さて、これで100本一区切り。最後は小西康陽かCaptain Funkの仕事にしようとおもっていたので、一番最後にふさわしそうなこれで。坂井泉水はもちろんZardの人。これはもともとZardのアルバムの初回限定のおまけ8㎝CD用に作られた曲で、アナログ盤はプロモ用に作られたものだが、人気で結局、一般発売でも限定生産されたという代物。プレゼント用ゆえか、ゲートフォールド仕様という無駄な豪華さも最高。曲はタイトル通り「君の瞳に恋してる」のカバー。ジャケが実はこの曲の構成要素を全部表しているのだが、当時の小西（というか、ピチカートの）パブリックイメージなジャジィで豪華なブレイクビーツに、有名なコーラスは子供声、さらにCobaのアコーディオンが縦横無尽にうなりまくる素晴らしくハッピーなビッグビートチューン。坂井の声もこの曲と相性が良く、たぶん、世界で最もクオリティの高いカバーの一つ。この盤を企画した人、正直、すごいセンスだと思う。今も明け方に聞きたくなる一曲。

収録

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Izumi Sakai, Yasuharu Konishi ‎– Can't Take My Eyes Off Of You