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自作ソーセージ作った話

こんにちは、ミヤと申します。
普段はモーソルというYou Tubeチャンネルでゲーム実況やらしております。
自作のソーセージを作り、せっかくなので記録に残そうと思いました。

動機

事のはじめは昨年末、実家に帰るとまぁ色々貰える貰える。
その中にちょっとええソーセージがありました。
帰宅した後、茹でてビンビンになったソーセージを食べながら思います。
ええソーセージめっちゃ旨い、と。

でもソーセージって高いんですよね。
一人暮らしをするとソーセージの高さに驚き、
シャウエッセンのクオリティの高さに驚き、
またその価格に驚きます。
でも自分で作れば高クオリティのものが安価に食べられるのでは無いか。


材料の調達

調べてみるとソーセージを作るには、
材料と道具を揃えなければなりません。
これが結構面倒。

絞り袋とソーセージ用金口、後は羊の腸。
想像できますが絞り袋にひき肉を詰めて、
ソーセージ用金口から絞り出し腸に詰める。
何だこのサイコパス料理。

絞り袋とソーセージ用金口は、ネットでセットで売ってたりしますが、意外と価格が高く2000円を超えます。
(すでに安価に食べるの難しいのでは?)
とも思わなくも無いですが買いました。

何わろとんねん。


ホイップクリームの口と袋でどうにかなりそうなもんだと思いましたが、そうも行かないみたいです。これは後々作ってみて納得はします。
次に羊の腸。当たり前ですがこういうのって何か人工物の皮とかがあるんじゃなくて、天然物を使用するんですよね。
とは言えどこで売ってるんだ羊の腸。
というか売ってるところが想像できない。


業務スーパー、食材専門店、
某コーヒーと輸入食品のワンダーショップだったり
色々見ましたが見つかりません。
広いとことかだと見落としていたりしそうですが。
なにせ売ってるところが想像できない(2回目)。

まぁ困ったときのインターネッツということで探しました。
4mで600円程度。
安いですね。いや安いか?
(これだけでシャウエッセン買えるよな?)
とも思わなくも無いですが買いました。

とは言え、絞り袋、金口、羊の腸、
これらを揃えることでソーセージ作りの準備はできました。

できてません。
肝心の中身が必要です。
4mの羊の腸に詰めるためのひき肉が必要です。
調べると2mで大体ひき肉400gを使うらしいです。
あとは調味料、香辛料等お好みで色々と。
2mのソーセージって何人分だよ。
この辺はスーパーで揃いますね。

調理開始

ということで改めて作れます。
まずは塩漬けにされていた羊の腸を水に漬けます。これをすることで塩を抜けるらしいです。あとふやかして使いやすいようにする感じですね。

水に浮く腸

白くて細長くてピラピラした見た目、
先日、目黒のとある研究博物館に行ったことを思い出しました。
お料理の話なので割愛しますが。

腸の塩抜きをしている間にひき肉400g、塩10g、砂糖15g、香辛料(今回は家にあったクミン5g)と、氷水100mLをボウルに入れます。
このボウルも更に氷水を入れたボウルの中に入れて温まらないようにしながら捏ねます。

結構冷たい。

ここまでは普通のハンバーグ、
ここからがソーセージなんです。

ひき肉は一旦放っておいて水に漬けておいた腸を金口にセットします。
これってどの作り方を紹介しているサイトでも、しれっとセットしますみたいな書き方をされてましたがめっちゃ難しい。
先端を見つけてそこを広げて金口に被せて寄せて行く感じ。

バランスよく入れないとすぐに偏ります

できました。
意外にも腸って丈夫で何かごちゃごちゃやっている間に付けることに成功。

今度は被せた腸をどんどん金口に手繰り寄せていきます。
これ場合によっては数メートル分やらなあかんのですかね。
無限とも思われる旅。

なんでこんな事するの?商品としての宿命か、長さ調整のためか、結び目が。

突如現れた結び目により僕の旅は終わりました。
これ1mも手繰り寄せたのかな。

次に絞り袋に捏ねたひき肉を詰めます。
絞り袋は綿製ですが樹脂のコーティングがされてますので、
油が染みたりすることはありません。

スポって感じ

何かシュールですね。
そして袋を絞り続けると、

にゅるん

出てきました。カルパスみてぇのが。

そして続けます。

下手にも程がある。

太さを調整しながら絞り出すの結構難しいんですね。
まぁそれなりに黙々と腸を詰めることでここまで行きました。

(あれ、結構グロい。)

詰め終えたらバルーンアートの如く、
腸詰め肉をくりくりひねっていきます。
本当は長さと統一した方が良いんでしょうが、
太さがまず統一されてないのでまぁ適当にくりくり。

そんなパンパンになってないからか、
破裂することなくひねることができます。

一度ひねったとこは元に戻らないんです。

それなりにソーセージに見えますね。大分感動。
レシピによってはそのまま焼いて食べる、
みたいなのがありましたが茹でるパターンもあったので茹でてみます。
沸騰しないまでのお湯で20分程度かき混ぜながら茹でます。

いろんなサイズ。

何かすでにパンパンでしたがいい感じに茹だります。
裂けないかドキドキです。

何か君、白くない?

灰汁が結構すごい、除いたほうが良かったのか。
ついでに余ったひき肉はハンバーグにしました。

上手に焼けました。

ハンバーグは食べてみたらソーセージの味がしました。
当たり前ですね。何か味のネタバレを食らった気分です。

規定の時間を茹でたら短いソーセージを取り出して、
ちゃんと中身まで熱が通ってるかチェックします。
もうなんか可愛いから切りたくない、
けどお腹の安全に係わることなので犠牲になってもらいます。

ちっちぇえの

いい感じに熱も通っていたように見えたので、
そのまま氷水で数分冷やして完成。
パリッとさせるのに必要な工程らしいです。

個性。

たまに見るちょっとええハーブとか使ってあるソーセージですね。
ただ違うのは中身がハーブじゃなくて気泡ってことかな。
統一感のなさが手作り感の良さを出してます。
そこからフライパンでこんがり焼いたら本当の完成。

結構すぐ焼けます。

実食

福笑いかな。

見た目は美味しそうですね。
お上品にナイフ・フォークで行きますわよ。
断面はこんな感じ。

粗挽き感がなさそうなのがわかります。

そして実食。
うーん、パリッとはいかない。もっさりとしてる。
不味くは無いけど塩分は控えめ?だったのかちょっと味は薄いです。
あとジューシーさが控えめで若干のパサパサ感。
レシピによっては背脂を入れるものもあったので、
やっぱり脂分を入れるのって大事。
今回は牛7:豚3の合いびき肉を使ったので牛が多すぎたか。

クミンを入れたのは正解でした。
入ってないとハンバーグ味のソーセージになりそうです。
よく分からない表現ですね。

あと絞り袋と金口はやっぱり専用のものを使わなければならないです。
ひき肉を絞り出すのって結構固く、
ホイップクリーム用のものとかだと軟弱過ぎて出て来ない気がします。
やはり肉はパワー。

まとめ

初めて作った割にはいい感じになった気もします。
ただ当初の目標としていた「高クオリティのものが安価に食べられる」というのが全くと言って良いほど達成できてませんね。
イニシャルコストがすごい。

味についてはアレンジの幅はかなり広そうです。
使用する香辛料や肉の割合等、油を入れたり入れなかったり。

でもまあソーセージ自作したぜという満足感と、
これからいつでも作れるぜっていう気持ちができました。
という感じで今後も気が向いたらソーセージ作ってみたいと思います。
ごちそうさま、ありがとうございます。


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