スクリーンショット_2018-03-03_15

沖縄のひなまつりについて それはサニツ

今日は、日本はひなまつりです。さっき気づいた。
でもさー、新暦じゃんねー、ということで、琉球弧のひなまつりについて書いてみようと思う。

さて、まずは、wiki先生です。

浜下りは、沖縄県や鹿児島県の奄美群島で旧暦3月3日に行われる伝統行事である。沖縄本島ではハマウリ、ハマオリ[1]、宮古諸島ではサニツ、八重山諸島ではサニズ[2]、徳之島や奄美大島ではハマウリと呼ばれる。


さすがです。wiki先生。
と、いうことは、最近旧暦の正月が終わったばかりなので、琉球弧ではまだまだなのだよ、ひなまつり。

そして、ひなまつりとも、浜下りとも言わないのである!サニツだよ、サニツ!ツグスでもなければ、ツダニでもない(ここは、宮古ネイティブスピーカーのみなさま、大爆笑してくれると信じてます。超ローカルギャグ)

私がはっきり覚えているサニツは、多分、普通に寒くなかった。

と、いうわけで、いつでしょう!
今年はなんと、じゃじゃーん(というほどのことではない)


4月18日です!はい!

で、面白いことに気がついた。今更か、おい、というツッコミはなしでお願いします。

土用と穀雨のあいだなのね。暖かいわけだよ!脳内イメージ。

そして、次のGWくらいにある立夏が夏の始まりなのか、そうか、そうなのか。

結論は、旧暦のひなまつり(サニツ)は、春の最後のなんだよね、ってことです。

昔の写真、引っ張り出したら、私は浜の上というより、石灰岩の上で弁当食ってました。うちの母親、そういうところだけ、ほんとにそういうところだけ、律儀な人です。

多分、私はイヤイヤ連れて行かれたにもかかわらず、弁当でテンション上がってます。

ちなみに、私があぐらをかいている理由は、石灰岩の上なので、接地面が少ないことが重要なのです。マジでトゲトゲで痛いから。

こんなんですよ、こんなん、そのうえで、弁当食わされるってどんな拷問だよ。痛いの大嫌いな私が、好んでいくとは思えない。昔も今も。

そして、サニツと言えば、サニツ浜カーニバル。

馬が砂浜を走っておりました。父がよく連れて行ってくれた。これも、もう本当に面白くなかった。でも、美しかった。

イメージはこんな感じ。

https://youtu.be/azUECRjKOMY?t=2m57s

ちなみに、これは、女子が海に行って身を清めるのです。

池澤夏樹さんの「南鳥島特別航路」にこの時の季節が書かれている。

このあたりは台風が猛威をふるう土地だから、家々は石やコンクリートでしっかりと造ってある。庭ことに警っているのは、アダンやソテツ、ギンネムなど、やはり南島の植物。映く花はハイビスカスであり、ブーゲンビリアだ。小雨に濡れた青いパパイヤの実の上をカタツムリが這っている。道に行き交う人々はみなにこにこと機嫌がよく、よそ者にも接の声を掛けてくれる。まるで、こちらが都会に就職した若い者で、サニツを機にちょっと島に戻ったかのようだ。

平良市史 - 第 7 巻 の195 ページには、こう書かれている。

大正の頃には、暗者は、サニツが近づくと、台湾人が行商で各家々をまわって売り歩いていたが、高板品が多くて、それを賈うのは一部の官める人たちであった。また、上布のある者は必ずそれを砧告に用いたが、それも、よほど桂済的に余裕のある、ごく限られた者だけであった。争くの一投のウヤーニたちは、街の呉服商からセルや銘仙などの生地を買い求め、それで暗者を仕立てるのが材一杯であった。

ネット上のコピペなので、漢字の変換がうまくいってないけど、要は大正時代もお祭りだったんですね。きれいな身なりで、行ったと思われます。

今年は娘といってこうかな。ドレス着て、笑。

海にザブザブ入るプリンセス。それも絵になるような気がする。

と、思ったら、なんといいなぁ、このニュース。

http://www.afpbb.com/articles/-/2639751

もしかしたら、サニツは女子のカーニバルかもしれないなぁ。カーニバル、カーニヴァル、ハンニバル、似てる、笑。女の人は怖い生き物なんじゃないかと最近思えてしょうがない。

頂いたお金は、宮古島の歴史と文化の活動をするために使いたいと思います。