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樹齢千年!?大銀杏

暑いのか?寒いのか?どっちなの?
という日が続いていますが、植物はしっかりと季節を感じ取り、葉の色を変え落している今日この頃。
近所の銀杏の葉が黄色に染まっていて、これは!と思い行ってみました。
階上町道仏銀杏木窪の大銀杏。

あれ?緑

色づきはまだまだでした。
“銀杏の巨木の葉が全部落ちると雪が降る”
とも言いますから、この木が周辺のその役割を担っているかもしれません。

カラスさんのお出迎え

黒い木にカラスさん、お出迎えをしてくれています。

推定樹齢 1000歳
樹高    27m
幹囲     13.29m
雌雄     雄
とても大きい、迫力のある銀杏です。

鳥居の前に白と黒の木が門のようにそびえ立っています。

鳥居をくぐって右側に寄って、全体を写そうと思ったのですが、思っているより大きいです。

パイプで作った鳥居

鳥居をくぐって左に進むとパイプで作った高さ1mほどの鳥居。
わりと新しい。

上を見上げるとゴツゴツした木肌が見えます。

垂れ下がった気根(露出した根)が乳房に見えることから「垂乳根の大銀杏」とも言われ、木を触ると母乳の出が良くなると言われ信仰されて来ました。
雄株なのに母乳の信仰とは何とも興味深いですね。

木の根元には「銀杏大明神」の小さなお社があります。
もちろん銀杏の木そのものがご神体です。

周辺も静かで、ここだけ見るとトトロが出てきそうな雰囲気です。
根元には石碑もあるらしいのですが、根に取り込まれているそうで、私には場所はわかりませんでした。

お社の横には2011年の暴風で幹の一部が横倒しとなっていますが、

横になりながらも根元は繋がり、気根も張り、しっかりと葉を茂らせています。

1000年前と言えば平安時代でしょうか?
当時ここに住んでいたアイヌ人が、黄金を入れた壺を根元に埋めたという伝承も残っていますから、ずっと昔から人間の営みを見守ってきた木なのでしょう。
木を触った感覚は、見た目とは違い温もりを感じ、何故だか涙が溢れてきました。
とても優しい大銀杏です。

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