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創作活動は“熱”が冷めてきた頃が正念場

 なにごとにも熱心で夢中になっているときは、如何なる苦労も厭わない。

 創作活動だって、「やりたい」からやっている時期は、書く事に夢中になり眠気も吹っ飛ぶ。
 アドレナリンが放出しているのか、肉体的にも苦痛には感じない。
 気持ちの面でも高揚しているし、前向きで、くよくよ小さいことに思い悩まない。

 精神的にも肉体的にも上昇志向で、イケイケな時期。

 特に創作活動駆け出し時期は今まで温存していたエネルギーを爆発させるかのごとく、自然と筆が走るので、苦労せず書ける。何故だか、勝手に書けてしまう。

 でも、そんなイケイケでアドレナリン放出中の時期は長くは続かない。

 明らかに、心と体のバランスがおかしいからである。実生活よりも多くのエネルギーを必要とする。人間である限りエネルギーは無尽蔵ではない。
 最初のスタートダッシュで発揮される馬力にも限りがある。

 絶妙なタイミングで上手に補給していかないと、いつかは力尽きてしまう。

 そこからの創作活動がわたしは勝負どきだと思っている。

 人生は長い。
 創作活動の期間に期限を設けているなら別だけど、「人生をかけて何かひとつでも為し得たらいいな」と思っているわたしにとっては、100m走のように駆け抜けるものではない。人生まるごとを使って計画してもいいくらいだ。

 自分の実生活も安定させながら、創作活動をする。
 起きたら顔を洗い、ご飯を食べたらを磨くように、生活の中に組み込んでいければ、「燃え尽き症候群でしばらくお休み」という状況を回避できるのではないだろうか。

 一度止まってしまうと、スムーズに再起するのは難しい。

 本格的に小説を書き始めた2019年末。
 1年くらいでエネルギーが尽えてしまい、2020年から「いまひとつ」と創作活動を楽しめずにいる。
 自問自答、苦悶しながら、こうやって文章を書いている。
 書く事でしか、見えてこない何かがあると思っているから、答えを掴みたくて、今日も書いている。

 自分の生活の中で、“自然に息をするように”小説を書けるように模索する。

 まずは限られた時間でも掛ける短文小説から。
 お盆休みを使って、思いついたことを短時間で質の高い文章に仕上げる訓練をしていきたい。


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