那須塩原市チャレンジファーマー研修まとめ【2023年第11回】
実技演出
午前の実技は圃場管理です。
果菜類の収穫
芽かき
雑草取り
を行いました。
面白かったのは、茄子の剪定方法。
芽を残して摘み取ることで、ナスの収穫時期を遅らせられるそうです。
わかりづらいですが、枝をかなり取ってます。
ナスの実が9月頃になるので、家庭菜園には良さそうですね。
ついでに根に近い葉や枝を摘み取ります。
葉に栄養が入ってしまうので、根に近い葉や枝を摘み取ることで、収穫数を増やすことができます。
見た目もスッキリして良いですね。
人参の雑草取りも行います。
この雑草はスベリヒユと言って、食べられるみたいです。
https://dailyportalz.jp/kiji/150821194367
フランス料理にも使われるみたいですね。食べてみましたが普通に葉物のような味がしました。エグ味も少ないです。
人参は、高温と雨の少なさで発芽率が非常に悪かったです。
個人圃場のチェック
余った時間で講師の方に個人圃場を見てもらいました。
とうもろこしが成長しすぎてるみたいです!豆が凹んでくると味が落ちるので、こうなる前に収穫した方がよいということですね。反省。
机上研修
午後は農薬についての研修です。家庭菜園にはあまり必要のない知識かもしれませんね。
そもそも農薬といっても種類は複数あります。
登録農薬
特定農薬
執行農薬
無登録農薬
今日の講義は登録農薬についてでした。農耕地でも使っていい国が認めた農薬のことですね。
また特定農薬とは、国が認めた有機農業でも使っていい農薬で、農耕地においてどれだけ量を使ってもいいそうです。有機農業剤と言われます。
重曹
食酢
天敵
エチレン
次亜塩素酸水
これらの農薬は増えているみたいですねー。
木酢液は発がん性物質が含まれてるので国が認めていません。また牛乳や焼酎も農薬として使えるみたいですが、特定農薬にはまだ含まれていません。
失効農薬とは、3年おきに更新する必要がある農薬の申請において、一度受理されたあと更新しなかった農薬のことです。売れない農薬が該当します。
最後の無登録農薬とは、農林番号が入ってない農薬のことですね。これはホームセンターでも売ってます。非農耕地除草剤とかですね。ほとんど中国産だそうです。全く検査してない薬ですが、線路の除草などに使われています。
農薬の定義
農薬の名前
家庭菜園では必要ないですが、農業やるなら一般名まで覚えないと、使い方の注意点がわからないので覚えた方が良いそうです。
以降の授業内容は、家庭菜園をやる方には専門性が高すぎるものだったので割愛します。
先生も家庭菜園では農薬を使わないみたいなので、「売り物を作るときだけ」学ぶべきということですね。農協や直売所では、虫の食われた野菜は買ってもらえないので、農薬が必要ということです。
ちなみに、前回野菜の病気は8割がカビが原因と言いましたが、カビが葉に菌糸を伸ばしてくるのは、雨が原因です。菌糸がすでに細胞に入ってしまった後に使うのが治療剤、入る前に予防するのが予防剤です。治療剤は制約が厳しいので、予防剤が重要です。予防剤は雨の前日の早朝か夕方に、完全防備で散布しましょ。
害虫も同じで、大量発生したらお終いなので、兆しが見えたら対応しましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?