沖縄のひなまつりについて それはサニツ
今日は、日本はひなまつりです。さっき気づいた。
でもさー、新暦じゃんねー、ということで、琉球弧のひなまつりについて書いてみようと思う。
さて、まずは、wiki先生です。
浜下りは、沖縄県や鹿児島県の奄美群島で旧暦3月3日に行われる伝統行事である。沖縄本島ではハマウリ、ハマオリ[1]、宮古諸島ではサニツ、八重山諸島ではサニズ[2]、徳之島や奄美大島ではハマウリと呼ばれる。
さすがです。wiki先生。
と、いうことは、最近旧暦の正月が終わったばかりなので、琉球弧ではまだまだなのだよ、ひなまつり。
そして、ひなまつりとも、浜下りとも言わないのである!サニツだよ、サニツ!ツグスでもなければ、ツダニでもない(ここは、宮古ネイティブスピーカーのみなさま、大爆笑してくれると信じてます。超ローカルギャグ)
私がはっきり覚えているサニツは、多分、普通に寒くなかった。
と、いうわけで、いつでしょう!
今年はなんと、じゃじゃーん(というほどのことではない)
4月18日です!はい!
で、面白いことに気がついた。今更か、おい、というツッコミはなしでお願いします。
土用と穀雨のあいだなのね。暖かいわけだよ!脳内イメージ。
そして、次のGWくらいにある立夏が夏の始まりなのか、そうか、そうなのか。
結論は、旧暦のひなまつり(サニツ)は、春の最後のなんだよね、ってことです。
昔の写真、引っ張り出したら、私は浜の上というより、石灰岩の上で弁当食ってました。うちの母親、そういうところだけ、ほんとにそういうところだけ、律儀な人です。
多分、私はイヤイヤ連れて行かれたにもかかわらず、弁当でテンション上がってます。
ちなみに、私があぐらをかいている理由は、石灰岩の上なので、接地面が少ないことが重要なのです。マジでトゲトゲで痛いから。
こんなんですよ、こんなん、そのうえで、弁当食わされるってどんな拷問だよ。痛いの大嫌いな私が、好んでいくとは思えない。昔も今も。
そして、サニツと言えば、サニツ浜カーニバル。
馬が砂浜を走っておりました。父がよく連れて行ってくれた。これも、もう本当に面白くなかった。でも、美しかった。
イメージはこんな感じ。
https://youtu.be/azUECRjKOMY?t=2m57s
ちなみに、これは、女子が海に行って身を清めるのです。
池澤夏樹さんの「南鳥島特別航路」にこの時の季節が書かれている。
このあたりは台風が猛威をふるう土地だから、家々は石やコンクリートでしっかりと造ってある。庭ことに警っているのは、アダンやソテツ、ギンネムなど、やはり南島の植物。映く花はハイビスカスであり、ブーゲンビリアだ。小雨に濡れた青いパパイヤの実の上をカタツムリが這っている。道に行き交う人々はみなにこにこと機嫌がよく、よそ者にも接の声を掛けてくれる。まるで、こちらが都会に就職した若い者で、サニツを機にちょっと島に戻ったかのようだ。
平良市史 - 第 7 巻 の195 ページには、こう書かれている。
大正の頃には、暗者は、サニツが近づくと、台湾人が行商で各家々をまわって売り歩いていたが、高板品が多くて、それを賈うのは一部の官める人たちであった。また、上布のある者は必ずそれを砧告に用いたが、それも、よほど桂済的に余裕のある、ごく限られた者だけであった。争くの一投のウヤーニたちは、街の呉服商からセルや銘仙などの生地を買い求め、それで暗者を仕立てるのが材一杯であった。
ネット上のコピペなので、漢字の変換がうまくいってないけど、要は大正時代もお祭りだったんですね。きれいな身なりで、行ったと思われます。
今年は娘といってこうかな。ドレス着て、笑。
海にザブザブ入るプリンセス。それも絵になるような気がする。
と、思ったら、なんといいなぁ、このニュース。
http://www.afpbb.com/articles/-/2639751
もしかしたら、サニツは女子のカーニバルかもしれないなぁ。カーニバル、カーニヴァル、ハンニバル、似てる、笑。女の人は怖い生き物なんじゃないかと最近思えてしょうがない。
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