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【散歩】聖地巡礼・須賀神社の石階段

あけましておめでとうございます。390でございます。
今年もよろしくお願いいたします。
新年一発目のnoteには須賀神社の石階段のエピソードを書いていこうと思います。

2023年1月7日(土)
年末からお正月。実家でのんびり過ごしていた6日間はそれはそれはあっという間に過ぎ去り、いつもの日常へと戻っていく。
4、5、6日の労働はなまりきった肉体を無理やり動かさねばならぬ苦痛をともなうものであったが、3日間という肉体的苦痛と精神的苦痛を乗り越え、3連休を手に入れた。
せっかくの3連休をどう過ごすか。家でだらだらするのもいいが、窓の向こうには青空が広がっている。お腹には寝正月のせいで贅肉がのっかっている。
遊歩者390を名乗る者として「散歩」せねば。そう思った私は四ツ谷駅のおすすめスポットを探し始めた。そこで見つけたのが「須賀神社」。
なんと、新海誠監督の『君の名は。』のラスト、瀧くんと三葉ちゃんがすれ違うあの階段の舞台となる場所ではないか。
最近、アマプラで新海監督作品を見返し、新海監督作品について書かれた新書やら書籍を漁っていた私にとって、なんとタイムリーなスポットか。
ということで、四ツ谷駅から徒歩20分ほどの場所にある「須賀神社」へと向かった。
現地へ到着すると、階段へスマホを向ける人達であふれていた。印象的だったのはアジア系の若者が多かったことである。みな、角度を変え、構図を変え、何枚も何枚もシャッターを切っていた。

とりあえず、まずは神社への参拝を優先し、お賽銭へ10円ばかりを投げ入れ、神様へ新年のご挨拶と少しばかり(?)の願い事をする。そして、いざ、石階段の写真を撮ろうではないか。と思ったものの、アジア系青年3人が写真撮影会をしている。まぁ、青年たちが写真を撮り終わるまで待つか、と思ったもののこれがなかなか終わらない。心の狭い私は「もういらんがな。早うしてくれや。」と少しの苛立ちさえ感じ始めている。
そこへ一人の男性も青年たちの写真撮影が終わるのを見守り始めた。男性に気づいた青年たちは、「すみません。あと一枚で終わりますから。」と流暢な日本語で謝っている。そんな彼らに対して、「大丈夫ですよ。なんなら撮ってあげましょうか。」と男性。
なんと大人の余裕あふれる洗練された気遣いの一言であろうか。自分の醜い心を反省した後、カメラに多くの方がすれ違う石階段をおさめることができた。なお、すれ違いゆく人々の後ろ姿にも肖像権を配慮して極力ぼかしてある。

須賀神社の石階段にて

私は振り向くこともなく、転ばぬようにと石階段をひたすら見下ろしながら降りてしまったが、人々がすれ違うあの瞬間、振り向いて、目が合うなんて。やっぱり瀧くんと三葉ちゃんのすれ違うあのシーンは「運命」という漠然とした概念を表す一つの表現だったのだな、としみじみとしてしまった。

須賀神社の石階段がモデルとなっているシーン(画像は公式サイトより引用)

みなさんも「運命」の出会いを信じて須賀神社の石階段をのぼったり、おりてみてはいかがだろうか。願わくば、ぜひ『君の名は』も観てほしい。

390


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