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アニメーション/カメラ用語のイコール集

こんにちは、3Dアニメーターらいはんです。

3Dで使われるアニメーションやカメラ用語(処理周り含め)について、
けっこう各社(各個人)でバラつきがあるため、チョイチョイまとめようと思います。

日本では、
3Dアニメーションは、アニメ用語はセルアニメがベースとなり、海外のディズニー、カートゥーン用語がごちゃっと混ざったいます。
3Dカメラワークは、セルアニメ用語と実写用語+DCC、AE、英語圏の用語も入り混じっていてカオス💀

英語圏では、
アニメーションはディズニー(12原則)とカートゥーンから、カメラ用語は実写やDCCの用語からきているという話しのようです。

というわけで、日本はかなり厄介で、会社や下手をするとチーム/セクション事で用語が、アニメ系か実写系か(更に英語圏よりか)が違っているため、全て覚えておくと良いという答えになります。
更に用語内に含むニュアンスも違っていて、いちいち確認が必要となる場合が多いです。

例:レイアウト…単に構図を意味している場合と、レイアウトというように物の位置なども指している場合とで人、チーム、会社により異なる※コミュニケーション大事💦

日本国内での言葉違いとイコール英語(カタカナ記載)の所をチョイス

アニメーション用語

残し/遅れ=ドラッグ/ディレイ ※フォロースルー、オーバーラップをここに含めていう人も多め
返し=オーバーシュート ※フォロースルー、オーバーラップをここに含めていう人も多め
予備動作=アンティシペーション(アンティック)
潰しと伸ばし=Squash & Stretch(Squash…スクアッシュ/スクウッシュ/スカッシュ)

原画=キーポーズ
※中割/動画=ブレークダウン ※動画は出来上がったもの、中割は作業する事
※ポーズtoポーズ=ブロッキング(実際にはイコールではないがイコールで使う人は多めかも)
軌道/軌跡 =アーク
誇張=プッシュ
オバケ=obake
ブラッシュアップ/クオリティアップ=ポリッシュ
緩急、タメツメ、メリハリ、テンポ=スペーシング

※フォロースルーとは、元となる動きに対して、それについてくる部分が、元の動きが静止した以降も継続して動き続ける
※オーバーラップとは、各部位が同時に動き出さない事

※ポーズtoポーズとブロッキングはイコールではないのです。が、同一視されている事が多いです。
 ポーズtoポーズは手法で型、ブロッキングは作業工程(フロー)です。
 ポーズtoポーズは、原画も中割もブラッシュアップも含めた手法となります。順番に行います。
ストレートアヘッドは、頭から作り上記のように順番ではなく最初からブラッシュアップしていくような手法です。ディズニーが眠れる森の美女やバンビなどで人や動物をロトコープや映像を用いて使い、最初から描いていったような手法になります。

カメラワーク用語

カット=ショット
マスターカット(マスターショット)=エスタブリッシングショット
T.U(トラックアップ)=ドリーイン
T.B(トラックアップ)=ドリーアウト
Follow(フォロー)=トラック(トラッキング)/ドリーショット 追従する
首振りパン=パン
パンアップ/ダウン=ティルトアップ/ダウン
カメラロール=ダッチアングル/ティルトショット
画面動、画ブレ=カメラシェイク
ピン送り=フォーカス送り (+前ピン、後ピンなどあり)
イマジナリーライン=180°ライン
見た目カット/一人称カット=POV(Point Of View)
ドリーズーム=、めまいショット

補足資料

▼有名どころ
アニメ用語、絵コンテ用語、映像用語、井上ジェットのカメラワーク大辞典

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