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~強みの掛け算~【インテルvsレバークーゼン】マッチレポート[ELラウンド8]

まえがき

結果は2-1でインテルの勝利。

塩試合ではあったが、個人的には、インテルについての理解を深められた試合だったので良かった。

ハイライト(DAZN)⤵                https://www.dazn.com/ja-JP/home/afq5oa6adfo1py59rxgh2clln

この記事では、両チームそれぞれに対して感じた印象の中で、最も強く残った2項目を紹介していく。

【レバークーゼンのポゼッションサッカーの問題点】

その問題点とは…

ポジショニングが後ろ偏重であること。結果として…         ⇨ゾーン3への侵入に苦戦し中々チャンスを作れない

という状態になってしまっていることだ。*画像18:01*

後ろ偏重なポジショニングの改善は、得点力UPに直結するので、是が非でも改善したい問題といえる。

<後ろ偏重になってしまう原因>

その原因とは…

⇨ポジショニングが流動的すぎること

だと考えた。

レバークーゼンのポジショニングは、ハフェルツを筆頭に、非常に流動的である。

要するに、"各ポジションごとの役割が不明瞭"であるということ。

それによって、チーム全体を考えた時に、適切なポジショニングが出来ないという状況が生まれている。

だから個人的には「現在、監督・コーチ陣が選手たちに与えている"自由"を少し減らし、各ポジションごとにタスクを振り分け、それらを徹底させるべきなのではないか?」と考える。

【インテルのショートカウンターでの十八番パターン】

この試合でインテルが獲った2得点は、共通して、以下の攻撃パターンを用いた打開から生まれた得点だった。

<十八番のパターン>

画像1

画像2

ヤングがボールを持った際、ラウタロが外側へダイアゴナルラン

そのランニングは、相手CB間のスペースを広げて、ルカクへのパスコースを作る

生まれたパスコースを通して(主にグラウンダー)、ルカクが相手を背負ってボールを受け、反転してシュート!!

ルカクなら、相手を背負ってしまえば、1対1の勝負で負けることはほとんどないため、非常に高い確率でビックチャンスになる。

"ルカクのフィジカル"

"ヤングの上がるタイミングとコース"

"ラウタロの的確なダイアゴナルラン"

1つ1つが素晴らしいプレーであり、それらが掛け合わさることで、超強力な攻撃パターンを生み出している。

個人的には、ユナイテッドで冷遇されていたルカクとヤングが輝いているのがすごく嬉しい。(←グーナーなので)

あとがき

上で説明した攻撃パターンがある以上、インテルに対して4バックで挑むのは愚策である。

4バックにするならば、CB間のケアをアンカーが徹底して行う必要がある。

レバークーゼンは、4バックを選び、アンカーがCB間をケアするシーンもなかったので、『準備不足だった』と言わざるを得ない。

ポジショニング面といい、準備不足といい、ペテル・ボスへの不信感を抱いてしまった。

逆に、コンテの整備は流石だなぁと見る度に感じている。

来シーズンも何処かで指揮をとっているコンテを見たいです。





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