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『告日本國』フランス人牧師     ポールリシャールの詩 大正時代               


曙の子らよ。海原の子らよ。花と炎の国。力と人の国の子等よ。
聴け、果てしない海の波が日出ずる国の島々を讃える栄誉の歌を。
日本には七つの栄誉がある。ゆえになすべき七つの大業がある。

1 日本はアジアでかつて一度も主権を失うことがなかった。
  ゆえに日本こそ、アジアの国々に主権をもたらす使命を持つ。
2 かつて一度も他国の植民地となったことのない国であるがゆえに
  世界に植民地の解放のために立ち上がるのは日本の使命だ。
3 かつて一度も外敵によって侵略され滅ぼされたことのない 
       唯一の国であるからこそ人類の幸福の敵を滅ぼす使命がある。
4 新しい科学と古い知恵、
  西洋の考えと東洋の考えを見事に融合させた国 であるがゆえに
  来たるべき世界において
  西洋と東洋を結びつけ融合させるのは日本の任務である。
5 流血のない宗教を持つ唯一の国である日本だからこそ
  一切の国々を統一してさらに神聖なる真理を発揮するのは
  日本であるべきだ。
6 建国以来、一系の天皇を持つ唯一の国である日本は
  人はみな天の子にして
  天を永遠の君主とする一つの帝国を築く事を
  教えるために生まれたのだ。
7 万国より優れて統一である民よ。
  日本は来たるべき一切の統一のために貢献するために生まれ、
  また、日本人は武士であるがゆえに
  人類の幸福を促すために存在している。

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