102.白い鯨

https://note.com/3ayako/n/n438b5ed22d96

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102.白い鯨

今年の7月の某日
毎晩していた挨拶をしていたら
とある所に意識が飛ばされた

雲海の上にある建物
眼下に拡がる雲海は地底にあるそうです
前日は雲海で皆で釣りをしていました
次の日に其処へ辿り着くと
目の前に白い楕円の塊は鯨のお腹でした

鯨の大きさは
ワンピースで言うとラブーン位

びっくりして目をまんまるにしていた私に
サマースプラッシュ(滝行並の水量)

尾鰭にしがみついて旗めいている豊様の笑い声と
豊様を助けようと追いかけ回す神々の阿鼻叫喚
「あれは何をしているの?」と
一緒にびしょ濡れになった鬼灯様に尋ねると
「皆で鯨に餌をあげていたらああなった」
そうか〜そうなることもある…訳ない!!
どうやったらそうなるんだ!?

其処で私の集中力が切れて体に戻ったら
皆しれっといつもの定位置に居た
でもよく見たら
ちょっぴり湿っていましたとさ

102.白い鯨