レナ「さて、定時になったし、帰ろうかなっと♪」

新会社設立後、2カ月が経過し、少しずつ自分のペースが仕事ができるようになってきたレナは、定時で仕事が終わり、帰り支度を始めた矢先に社長が私のブースに入ってきて、こう話しかけられた。

社長「お疲れ様！ところでレナちゃんは、不満足の反対は何か知っている？」

レナ「えっと、、、満足ですか？」
レナは少し戸惑いながら、回答をした。

社長「不満足の反対は、不満足ではないだよ。」

レナ「えっどういうことでしょうか」

社長はホワイトボードにザザっとイメージを描き始めました。

社長「人は不満を解消する度に、満足感を感じているけど、それは、満足ではなく、不満足ではない状態になっているだけで、欠乏欲求を埋めているってことなんだ。」

レナ「おっしゃる通りですね、勉強になります。私も正直なところ日々、不満を解消するラットレースをしている状態になっています。」

社長「日々の中で、バイオリズムの波のように不満足と不満足でない状態を繰り返す、空腹を満たすだけの人生は、海の上で波打っているだけの日々だと思うんだけど、どう思う？」

レナ「確かに、おっしゃる通りです。その場でフワフワと波打っているだけで、何かこうワクワク感は無いです。本当の満足感を得るためにはどうすれば良いでしょうか。」

すると社長は、おもむろにホワイトボートにペンを走らせて、続きを書き始めた。

以下に続く。新作リリースしました。