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2級小型船舶免許をとってみた

こんにちは。
私はこの記事を書いているときは大学生ですが、4月からは社会人になって社畜となるわけです。
最後の春休みに何をやればいいか社会人の方に聞くと「旅行行ったり、遊んだりして大学生を満喫しなよ」と言われましたので、友達とノリで2級小型船舶免許をとってみました。
今回、学科独学で実技のみ講習を受けるプランで試験を受験しました。
調べた感じでは学科講習を含めると9万円前後になると思うのですが、学科を独学にしたため今回は6万円で受けることができ、無事合格できました。
詳しくは記事に書いていきます。

はじめに

まず、なぜ船舶免許をとりたいと思ったのかについて、私は釣りが趣味なので船を自分で運転して釣りしてみたいなって思ったからです。

2級小型船舶免許について

簡単に説明すると、
総トン数20トン未満もしくはプレジャーボートの場合24トン未満の船舶を操縦できる免許です。
級によって航行区域が決まっており、
1級の場合、全ての水域
2級の場合、平水区域及び海岸から5海里以内の水域と決まっています。
5海里ってどのくらいってなると思うのですが、1海里が1.852kmなので約9.2kmです。
あんまりぱっとしない距離だと思うのですが、東京湾は全て運転することができるらしいです。
免許を取得できる年齢も決まっていて、
一級・二級小型船舶操縦士は18歳、二級小型船舶操縦士(技能限定)は16歳と決まっています。
免許証の有効期間は5年間で有効期間が終了する1年前から更新することができます。更新するときの要件は調べると出てくると思います。
余談ですが、学科試験で小型船舶の免許制度という問題が1問出ます。

試験について

ここまで、免許について話してきましたが、皆さんが一番知りたいと思う試験について話していきます。
まず、試験は(1)身体検査、(2)学科試験、(3)実技試験の3つあります。

(1)身体検査
1.視力、2.色覚、3.聴力、4.疾病及び身体機能の障害の4つの項目があります。
健康な方であれば問題ないと思います。

(2)学科試験
1)操縦者の心得及び遵守事項 12問 合格基準6問以上
2)交通の方法        14問 合格基準7問以上
3)運行           24問 合格基準12問以上
合計               50問    合格基準33問以上
各科目全て半分できているかつ全体で33問(65%)以上できていると合格になります。試験時間は1時間10分です。
教官の方に聞いたところ、試験で落ちる人のほとんどの方が学科で落ちるそうです。実技で不合格の方はほとんどいないそうなので、学科の対策をしっかりと行うことをお勧めします。
ちなみに私は10分で解き終わり、自己採点で48/50点でした。

(3)実技試験
2-3名一組で行い、試験時間は約1時間半程度です。
1)小型船舶の取扱い 60点 合格基準36点
 1.発航前点検
 2.機関の運転
 3.トラブルシューティング
 4.解らん・係留
 5.結索
 6.航海計器の取扱い
2)基本操縦     120点 合格基準72点
 1.発進・直進・停止
 2.後進
 3.変針
 4.蛇行
3)応用操縦     120点 合格基準72点
 1.人命救助
 2.避航操船
 3.離岸
 4.着岸
合計         300点 合格基準210点
300点満点で各科目60%以上とり、かつ総合点数で210点(70%)とることが合格する基準です。減点方式でミスをしたりすると減点されていきます。

この3種類を半日程度かけて試験を行う形でした。
試験の順番は試験会場やその日の天候などで変わるらしく、学科を受けてから実技の場合もあれば、実技を受けてから学科ということもあるらしいです。

講習と試験(2日間)


講習

講習は実技のみで申し込んだのでとりあえず朝早く起きて会場に向かいました。
9時に会場に到着して、30分程度説明を受けた後に、すぐ船に乗り込みお昼休憩まで実技試験に出る内容を教えてもらいながら実際に操縦したりしました。お昼休憩が終わった後16時頃まで講習は続きました。
9時集合→説明→10時から12時講習→お昼休憩→13時から16時講習といった流れです。
慣れない船の上で1日過ごすので結構疲れます。

指示:発進してください
発声:発進します→船尾に行く→発声:船尾よし→運転席に戻る→発声:全周よし→発進する→発声:発進しました

こんな感じでやりますよってのを見せてもらった後に何度か練習させてもらってアドバイスを言ってくださるといった感じでした。

試験

試験の日も同様に9時に会場に集合し、試験に関する注意事項等を聞いた後に身体検査を行いました。
めっちゃすぐ終わります。
その後、学科試験があって1時間10分間あったのですが、大体の人は30分あれば終わります。学科試験で落ちたくなくて勉強したのですぐ終わりました。
ここから2時間くらい時間が空いた後に実技試験がありました。友達と一緒に試験だったのですが友達が救助のところでミスって顔がやばくなってるのを見て冷静になったのも思い出ですね。1時間半くらい試験があって14時頃には終わり次第帰宅という感じでした。
9時集合→身体検査→10時学科試験→12時実技試験→14時終了という流れでした。

試験対策

学科試験

私は学科の勉強に1週間ほど使いました。
流れとして、教本を1週読む→試験問題集を1週解く→間違えたところにチェックを付けてその部分を確認する→教本を1週読む→試験問題集を1週解く
という感じで勉強しました。
寝る前に教本を見て暗記していました。
これで48/50問正解できました。

これを聞いて「そうですか、結局どこ出るんですか?」ってなると思うんですけど、なんと教本をみると出題されやすいところが青文字になってるんです。
そこを覚えればいけちゃいます。
問題集もきちんと解きましょう。もう一度言います。
問題集は絶対に解きましょう!同じような問題が出てきます。

どこが出るから勉強するというより過去問をほぼノーミスで解けるように解いて覚えるといった勉強をすることがいいと思います。

私が実際に試験を受けた感想として、学科は独学で全然いけます。
学科の講習のために1日拘束されるより、空いてる時間に勉強できるのがいいのかなと思いました。
学校のテスト勉強のノリでいけるのでお金を節約したいひとは学科は独学でいいと思います。

実技試験

実技はとても不安だったのでyoutubeに上がっている動画を見てとにかくイメージトレーニングをしました。
また、ロープの結び方も出るので動画を見ながら家で練習しまくったのとトラブルシューティングなどのどうしても覚えなきゃいけないところは暗記しました。
全体を通してまず重要なことを言います。
大げさに指差しを行ったり、声を出しましょう。安全確認も採点内容のひとつです。
具体的に試験の内容ごとに説明していきます。
まず、小型船舶の取扱い(60点)は絶対に減点されないようにしましょう
これって船の操縦が上手い下手関係のないところです。
特に操縦に不安のある方は点を落とさないようにしましょう。
実技も独学でやりたいという方は発航前の点検などは特に分からないと思うのでyoutubeに上がっている動画でとにかく勉強しましょう。
実技講習を受けてる方であれば先生がやっていた通りに当日も行えば大丈夫です。
次に、基本操縦と応用操縦についてですが、安全確認をしっかりやって講習通りにやれば大丈夫です。これもyoutubeを見るとイメージがつけやすいかなと思います。
避航操船というところでは、横から船だったら減速、真正面から船だったら右に変針を覚えとくといいかもしれません。
多分教本にも書いてあると思います。

まとめ

免許を取得するために1週間ほど勉強しましたが、割と簡単に取得することができました。
教本と問題集で勉強するのとyoutubeで動画を見れば、大体の人は学科独学でいけると思います。ただ、実技ぶっつけ本番は怖いと思う方が多いと思うので実技のみ講習を受けるのはありだと思いますが、独学でもとれないことはないかなという印象を持ちました。
まだ免許を取得したばかりなので、試験以来船舶を運転していないわけですが、これから少しずつ船に乗っていければなと思います。
もしかしたら1級にステップアップするかもしれませんのでその際にはまた記事を書くかもしれません。
あと、具体的に試験のこともっと詳しく知りたいというコメントがありましたら、記事を書こうかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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