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ミニマリストになった経緯 ①モノの手放し

どうも、ミニマリストオタクFPです。
今はミニマリストと名乗っていますが、”自分はミニマリスト”と腑に落ちたのはここ最近の話です。私はモノ多いタイプの実家で育ち、紆余曲折あってミニマリストになったので、その経緯でもまとめてみようかと思います。

私、人がミニマリストになった話読むの好きなんですよね。人生が凝縮されてて。

という訳でいってみよう~~


スタートライン

私の実家はモノ多いタイプの家です。床置きはするし、机の上には一生更地にならないし、収納は備え付け以外にもたくさんあって中にはいろんなモノが入ってる。とは言えいわゆる”汚部屋”レベルではなくて、リビングは片付けられている風には見えるし、生活するには不便はない。それを景色として育つと、大人になってその景色を再生産するんですよね。

子供部屋からの物置部屋(今はこれよりちょっとマシ)

実家に自分の部屋はあったのですが、収納スペースは母の持ち物で占拠された状態の部屋だったので、「自分の好きなモノで囲まれた暮らしをしたい!」という想いが中高生の時からずっとありました。
そんな環境で育ったので、社会人になって自分で稼げるようになると、一人暮らしのワンルームはすぐモノでいっぱいになります。当時ブラック企業(笑)で働いていたこともあり、片付ける時間がなくて部屋は散らかったまま、掃除もほぼしない(汚い)、23時くらいに帰ってきてカップラーメンとストゼロを流し込む生活でした。

【before】今見るとツッコミどころ満載

きっかけと行動

こんな環境で生きている人が心から幸せなはずもなく、資本主義に飲み込まれて歯車として働きながら、もっと稼いでもっと広い部屋に住んだら快適かもしれない、と思う日々を送っていました。
そんなタイミングで、当時契約していたオーディオブック聞き放題の中にあった「1週間で8割捨てる技術(筆子)」に出会ったのです。2017年くらいの話です。
本の中で紹介されていた「15分間で27個捨てる」というのをゲーム感覚でやってみたところ、部屋の中に結構いらないモノがあるなと気付き、さらにそれを捨てるとスッキリすることがわかりました。その気付きから、時間をかけて少しずつモノを捨てる習慣ができ、2年ほど経つと劇的に部屋が変わりました。
ちょうどその頃メルカリを始めたことで、使っていないモノがお金になるというのも捨て活を加速させてくれました。メルカリには圧倒的感謝です。

【after】床置きあるなしで劇的に変わる

この後に結婚(二人暮らし開始)や転職がありましたが、”必要なモノ以外所有しない”というマインドは捨てる行動の繰り返しの中で醸成されていった感じがあります。

ラスボスはコンプレックス

よく聞く話ですが、人にどう思われたいかが所有物にも反映されます。おしゃれと思われたい人は服をたくさん所有するし、料理が上手いと思われたい人は調理器具をたくさん所有する、のような。

本棚が俺の知性を演出している

私の場合、コンプレックスは本に反映されました。前述の捨てる過程でKindleへの移行は進みましたが、本棚は最後の最後まで残りました。ずっと、自分は世界のことを何もわかっていない、知識が足りないというのがコンプレックスで、人から賢いと思われたかったんです。中田敦彦のYouTubeのミニマリスト回で、本棚が俺の知性を演出しているというコメントがあったのですが、刺さりすぎて自分のことかと思いました。

【before】なんとなくプレッシャーを感じる本棚

本棚断捨離のきっかけは、パートナーがKindleへの完全移行を提言してきたことです(ちなみにパートナーはミニマリストを地で行くタイプの人です。尊敬。)。私はしぶしぶ応諾して、再読後メルカリで売り、必要ならkindleで買い直すという作業を半年くらい繰り返しました。

【after】スッキリ~~

本を捨てて気付いたのは、別に誰も私が何を読んでいようが気にしないし、本棚で知性を演出する必要なんてないということでした。その瞬間に読みたい本をkindleでダウンロードしたり図書館で借りてくる方が、所有していた時より読書が捗るし、なにより楽しい。それと、部屋から文字がなくなって、景色が変わりました。文字は空間のノイズだったことに気付きます。

所有物は自分ではない

難しい本を所有している=その知識を所有していて自分は賢い、ではないんですよね。というか、そもそも人にどう思われるかなんて自分には関係ない。知りたいことを知るために本を読む、それでいいじゃない、と思えるようになりました。

そのモノを持ってなくても、あなたはあなたです。グッチのパーカーを着てなくてもヴィトンのバッグを持ってなくてもベンツに乗ってなくても藤森は藤森だから!

中田敦彦のYouTube大学【ミニマリスト①】

モノ持ちな相方に対して愛を持って言っているこのコメント、その通りなんだよなあ、と今はしみじみ思います。

必要なモノはもう持っている

ラスボス(コンプレックス)と向き合えた時点で、モノの手放しはひと段落ついたという気持ちになれました。7年も捨て活をしているので、今手元にあるモノは自分にとって必要なモノしかありません。どれも日々の生活で感謝して使っています。

という感じでモノに対する執着がなくなったところで、ミニマリストへの経緯(モノ編)はおしまいです。
しかし、この時点ではまだ自分を縛っているものがありました。
それは、お金と仕事への執着です。
こちらも紆余曲折ありまして、ようやく最近、お金と仕事への執着がなくなったなあと思えるようになりました(これを「資本主義からの解脱」と呼んでいます)。それをもってようやく、「自分はミニマリストです」と名乗れるようになりました。

↓こちらに続きます。

おまけ 片付けマインドに良かった本など

漫画

・マンガで読む人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵)
・片付太郎と汚部屋乱子のお片づけレッスン(長浜のり子)
→両方とも圧倒的読みやすさ。片付けで仕事も恋も上手くいく話なので進研ゼミみがあります。
・「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりまし(なぎまゆ)
→”ちゃんとする”のが苦手な人でも実践しやすいと思います。

・ぼくたちに、もうモノは必要ない。(佐々木 典士)
→圧倒的わかりやすさ。ミニマリスト系の本はとりあえずこれだけでいいです。

動画(YouTube)

・中田敦彦のYouTube大学【ミニマリスト①】【ミニマリスト②】
→現時点で377万回再生されてますが、200回くらい私が再生してます。「もうほぼ米津」も好き。
・週末ビフォーアフター
→捨てないタイプの片付けアドバイザー古堅純子さんの動画。依頼者への愛のある受け答えと、Afterで景色の変わった感動が見れるのが好きです。こういう仕事をしたいんですよねえ・・。

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