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23年度の飲食店対策2:飲食店が得意なことを活かして利益を増やそう!~飲食店の困った!を解決相談所大分

 私が飲食業の世界に関わるようになって23年度で、ちょうど45年になります。
結構長い年月とおもいますが、それでも飲食業のおもしろさの1割くらいしか味わっていないと思うのです。

 23年度は「飛躍する年」。
失敗を恐れずに、何でもチャレンジしてみる年と思います。

飲食店自ら、世の中の変化に合わせて自らを変えてゆく時代です!
(もう店内営業だけでぬくぬくと経営する時代ではありません)

■飲食店ができる利益増対策

1,調理ができる➡商品をつくって販売する、調理を教える

 飲食店は調理が60%くらいの仕事と思います。(個人的な感想)
調理を軸に新たな収入源を考えてみました。

<調理して商品を生み販売する>

 〇テイクアウト(今後増える、もっと普及して定着する)
  弁当や総菜~予約販売のみ行う ロスは避けたい

 〇来店型宅食提供(11:00まで、14:00~17:00の時間を活用)
  高齢者や1人住まい、介護者宅の弁当事業を半径200m以内だけ
  行う。
  地域貢献になり、1か所1弁当500円計算でも月額1万円になる。
  大半に人は来てもらう。これない場合は届ける。
  50人で月収50万円、年間600万円。アイドルタイム売上にできる。

 〇デイケアセンター、老人ホームの食事の下請け
  調理したものを届ける仕事。
  多くの施設が「調理設備をつくらなくなった」ため需要増。
  専門業者が入っているが、安い代わりに粗末な食事になっている。
  近くに施設があれば聞いてみるといい。
  定期収入源としては手堅い。

  *病院は病気に応じた食事が必要であり、関わらない方が無難。

 〇イベント参加
  ただし、車両、機材、臨時スタッフ、食材供給(1日2回以上)
  売上は未定、雨天キャンセルなどがある。
  「1個500円ちょうど」、ぽっきり価格でお釣りなしが売上げ大。

<調理を教える>

 〇新規開業希望者の調理研修請負
  研修費用10万円~100万円を頂いて「研修所」として稼ぐ。
  新規開業する人も、簡単には失敗したくないので応募がある。
  他店で研修するよりも、情報交換先の仲間が増える。
  何よりも「純利益収入」プラス「無料の臨時戦力(研修期間中)」だ。


2,接客サービスを教えられる

  飲食店のサービスのウェイトは30%くらいと思います。
 
 〇新規開業者の接遇研修
 〇非ライバル店の接遇研修

 調理部門に比べて、この部門はなかなか実行するにはハードルが
 高いかもしれません。ホテル系はかなり行っていますね。

3,飲食店経営ノウハウを教えられる

 〇開業希望者の体験入店研修
  1週間~6か月間くらいまでを任意で選び、
 月額10万円~20万円をいただくようにする。
 2名同時研修位ができると、役に立つ戦力と収入になる。


 今時の新規開業者は、
 ●飲食店勤務経験がない(あってもバイトが数か月とか)
 ●調理のノウハウを知らない
 ●接遇(接客)サービスのノウハウを知らない

 そして何よりも、
 ◎飲食店の経営のコツを知らない
 これもなくしてゆきたい。

 知らないことが多いから失敗する。
 美味しいと言えるお店が意外と少ないことにも通じる。
 
 

これらを飲食店が受け持って行わなければ、
飲食業界がすたれる時代だと思うのです


 (了)

 

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします