ニコ・ロビンの良さが分かるってのが大人になることなのかもしれない

子どもの頃はナミが好きでした。もちろん今もナミのことは好きだけど、ニコ・ロビンの方が魅力的に思えている。
なんでだろうね。外見は一旦置いておいて、ニコ・ロビンは“大人な女性”で、ナミは“まだ子ども”だからだろうか。
ナミはしっかりしてるけど感情表現が豊かで、怒るし、泣くし、笑う。ニコ・ロビンも仲間内では感情を出せるようになったけど、ナミほどは感情を表に出してないように感じる。その振る舞いが渋い。常に余裕がありそうで、何事にも前向き。「楽しそう♪」と言って冒険に出たがる。こうい立ち居振る舞いを見ると、ニコ・ロビンと一緒に冒険に出たらたぶん楽しいだろうなと思えるのである。
少なくとも自分が中学生くらいの頃は圧倒的にナミ派だったと思うので、漫画の見方が変わってきたのかもしれない。
昔はストーリーや出てくる敵(≒悪魔の実)を楽しんでたのがメイン。漫画内で表現されている情報を見て楽しんでいた。
いまは各キャラの心情や行動原理に感情移入して、そのキャラクターの背景を想像するという楽しみ方の比重が多くなっているのかもしれない。そのせいか子どもの頃は「ウソップが弱虫だけどやる時はやる男」として好きだったのだけど、いまは「おいおい、いま逃げるのはマジでシャレにならんぞ」と全然共感できなくてあまり好きじゃない。
ニコ・ロビンには共感できる。歴史をたどって真実を知りたいという欲求は、私の「物事が起こる論理を知りたい」という欲求と被る。知識欲かな、この場合。
冒頭ではニコ・ロビンのことを「大人だから好き」と言ったけど、実は共感できる仲間として見ているようだ。なるほどね。
※気が付いている人がいるかもしれませんが、自分のニックネーム「三個・ボビン」は言うまでもなくニコ・ロビンを文字ったものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?