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いい子をついやってしまう時の心の底にあるもの

次女が珍しく怒って拗ねて泣いた。なんでも弟が自分が楽しみにしていたお菓子の1番メインの部分を食べてしまった。メインだとわかったら返してと言ったのに。と言うのです。

弟の方は、食べていいか聞いた上で食べたのになんでそんなに怒っているのか?わからなくてキョトンとしている。

普段から、穏やかで滅多に感情的にならない次女。

弟の面倒も良く見るし、自分がお手伝いして貯めたお金で弟のお菓子も買ってあげたりする。

一見いい子のようだけど、私にはとても違和感があった。

次女の拗ねて泣いている様子を見ていて、

次女の心の中で、弟に対する恨みや怒りが沢山溜まっているんだな。と気づいたんです。

弟に対して

こんな感情が芽生えてしまう自分自身に

罪悪感を感じて

弟に本当はあげたくないお菓子をあげてしまい、ひょんなところでスイッチが入り怒りが爆発していました。

自分の心の中に、

批判や否定や、

悪口や人を見下す気持ち、

相手を消したくなる気持ちなどがあると、

恨みが生まれ同時に罪悪感も育つ。

自分の中にこんな自分は居てはいけない。

見たくない。

存在を打ち消したい。

そういう感情が芽生えてきた時に、

ついいい子をやってしまうのだと思います。

普段穏やかでお利口で揉まれる経験が少ないと

感情が外に出てこれず

この恨みと罪悪感が溶けずにずっと心を支配して

ある日ドカンと爆発してしまうのです。

これは本当に苦しいです。

自分を好きになんてなれなくて

自分で自分のことを潰してしまうのです。

そんな生き方はしてほしくない。

子育てで大事なのは、ここをしっかりキャッチして正しい方向に軌道修正してやることなんじゃないだろうかと思っています。

次女には、どんな気持ちもあっていい。否定したら余計に辛いんだよ。いい子じゃなくても大好きだから大丈夫だよ。と話しています。





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