣日神が祀られていることより、大和朝廷にとっての廣田は国内外との交易へ大きな役割をもっていたと言える。

御神水

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境内には強い男性のエネルギーが流れており、拝殿へ向かう道では本殿や拝殿の神々から見られているイメージを受けます。神功皇后は直接的に祀られてはいませんが、天照大御神の荒魂として存在しているようです。

廣田神社へ導かれる人は荒魂であるカルマの浄化を行うとともに、過去世からのしがらみを切る、そして自己の魂を鎮めることで、更なる新しい活力を産み出すための慰霊鎮魂を行う土地と言えます。

本殿への参道を歩きながら、これから起こってくるだろうカルマの解消を願い、またそのカルマを落とすためには魂を鎮めることが前提となるため、そういった意味では境内をゆっくりと散歩しながら、廣田神社にある力強いエネルギーをいただけたことに感謝しました。


私たちは高次である宇宙へつながればつながるほど、よりパワフルな引き寄せの法則を体現することができ、ひいては物事を動かすために必要なエネルギーを養います。そのエネルギーをつかみ取るためにも、中今(なかいま)を生きることです。中今とは過去を振り返らず、未来へ望みを託すこともなく、今に向き合い、今を全力で生きることです。高次へつながることは容易いことではありませんが、成し遂げた先には必ず、浄土があります。常に中心は私であり、あなたです。

今を大切にお過ごしください。



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