望月

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望月

九州出身関西在住2児の母。 育児日記や読書記録など気ままに更新中。 Instagram⇒https://www.instagram.com/mizuki.dokusyo

マガジン

  • 読書記録

    『最低でも毎月一冊読書記録を書く』ことを目標に更新中。

最近の記事

「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」書評 緻密な取材から明らかになる硫黄島の真実

第二次大戦の激戦地、硫黄島には未だに一万人の日本兵の遺骨が取り残されている。 一般人の上陸が制限されている硫黄島に、遺骨収集団員として4回上陸した著者は、北海道新聞の記者だ。また、硫黄島から送信された最後の電報を受けた父島の兵士の孫でもある。 硫黄島で戦死した日本兵は二万人。その内、遺骨が見つかっているのは一万人だけで、残りの一万人は戦後70年を過ぎても見つかっていない。 なぜ、見つからないのか。その謎を解き明かすべく、著者が取った行動には、父島兵士の孫として、新聞記者

    • 「そして、バトンは渡された」書評 引き継がれる無償の愛

      2019年本屋大賞受賞作で映画化もされているベストセラー。 主人公の高校生の優子は、「森宮さん」と呼んでいる父親と同居している。 「森宮さん」が張り切って作る手料理に、感謝しつつも、本当は朝からカツ丼は食べたくない、とは言えない優子。 それもそのはずで、森宮と優子の間に血縁関係はなく、優子が高校生になってから一緒に暮らしている。 優子の産みの母は幼い頃に他界し、血のつながった父は海外赴任。父親の再婚相手の梨花に引き取られ、梨花の離婚、再婚、再々婚によって、家族構成が7回

      • 「SHOE DOG」書評 ナイキを創った男から垣間見る経営者のリアル

        ナイキの創業者の自伝と言われれば、華々しい成功体験であったり、確固とした経営理念が語られているのだろうと期待する。 しかし、それは見事に裏切られる。この本から読み解けるのは、オニツカの靴に魅了され、靴を愛し靴にすべてを捧げる男のドラマだ。 ナイキの前身である、ブルーリボン社は1962年にフィル氏がオニツカと販売代理店契約を結ぶところからスタートする。 アメリカ人のほとんどが飛行機に乗ったことがない時代に、ほんの20年前まで敵国だった日本へ赴き、自ら神戸のオニツカ本社で交

        • 【読書記録】さいはての彼女 原田マハ

          原田マハさんの短編小説です🏍✨ 原田マハさんの作品でいつもの思うのが、タイトルがいいなと😳 今回も、読む前は「さいはて?」と思いましたが、読んでから納得でした👏✨ この本の中でも、私は「冬のクレーン」が好きでした☺ クレーンがツルに繋がると言うのも素敵だったし、仕事で少し傲慢になってしまっていた主人公を見て、身につまされるような思いで読んでいました。 ちょっと泣きそうになる場面もありつつも、ハーレーが風を切って駆け抜けていくような爽快感がある物語でした🏍✨ ちょっと心

        「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」書評 緻密な取材から明らかになる硫黄島の真実

        • 「そして、バトンは渡された」書評 引き継がれる無償の愛

        • 「SHOE DOG」書評 ナイキを創った男から垣間見る経営者のリアル

        • 【読書記録】さいはての彼女 原田マハ

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          109本

        記事

          【読書記録】書く瞑想 1日15分紙に書き出すと頭と心が整理される

          書くことで自分を俯瞰し、頭の中を整理して行動の目的をはっきりさせようという内容☺ 書く→内省する→行動するのサイクルを、毎日記録し、月に一度振り返りまとめる。 デイリーとマンスリーで書くことを続けて行くと、自分の行動にも変化が現れるようになるという内容です📕 続けることが大事なんだなぁと感じました😳 また、目標の見える化、気持ちを俯瞰してみることも大切で、それをするには書くことが一番適していると思いました👍 毎日少しずつでも続けていきたいですね😊

          【読書記録】書く瞑想 1日15分紙に書き出すと頭と心が整理される

          【読書記録】ストーリーで語る

          コンテンツの作り方について、とても参考になる本でした😊 主にTwitter でのコンテンツ作りについて説明されているのですが、どのように自分を表現するかが重要だなと感じました🤔 また、ストーリーテリングというのを初めて知ったのですが、とても勉強になりました。 ・受け手のための「物語」がストーリー ・語り手のための「物語り」がナラティブ ナラティブが自分主体であるのに対して、ストーリーはその話に登場する人物が主体。 ストーリーテリングは、企業のコンセプトや商品PRにも有

          【読書記録】ストーリーで語る

          【読書記録】40歳の壁をスルッと越える人生戦略

          人生の折り返し地点でもある40歳。 残りの人生をどう生きるか、それを考えるタイミングが40歳の壁なんだろうなと思いました🤔 40歳だと会社での立ち位置や、家庭のことなど、ある程度決まってしまっている人も多いと思います。 私も、今のままでいいのかな?と自問自答することが最近多いので、この本に出会えてよかったです😳 経済的な豊かさも大事だけど、お金のために毎日くたくたになって、QOLが下がってしまうと、何のために生きているんだろう?となってしまう。 仕事と家庭、お金と自由

          【読書記録】40歳の壁をスルッと越える人生戦略

          【読書記録】あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問

          死を意識することで、今日1日を大事にできるようになるという内容の本です😊✨ 私の好きな言葉に「Carpe diem(カルペ・ディエム)」、「一日を摘め」というラテン語があるのですが、この本で紹介されている「memento mori(メメント・モリ)」、「死を想え」はすごく似ているなと感じました😳 どちらも、ざっくりまとめると「今日1日を楽しめ」という意味になるのですが、メメント・モリは「(いつか死ぬのだから)今日を大切にしなさい」という意味なので、対義語のようでもあります

          【読書記録】あした死ぬかもよ?人生最後の日に笑って死ねる27の質問

          【読書記録】AI分析でわかったトップ5%社員の習慣

          人事評価で「上位5%」の社員は、その他の95%の社員と何が違うのかを分析した本😳 インプット・アウトプットの方法、思考法、コミュニケーションなど、幅広く分析されていてとても面白かったです👏 中でも印象的だったのが、「ダ行の代わりにサ行を使う」です😳 早速実践したいと思いました👍 「〜だと思います」って、よく言っているような気がする😂 今日からは、「〜かと思われます」でいきます✨ できる社員の習慣を真似して、自分も少しでも近付けるように努力しようと思える本です😊

          【読書記録】AI分析でわかったトップ5%社員の習慣

          【読書記録】大人の週末起業

          本業・趣味・経験・成功体験などを活かして副業を始めようという内容の本😊 本業の知識を活かしてコンサルの仕事を始める方法などが紹介されています💡 確かに、手っ取り早くていい方法だと思いました👍 意外と自分の持っている知識は、ブルーオーシャンになり得るようなものなのかもしれないし、珍しい経験をしたことがある人もそう。 海外暮らしや田舎に移住した体験などをYouTubeで発信している人などは、まさにそれですよね😳 物は考えようで、今、自分の持っているものをいかにビジネスに

          【読書記録】大人の週末起業

          【読書記録】ものの見方が変わる 座右の寓話

          世界各国の寓話を77個、解説付きで紹介している本☺ 寓話とは、教訓や真理を伝えるお話のこと💡 この本では、古今東西、色んな寓話が紹介されているので、勉強になりました😊 特に印象に残ったのが、『Q:次の2つから生きたい人生を選びなさい』(タル・ベン・シャワー著)から引用の「双子の運命」でした👏 「何に対して何を思うか」は、人それぞれだけど良くないことでもポジティブにとらえられるようになりたいと思いました😊 とても、良い本ですが、寓話の出典を最後にまとめて載せているのが少

          【読書記録】ものの見方が変わる 座右の寓話

          【読書記録】うまくいっている人の考え方

          自尊心をどう高めるか、というテーマの本😊✨ 自尊心が低いことで起こる弊害は大きく、成長の過程で自尊心が育たなかったとしても、自分の気持の持ちようで、自尊心を高めることは可能、という内容📚 まさにその通りで、育った環境のせいで自尊心が育たなかったと言い続けていても、自尊心は高くならない。 負の連鎖から逃れたいなら、自分でその鎖を断ち切るために思考を変えないといけない。 自転車と同じで、漕ぎ出すときは力が必要だけど、漕ぎ始めれば上手く前に進めるようになるんだと思います😊✨

          【読書記録】うまくいっている人の考え方

          【読書記録】世界の一流は「雑談」で何を話しているのか

          ポーランド出身で日本で長く仕事をしている、ピョートル・フェリクス・グジバチさんの著書😊 日本と欧米のビジネスマンの雑談を比較している内容で、とても面白い内容でした✨ この本の中にあった、「雑談が苦手と感じている人の多くは、「目的のない会話」が不得意な人たちです。」の一文に激しく同意でした👏 「海外の一流ビジネスマンは、「CtoC」の関係を「BtoB」につなげることをイメージしながら、ライフタイムバリューを高めるための雑談をしています。」と書かれていましたが、これが核心だ

          【読書記録】世界の一流は「雑談」で何を話しているのか

          【読書記録】反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

          仏教の考えをもとに、苦しみを生んでいる考えを手放そう、という内容の本です😊 私は割りと過去を引きずるタイプなので、とても参考になりました✨ 雑念を手放すロジックがわかりやすく解説されています。 目に見えるもの、聞こえるものだけに囚われるな。目に見えないものに惑わされるな。そう言われているような気がしました😊

          【読書記録】反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

          【読書記録】男子観察録

          「テルマエ・ロマエ」の作者、ヤマザキマリさんの本です☺️ ヤマザキマリさんのことを何も知らずに読んだのですが、テンポよくて読みやすいのと、すごくバイタリティを感じる文章だなと感じました。 読み終えてから、ヤマザキマリさんについて調べたのですが、生き方もすごくアグレッシブなので、それが文章にも出ているように感じました☺️ 本書で紹介されている益荒男はローマのハドリアヌス帝から、中村勘三郎、自身が留学時代にお世話になったイタリアの紳士、トムとジェリーのトムなど、とにかく振れ幅

          【読書記録】男子観察録

          【読書記録】わいるどらいふっ!身近な生きもの観察図鑑

          4コマ漫画で読みやすく、面白い本でした😊 身近な生き物たちの儚くもたくましい生態がコミカルに描かれていて、絵も可愛いのでほっこりです😊 でも、やっぱり自然界の厳しさや生き物の命の儚さもしっかりと伝わる内容なので、とても勉強になりました🙏

          【読書記録】わいるどらいふっ!身近な生きもの観察図鑑