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雑誌600冊を解体した話

※「はじめに」と「まとめ」が長いです。適宜目次をご利用ください…

★はじめに

Snow Manのオタクになって2年半、気づいたら手持ちの雑誌が600冊を超えていた。

ざっと数えたメモ。全部は買っていなかったはずだけど…

2020年の春、デビュー直後の佐久間大介くんのダンスに堕ちた。それからあれよあれよと言う間に、オタクの沼にどっぷりと浸かった。いや雪に埋もれた。その秋に出た2ndシングル「Kissin' My lips」がまた癖だった。佐久間くんのソロティザーを見て雷に打たれたような衝撃を受け、この美しい人を見るためなら何だってするし、雑誌だって全部買う…となった。

誌面を彩る佐久間くんやSnow Manはどの媒体でも素敵だった。かっこよく、かわいく、美しい。そしてインタビューには、社会人として参考にしたくなる言葉が沢山書いてあった。気に入ったものは1冊では足らず、予備も買う。そして、この雑誌ラッシュはシングルのプロモーション期間だからだと思っていた(余裕があった2020年)。

2021年、すのちゃんの大躍進とともに、雑誌は月に2桁単位で増えていく。念願のソロ表紙!!お祝いだからたくさん買おう!ああ声優デビューで特集がこんなに!!!どの雑誌に出るんだっけ?
供給の嵐に、日々テンション高めなオタク生活。本の山があちこちにでき始めた頃から、冊数を数えるのをやめた。「解体しなきゃ…」と思いながら、本の形を崩す=完全体ではなくなってしまうという(謎の)罪悪感を拭いきれずにいた。

2022年春。佐久間くん30歳を迎える年。担当の絵師さんがこぞって100日カウントダウンを始めた。ふと、山のような雑誌を見て気づいた。
「表紙を見ても、何が書かれていたか思い出せない」

死蔵させたくない、何とか記憶にとどめておきたい、という気持ちで、拙いながら100日間、過去雑誌の絵とレビューを描いた。3ヶ月毎日書いても100。この時、ざっと数えた雑誌は400冊を超えていた。それでもまだ、解体という言葉は飲み込めなかった。

2022年12月。職場で資格試験を受けることになっていた。試験期特有の「机に向かうことからの逃避」……SNSは控え、勉強に集中するつもりだったのに、空いた時間で雑誌の整理に手を付け始めた私は心底ぐうたらで、かつオタクなのだな、と思った。
でもそのおかげで、雑誌の山を解体できたから結果オーライとしたい。試験結果の発表は3月だけど、それまではすべて忘れてIt's all right!
解体に手を付けられない時は、試験を受けると良いのかもしれない……ちょうど阿部ちゃんのユーキャンCMも始まったことだし…。

3桁単位の解体・整理は試験期中にもちろん終わらず、試験が終わり、勉強をしなくても良い解放感をそのまま、解体の情熱へと向けた。途中、あまりの進まなさに心が折れる事もあったけれど、2023年、一旦の終了をここに報告します。

★解体への道

前置きが長くなりました。ここからは雑誌をどう整理・分類したかを備忘として残しておこうと思います。

1.解体前夜

まずは先輩たちの分類・整理の情報収集から。これは以前から取り組んではいた。「ジャニーズ 雑誌 整理」「雑誌 収納術」などで調べると、先人たちの知恵がたくさん拾える。なんてありがたいんだろう。構想はあったけど、前に進ませたのは勉強からの逃避、そしてブラックフライデーです。この時、お試しでいくつかの種類を買いました(勉強ホントに大丈夫?)。

なんとなく白とピンクで

2,方針の決定

雑誌は、以下の5つに分類しました。

①アイドル誌
 情報盛りだくさん。スノちゃんが毎月載るのは5誌
②TV誌・週刊誌
 紙はやや薄め。規格はB5~A4ワイドまで様々(週刊ザ・テレビジョンは連載があるので除く)
③ファッション誌・ステージ誌
 写真中心の魅せる記事。ほとんどがA4ワイド版
④佐久間くんソロ掲載誌
 表紙を飾った10冊のほか、個人仕事のプロモーション。規格色々
その他連載ものやシリーズもの
 anan『雪男見参』や、Myojo『1万字インタビュー』、ザテレビジョン『Snowらいふ』等

5つの分類の、それぞれの整理方針を固めます。

①アイドル誌
 残すページが多いので、まとめた状態でドキュメントファイルに
②TV誌・週刊誌
 規格も内容もバリエーションが多い、一番大きなA4ワイドがベース  
③ファッション・ステージ誌
 グラビア中心なのでA4ワイドのリング式バインダー
④佐久間くんソロ誌
 ③と同じA4ワイドのリング式バインダー
⑤連載、シリーズもの
 版・ページ数とも合う規格を探し本のようにする

記事は時系列で並べ、できれば年で区切りたい。それに合ったファイルを候補としました。作業効率化のため、ステープルリムーバーと裁断機も用意しました。この2つは買って良かった!裁断機も、沢山切れる良いものは1万円を超えるようですが、私には3000円程度のもので十分でした。

3,解体の方法

①ホチキス留めタイプ
リムーバーでホチキスを外し、裁断機で半裁し、必要なページだけ残す。

道具に頼りました。早い。

②糊付けタイプ
糊を熱で溶かす方法は複数あるようですが、レンジが手軽そうでした。私のレンジだと、600Wで1分くらい(厚手のコート紙は火傷みたいな跡ができる事も→紙質によって短く時間調整)。
剥がした後は、ギザギザを裁断機で裁断してきれいにします。

一応、使っていないお皿に乗せていました

※余談
でも最終的に「熱、いらんのでは?」となり、手で分解していました。厚いものはレンジにかけますが、薄いものは手でもいける。コツは少量ずつ。ただし個人の力によりますので、お試しは自己責任で…。

やり始めるとまぁまぁすごいことになりますね。紙の切れ端とか紙の粉とか。場が荒れていると心が荒んでくるので、掃除機とゴミ袋を片手に作業…

4,採用したファイル

ここからは、タイプ別に使ったファイルを。

●アイドル誌(Myojo/ポポロ)
13ポケットのA4ドキュメントファイルにIN。1ヶ月ごとに入れられ、口が大きいので取り出しやすく、1年分がコンパクトに収まりました。私は残すページが多いので、小さいMyojo、小さいポポロを作って収納した感じです。

今後、サムネイルで一覧表を作りたいです

●アイドル誌(Duet/POTATO/Wink Up)
こちらもページが多いので、小さい○○を1年分・36冊作りました。ただ、表紙・裏表紙、読者のページなど大きく残したためボリュームがすごい。結果入るファイルがなく、今は仕切りのないケースとファイルボックスにざっくり入れています。もう少し整理すべきか検討中。

●TV誌/ファッション・グラビア誌/ ソロ誌
A4ワイドの30穴リングファイル。この規格はいくつか種類があって、比較動画等も見ました。結果、ハムデリーさんとラルピナスさんの2種を使っています。
①ハムデリー
背中が白く、立てた時すっきり!ファイル、リフィルとも幅広めで、複数ページINが可能でした。TV誌、週刊誌は数が多いので、複数ページをまとめつつこちらを。レイウッド、グリーンウィークもほぼ同じ規格のようです。

※余談
このメーカーにはA4ワイド『ロング』という縦が少し長い規格もあり「どちらが良いんだろう?」と迷いました。結果、雑誌の整理に関してはA4ワイドで大丈夫でした。クリアファイルなど、誌面以外のものを収納するにはロングタイプが良いようです。

②ラルピナス
ファイルもリフィルも上記に比べ幅が狭く、A4ワイド版を1枚ずつ入れるのにシンデレラフィットします。(その分入れにくかったりもするので、1~2mm狭く裁断)。ファッション誌と佐久間くんソロページはこちらを採用しています。個人で運営されているので、納期に幅があることもあるようです。

2022年分がまだ足りていないのでファイルはもう少し増える予定

●連載など
1万字インタビューは無印のA4ファイルに入れました。他はファイリングがこれからですが、ananの雪男見参は無印、Snowらいふは今後もページが増えるので、A4のリング式にしようと思っています。

まとめて読みたい連載ページ

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方針が決まれば後はひたすら作業を繰り返す。スキマ時間で糊付けの雑誌とホチキスの雑誌を交互に解体する日々。
アイドル誌は難関だった。なにせジャニーズのアイドルさんがたくさん載っているのだ。いわば会社の先輩・後輩である。いつどこで誰が言及しているかわからない。ミニコーナーも多く、好きな焼き鳥の部位とか寝る時の格好とか、細かい情報も出てくる。ざっと冊子全体に目を通すので、解体にとても時間がかかかった。でも、その分、すのちゃんが立体的に浮き上がっていく。(それにしても、各誌で近況話すのって大変そうだな、ありがとう、と改めて思った)

また、佐久間担的には、宮田くんさん、健くんさん、宮田会の皆様は見逃せなかった。宮田くんはドル誌に連載があったり、個人のアニメお仕事があったりで記事を目にする機会も多く、体感として5回に1回くらいは佐久間くんの名前を出してくださっている印象だった(※個人の印象ですすみません回数は出してません)。さすが2人の園(最大派閥)、宮田一派である。

物理的にも内容的にも、ぎっしりと詰まったファイル。でも、その重さは愛おしさでもある。解体、という作業を好きになりはじめた。もう一度、一から佐久間くんの、Snow Manのファンになっていく。

白蛇期ソロページを並べてみる。沢山出てくれたなぁ…(まとめて1冊にしました)

表紙を見て「これは!」と思えるものは、数ある雑誌の中でも思い入れの強いもので、それは解体しない事にした。また、年を追って見ていくとアイドル誌を卒業していく先輩もおり、こうしてたくさんの露出があるのも当たり前ではないのだ、という気持ちに有り難さがいっぱいになる。

★語りたい雑誌3選

ではここで、番外編として佐久間くんの好き雑誌3選を2020年から年次別にお送りしたいと思います。

①2020年「SODA」11月号
初めて見て「作画・萩尾望都先生ッ…!」と衝撃を受けた1冊。フリルのシャツ、憂いのある表情、アッシュグレーの髪、コンテンポラリーなポーズの数々…。私は見習いガーデナー、彼は派遣されたお屋敷の庭先で見かける深窓の令息。病気で外に出られないけど、バラ園の小鳥たちが友達で、そこにいる時だけ笑顔を見せてくれるんだよね…という虚妄が繰り広げられます。佐久間くんの表現力が余すところなく記録されており、我が家の防災袋にも忍ばせている1冊。

②2021年「JMovieMagazine」71号
白蛇:縁起のプロモーションは珠玉の記事の数々でしたが、中でもこの雑誌が私は好きです。グレーのセットアップ、青いペイントのとろみシャツ、そして黒髪。表情はあまり作っておらずナチュラルで、それが何だかリアルな29歳男性(当時)で…。ブルーのワンピースの三森すず子さんがかわいくて、お二人の対談・ツーショットであるのもとても好きです。「そこにいる感」がする佐久間くん。ああでもnon-noもFLIXも良いが…(一生迷ってる)

③2022年「TVガイド+(プラス)」47号
ひかるくんのソロ(モエカレ)ページ~佐久間くんのソロ(ヴァンガード)ページが当時の新曲・Feel the light,lovlyをイメージして繋がっている。その流れが美しくて。同じ椅子が出てきますが、これも冊子を通した共通モチーフ。佐久間くんはレースのシャツに裸足、ハットを持っていて、ガイド側さんのテーマは「桜の妖精」とのこと(ありがとう)。裸足は、テーマを聞いた佐久間くんからの提案。私は特に、こういう綺麗系の佐久間くんが好きかもしれません。その後にひかるくんのページが続き、ハグされている佐久間くんがいるという、宇宙猫の顔で1冊で5粒くらい楽しめる号。

はみ出し篇
ザ・テレビジョン「Snowらいふ100問100答前篇・後編」2020/2021
白い背景、白い衣装に金髪の佐久間くんが笑う。珍しくセンター分けで、大人っぽい印象。いたずらに舌を出しているかと思いきや、妖艶に微笑んでいたりもする。きれいなお兄さん。私の心にはいつもこの佐久間くんがいます。Forever Love…。

★まとめ

実はまだテレビジョンさんのファイリングが終わっていなかったり、ドル誌3誌さんがまとめきれていなかったりするけれど、大きなものは片付いた(それでも1ヶ月以上かかった)。
でもこれで2023年の雑誌も気持ち良く迎えられるし、何よりデビューからこれまでの軌跡を振り返る期間になった。増員、デビュー、コロナ禍の出来事。それら全てを跳ね返す躍進。本当に、一筋縄ではいかなかったと思う。
すべての経験を糧にして、今、すのちゃんはこんなに輝いている。

つまづいたりうまくいかない事もあるかもしれないけど、私もその時々で、真摯に、真面目に生きていこう。そう思った。

ありがとう佐久間くん。ありがとうSnow Man。ありがとう、すべての雑誌の編集者さま。時々溜め込んでしまうかもしれないけれど…これからも愛していきます。

解体はこまめに、が一番(結論)。

余談2
ぱっと見て直感的に「好きだ」と思ったページは、すのちゃんが載っていないくても取っています。写真、ファッション、レシピ、読み物、気になる人々…。たくさんの雑誌に載ってくれた事で、たくさんの情報を得ました。これをまとめて寝室においてあって、寝る前にパラパラ読んだりしています。好きしか詰まっていない自分だけの雑誌。これも見るのが楽しみです。

長い記事を読んでいただきありがとうございました☺  sakusaku

※追記
雑誌の切り抜きで作った雑誌(?)はこちらです。段ボール📦😂


1万字インタビューは他のアイドルさんも取ってます。あと「テンパってるJ」も
佐久間くんから名前が出たり、
お仕事で一緒になった方々の記事
(特に気になるのはやはり宮田くん)

アナログですが…情報源になりますね。

sakusaku

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