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子供を持つ親御さんに知ってほしいスマホとの付き合い方

#親 #子供 #スマホ #ITリテラシー #スマホルール

想定する対象読者

・スマホを持ち始めるお子さんを持つ方
・お子さんとスマホとの付き合い方に不安をお持ちの方

目次

1. この記事の想い
2. 最も大事なこと
3. スマホのルール
4. 子供xLINEで学力アップ
5. スマホの利用制限
最後に

1. この記事の想い

私自身、2人の娘を持つ父親で先日、下の子にスマホを持たせ始めました。
我が家では、長女(中2)・次女(小6)ともに中1になる直前にスマホを持たせ始めています。
*以前からKIDS携帯は持たせていました。

幸いなことに、私はIT業界に長くいるため子供向けフィルタリングなどはキャリアのサービスなどに依存しなくても自分で設定ができますが、同世代の親御さんの中にはこの手の設定が苦手な方も多いことでしょう。

そういった親御さんにとって、子供にスマホを持たせることに少なからず不安があるのでは?と思い記事を書くことにしました。

なお、具体的な付き合い方についていろいろな記事がありますが、下記の記事がよくまとまっています。

小中学生のスマホは親子のルール決めを!18の約束から学ぶ依存症防止策

似たような記事を書いてもしょうがないので、この記事では私が実施している事例をご紹介します。

2. 最も大事なこと

まず、心にとどめてほしい最も大事なこと、それは「普段のコミュニケーション」です。

どんなに優れたルールも、どんなに優れたフィルタリングも、普段のコミュニケーションがないがしろにされていては、効果は半減以下です。

3. スマホのルール

我が家でもスマホを渡すときにルールを定めています。
といっても、18のルールのように細かいものではなく下記のようなものです。

・スマホはパパの所有物で、子供たちに貸しているもの
・友達にスマホを貸さない、触らせない
・ルールは子供たちの利用状況に応じてパパがいつでも変更できる
・寝るときにはスマホは1階に置いておくこと(寝室は2階)
・アプリをインストールするにはパパの承認が必要(アプリで制限)
・サイトの閲覧はパパの承認が必要(アプリで制限)

1つ目と4つ目は先ほど紹介したサイトの18のルールにもありましたね。
このルールを作ったときに知っていたものではないのですが、子供とスマホのことを考えると、このルールができるのでしょうね。

一度、上の子が4つ目のルールを破ってしまい、LINEをしながら夜更かししたことがありました。
我が家ではこのような時には「やぶらなきゃよかった」を体験させます。

このときは、LINE禁止令が出されてフィルタリングによりLINEの起動ができないように制限されました。
しかも、「いつまで」という期限はなく「パパの気分で再開」というもので期限の見えない制限に相当ストレスを感じたことと思います。
(ちなみに、数ヶ月間利用させませんでした)

4. 子供xLINEで学力アップ

家族のグループラインを使うことで、成績が大幅にアップした実例です。

LINEグループ[導入前]の勉強と成績

もともと我が家の学習ルールはゆるく、ルールはただ一つ「1日最低1時間は勉強する」が存在するだけでした。

小学生時代はこれでも中の上~上の下を行ったり来たりする感じだったためそれ程口を酸っぱくすることもありませんでした。

ところが、中学生になり部活も始まると、みるみるうちに成績が下がっていき、気が付くと1学年150人いる中で、130位くらいまで落ちてしまいました。

不登校気味になってしまった子が10人くらいいるとのことで、実質140人中130人と考えてよいかもしれません。

そこで導入したのが、LINEグループです。

LINEグループ[導入後]の勉強と成績

まず、結果からお伝えすると、成績は半年で133位から72位まで上昇しました。

LINEグループの導入と併せて、勉強ルールを下記のようにしました。
履歴を確認したところ、導入は2年の夏(2018/07/24)でした。

・1日最低1時間は勉強すること
・勉強開始時にLINEグループに宣言すること
・勉強した内容を写メで撮ってLINEグループに投稿すること
・LINEグループへの投稿はお風呂に入る前にやること

下記は実際に投稿された内容です。

開始時

終了時

今のところ、投稿された勉強の内容や勉強の量についてのチェックなどはしておらず、何かしらの指摘やアドバイスをしたことはありません。

LINEグループの導入で改善したこと

下記はLINEグループを導入したことによって感じてる効果です。

・「監視されている」という意識が働き、さぼれなくなる
・毎日の学習ログが残ることで自信が付く
・開始・終了時にレスしてあげることでモチベーション維持につながる?

5. スマホの利用制限

最初に紹介したルール上の制限を実現するうえで、最近ではいろいろなアプリがありますが、我が家ではGoogleのファミリーリンクを利用しています。

*現状では、子供のスマホにインストールするためのアプリはAndroid版しか公開されていないようです。

Android版ファミリーリンク
保護者用
子供用

iPhone版ファミリーリンク
保護者用

以下、ファミリーリンクでできること

・子供スマホの位置情報を確認
・子供スマホの利用可能な時間帯を設定
・子供スマホの利用状況をレポート(今日/昨日/7日間/30日間)
・アプリのインストールを制限
 →承認リクエスト&親スマホで承認することで個別設定
・子供スマホで起動できるアプリの制限
・GoogleChromeブラウザでのサイト閲覧制限
 →承認リクエスト&親スマホで承認することで個別設定
・GooglePlayでの課金を制限

実際の画面

少し設定がややこしいのですが、AndroidOSを作っているGoogleが提供していることもあり、とても利用しやすいです。

しかもこれだけの機能が無料で利用できるというのが最大の利点です。

最後に

IT利用者の急激な若年齢化により、ITに疎い親御さんと小さいころからITに触れている子供が交差するのが今の時代です。

先日はとあるアプリで18歳の女の子が援助交際相手を探しているという事実も目の当たりにしました。

少なくとも自分の子供にはそのような状況にはなってほしくないし、ならないように適切な誘導をしてあげるべきだと思っています。

同世代の親御さん、同世代の子供を持つ親御さんも同じように感じているはずです。

この記事が、そういった方々にとって有益な情報になれば幸いです。


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