ものがわかるということ


著書:養老孟司

本屋さんで一目見て、手に取っていました。

「わかる」とはどういうことなのか、
それが「わからない」。
じゃあ説明してみましょうか、ということでこの本が始まりました。
それなら私が「わかるとはどういうことか」わかっているのかと言えば、「わかっていない」。「わかって」いなくても、説明ならできます。
訊かれた以上は、何か答えるというのが、教師の抜きがたい癖なのです。(本文より)


わかるとはどのような状況のことを指すのでしょうか。説明できることや理解するなどでしょうか。しかし、説明を受けてわかった?と聞かれても何を、どこまで説明でき、理解できているのか。それは本人にしか分かりません。


この本を読み進めるにつれて、たしかに!なるほど!っとなんども呟いていました。
そのなかでも、知るとは自分が変わること。
学ぶとは自分の見方が変わること。が深く残りました。

知るとは知識を増やすこと。ただ増やすだけが勉強家。自分が変わるのは以前の自分が部分的に死んで、生まれ変わっていることです。

自分が変わった瞬間何回あっただろう。と自分に問いかけたとき、勉強家だったのかもしれません...勉強家ではなく、生まれ変わり続けられる人間になりたいと思いました。

今紹介したのは、知ること、学びについてわかることです。この本には、他にも自分のこと、他人とのこと、社会についての分かるが、細かく記載されています。
ぜひ、私と同じように勉強家かもしれないと思った方はこの本を読んでみてください!

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