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30代の君に

平成元年生まれ。
30代を迎えて惑う、社会人です。

30代。
何かを諦めるのは早いけれども、無為に過ごしている時間はもはや少なくなってきている、そんな焦燥感を胸に、
僕が心からお会いしたいと思う世の第一人者の方にお時間いただき、これからの教育の未来とか、キャリアのお話とかを伺いながら、とりあえずボコボコにしていただくことをテーマにしたライフワークを、はじめようと思います。

コンセプトは、「30代の君に」×「教育」

このコンセプトには二つの元ネタがあって、

一つは、知の巨人•立花隆氏の「20歳の君に」という本です。
立花ゼミの学生が、本物の大人に会い、20歳の頃のお話をお聞きしながら、人生について考える、その対談やそのあとの彼ら彼女らの内省をまとめた本です。
https://www.amazon.co.jp/二十歳の君へ―16のインタビューと立花隆の特別講義-立花-隆/product-reviews/4163735208

もう一つは、「おとなインターン」という、昔、お仕事でご一緒させていただいた大学さまとともに企画した仕事です。学生が自分自身で会いたい大人にコンタクトをとってお話を聞きにいく。そのプロセスで学生の目の色が変わりました。
https://oiuvoice.com/otona_intern/2018/#narrative01

ポスト平成の世の中は、
多くの標準/スタンダードの意味が薄れ、多くのモノ/コトは、個別最適化へと進むのではないかと思います。正解や勝ちパターンを探そうにも見出しにくい時代。
だからこそ逆に、自分が何が好きなのか?自分にとって大切なことはなんなのか?価値観軸を強く持ったもの勝ちなんだろうと。

日本でこれから進む教育改革の視点もおそらくはそこにあります。知識だけでなく、自分がその知識をもとにどう考え、その次に、何を何のために学びたいのか?
これが高校教育、大学入試、大学教育でも貫かれて変化していくことが志向されている。

一言で言えば、好奇心をいかに育むか。

教育者の立場ではその主語は「教育」なのでしょうが、学習者の立場でこの問いを考える時、その主語はもちろん「自分」です。

私は私を何によって、なぜなんのために動かしてゆくのか。
その問いに答えうるための仮説としてのアプローチが、本物に出会うこと、でした。

おそらくは、出会うほどに、圧倒的な距離を感じて、その背中が遠く輝いてみえる。だけれども、その背中へ向かう道が朧げながら見えてくる。
ここまでいければ、30代はOK。と、決めた。

三十にして立つ。
何千年も昔の孔子さまは恐らくこの文脈でこの言葉を書いていないけれども、過去の先人のお知恵をお借りして、一歩踏み出す力をいただくことにしたいと思います。

なお、読者として想定している「30代の君」とは、誰よりも「僕」自身です。本物に出会い、自分自身の志と行動をアップデートしたい。そうやって少しでも世の中の役に立つ人間へと近づきたい。

人生100年時代、まなびも100年時代と言われる世の中で、これからの教育はどうあるべきなのか。いま何が課題になっていて、どのようなアプローチが始まっているのか。

本物と出会う旅の中で、僕自身がこの問題意識に自分なりの答えを出すことができるような対話の記録にしていきたいと思います。

2018年12月31日                          


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