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スポーツ写真を撮る人のカメラ選び

スポーツ写真を撮影している三原充史@atsushi_38raです。

新型コロナウイルスの影響で2月の終わりからどんどんとスポーツイベントが順延や中止となっており、仕事に追われることが無くなったので、noteを書いてみようと久々にログインしました。初回は、プロとして活動している人がどんな風にカメラを購入してきたのか書きとめようと思います。

私のカメラ&レンズ歴

私の家にCanonの一眼レフEOS Kissがあったことが写真撮影にハマるきっかけでした。父親が妹のバトントワリングを撮影するのに用意していたのでズームレンズもありました。その当時あったのはSIGMAの70-300mm F4-5.6 DL MACROというレンズでした。連写は秒間1コマ、AFは超音波モーター非搭載でAF作動時に『ジーーッ』と音がする中でフィルム1コマを大事に撮影していた覚えがあります。当時中学生の私には一眼レフで撮影できることが嬉しくて仕方なかったです。

最初に撮影したのは今でも仕事としている競馬でした。当時の写真を見返すとレース写真を撮影するのはかなり苦戦していたのが伝わってきますが、パドックで好きな馬や騎手を撮影するのはその当時から好きだったのを思い出しました。

約3年間、年に数回競馬場へ足を運び撮影する程度の楽しみ方でしたが、大人に混じって撮影してきたので、同世代から受ける刺激とは違うものを受けてきました。写真がうまく撮影できない時に聞くことがでくる環境があったのは私にとっては幸運でした。

カメラとレンズの買い替え

高校3年生の時、初めてまともにレース撮影出来たことで、カメラとレンズに限界を感じ始めました。そんな私がアルバイトをしてお金を貯めて買い替えたカメラがEOS 5 とSIGMA 300mm f4 APO tele macroでした。両方とも中古カメラ店で購入したのですが、EOS 5は中古購入時の初期保証で交換してもらうというトラブルもありました。(中古機材を購入するリスクを身をもって知りました。新品で購入するよりもお手頃価格で手に入れられる中古品ですが、そのリスクを考えて購入先を選ぶと良いです。)それでも交換後は毎週のように使い続けました。EOS 5はAFポイントが5点で、視線入力AFというシステムが搭載されていました。今のミラーレス一眼に搭載されている瞳AFではなく、撮影者の視線を認識してAFを合わせてくれる機能で、画期的なシステムでした。それに加えて、秒間5コマの撮影でレース撮影を出来ることでより一層撮影する楽しみが増えました。新しいカメラを手にすることで今まで出来なかったことが出来るようになる。それは良い写真に出会うチャンスが増えるということに気づきました。

憧れの白レンズ購入

SIGMA 300mm f4 APO tele macroを購入して10ヶ月。大学1年生の私が25万円をもって中野のフジヤカメラで購入したそのレンズが私の写真人生を変えたレンズといっても良いでしょう。Canon EF 300mm F2.8 L (通称サンニッパ)憧れの白レンズ。お店のカウンターで受け取った瞬間のレンズの重みは感慨深いものでした。

フィルムカメラ最後の1台

EOS 5にサンニッパをつけて駆け回った10代最後のタイミングでフィルムを使うカメラの最高峰、EOS-1v HSを購入しました。秒間最大10コマ撮影可能なモンスターカメラ。今まで使用していたEOS 5 とは異なるマグネシウム合金で作られたカメラボディは手にしたことを後悔させない重みでした。ここから大学を卒業するまでの間、多くの撮影機会をこのカメラとサンニッパで過ごし、競馬以外にサッカーの撮影を楽しむことになりました。

まとめ

学生時代フィルムカメラを3台、レンズは3本使ってきました。カメラは入門機からハイエンド機まで使うことで、カメラの違いも感じました。ハイエンド機にサンニッパを使うことで言い訳できない状況で撮影することが出来ます。自分を追い込むことで、写真についてもっと深く考えられるようになったと思います。機材購入は自分へのガソリンと思ってあげるとより一層写真を楽しくなれるんじゃないかと思います。

次はデジタル一眼レフへの切り替えとその後の機材について書いていこうと思います。

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