映画感想文『ロケットマン』 〜なぜタイトルが『ロケットマン』なのか〜
『ロケットマン』観てきました。
別のマガジンで「ロックイラスト」なんてものを投稿している手前上白状しにくいのですが、
私、エルトン・ジョンはほとんど通っていませんでして……(『僕の歌は君の歌』と『ピンボールの魔術師』のカバーは辛うじて知っているくらい)。
エルトン・ジョンの予備知識はほぼないまま観に行きました。
なので、「ロケットマン」が曲名だということすら知らず、
「エルトン・ジョンは、その派手なパフォーマンスから『ロケットマン』の異名を持つ」
的なことかなぁなんて勘違いをしていたくらいの丸腰っぷりでした。
で、観た感想なのですが、
「めちゃめちゃ見応えのある映画だけど、なんでタイトルが『ロケットマン』なのだろう……」
という(笑)。
劇中では「これでもか!」というくらいエルトン・ジョンの曲が流れ、エルトン・ジョン童貞の私は
「うわぁ、この人のメロディセンスえげつないなぁ」
なんて、これまでエルトン・ジョンを通って来なかったことを後悔したりなんかしてしまったくらいでした。
そんな素敵な曲たちの中で、なんで『ロケットマン』がタイトルに選ばれたのでしょうか(QUEENでいうところの「ボヘミアン・ラプソディ」的な感じなのかと思いきやそういうわけでもなさそうですし)。
いや、『ロケットマン』が良くない曲だというわけではないのですが(笑)、
「他にもこれだけたくさんいい曲がある中でなんで?」という疑問は何となく残った感じですかね。
いや、『ロケットマン』も全然素敵な曲なんですよ!(笑)
ただ、何というか、劇中でエルトン・ジョンが『ロケットマン』を歌うシーンでは、
エルトン・ジョンがステージ上から正にロケットのように夜空に向かって発射され、最終的には花火になって打ち上がってしまうんですよね。
……これ、監督的にも完全に『ロケットマン』いじってないか?という(笑)。
このいじりっぷりを踏まえて、考えれば考えるほど「なぜタイトルに『ロケットマン』が選ばれたのか」という疑問が自分の中で暴れ回るのです。
監督のインタビューとか調べれば答えらしきものにはすぐ辿り着けるのかもしれませんが、もう少しこの疑問を自分の中で泳がせるのも面白いかなぁなんて思っている今日この頃。
えーと、いったんタイトルの話はおいておいて(笑)、
内容自体はエルトン・ジョンを知らない私でも充分楽しめるものでしたし、観終わった後「YouTubeでエルトン・ジョンめっちゃ調べよ」と思えるくらい、エルトン・ジョンの曲たちも素晴らしかったです。
これを読んで興味が湧いた方はぜひ観てみてください。
そして、ぜひ一緒に『ロケットマン』がタイトルに選ばれた理由について語り合いましょう!