アースインフィニティ(7692)を天井で買った男の末路 

【はじめに】


こんにちは、さんきち(@3kichi_kabu)です。

現在ある株で大損しています。

自分の経験を誰かに活かしてほしいという思いから、今回の経験をまとめることにしました。

本銘柄を保有した理由、保有後の状況、反省点を書こうと思います。

事実関係の誤認や分かりにくい文も多いかと思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

また、少しでも応援してくれる方がいたら嬉しいという思いで購入ボタンを設置していますが、もちろん購入されなくても全く問題ありません

自分の経験が誰かの役に立ったなら幸いです。

(※投資は自己責任なので他者を非難する意図はありません)

まずは現在の状況から書きたいと思います。

【現在の状況】(4/22)

7692アースインフィニティ(以下、本銘柄)という株をほぼ天井(2365円)で買い、爆損しています。

現在3日連続でS安に張り付いており、株を手放したくても手放せない状況が続いています。

現時点での損失は−14万600円で今後も更なる損失が予想されます。

黄色付近で購入

まずは本銘柄保有以前の話からしたいと思います。

【本銘柄をどう思っていたのか】


以前からTwitter上で話題になっていた銘柄で、興味はありましたが「話題になっている銘柄は危険である」と多くの投資家が仰っていたので、触らないように心がけていました

また、ファンダ面もかなり悪かったため暴落に巻き込まれたら助からないだろうなと思っていました。

ただ警戒していた半面、株価は上昇を続け、爆益ツイートもよく見かけるようになりました。

Twitter上では「アースインフィニティは危険だ」という声もありましたが、次第に「アースインフィニティはこのまま上がり続ける」といった買い目線のツイートが増えていきました。

そのため警戒していたはずが自分も儲けたいと思うようになり、保有を検討するようになりました。


【保有した理由】


本銘柄を保有するに踏み切った決め手は株式分割のIRが発表されたからです。

本銘柄は直近にも株式分割を行っており、その際には一旦株価が下がったものの、その後上場来高値を更新したという経緯がありました。

そこで今回も同様に考え「購入後に一旦株価が下がったとしても、分割後には再度上昇するだろう」と思い、4月末の株式分割後まで売らない予定で保有しました。

ただ損切りポイントは決めないといけないと思い、完全に窓埋めとなる1900円前後を損切りポイントとしていました。
(いざとなれば売れると思っていたので、逆指値はしていませんでした)

また、ファンダがかなり悪い点が懸念点としてありましたが、逆に悪すぎてファンダが全く関係ない株もあると自分にいいように解釈し保有することにしました。


【保有後の状況】


以下では本銘柄保有(4/17)から現在(4/22)に至るまで、日付ごとにまとめていきたいと思います。

4/17(月)


上記の理由から2365円現物で100株買いました。

この日の中ではほぼ底値で買えたので、まあまあかなと思っていました。

(この後、日足チャートではほぼ天井で買ったことになるとはこの時には思いませんでした)

4/18(火)


前場の寄り付きでは若干の含み益があったものの、上値は重く、その日は緩やかに下降していきました。

この時点で損切りも考えましたが、損切りポイント(1900円付近)まではまだ余裕があったため含み損のままホールドしました。

4/19(水)


この日も株価は下降を続け、この時点で約3万円の含み損でした。

日足チャートでは窓埋めがなされており、いよいよ雲行きが怪しくなっていました。

ただ、2000円を境に反発する動きも見られ、大引けはその日の底値より大きく上だったのでこのまま保有を続けようと思いました。

この時点ではツイッター上はまだ買い目線の人が多かったです。

4/20(木)


この日も株価は緩やかに下落を続けていました。

前日と同じくらいの場所(2000円付近)でヨコヨコを続けていたので「大きな動きはないだろうな」と思っていました。

しかし後場の14:09頃に大量の売りが入り一瞬でS安(1659円)に張り付きました

S安に張り付いてからは一瞬も剥がれることはなく売りだけがものすごいスピードで溜まっていきました。

また、逆指値設定を怠っていたため、当初の損切りポイント(1900円)で切ることができませんでした

夜間PTSでも大量の売り注文が殺到し、売りが300万株を超え、成行だろうが指値だろうが全く逃げられない状況になりました

Twitter上では状況が一変し、買い目線の人はほぼいなくなり「アースインフィニティは危険すぎ」「早く逃げたほうが良い」といった売り目線の人であふれかえりました。

4/21(金)


この日もS安(1259円)に張り付きました。

大引けで多少逃げた人がいたものの、夜間PTSでもS安(959円)に張り付きました。

既に逃げられないことを悟っていたので、ここまで売りが溜まると逆に清々しい気持ちになりました。(いわゆる『気絶投資法』です)

4/21(金)大引け後

4/22(土)(現在)


市場が休みなので変化はありませんが、自分の失敗が誰かの役に立てばいいなと思い、この体験をまとめることにしました。

来週の月曜火曜は寄らずに300円くらいで寄るのかなと思っています。(あくまで感覚的なものですが)

現在(4/22)の状況

以下今回の反省点と良かった点をまとめたいと思います。

【反省点】


反省点は大きく分けて
1.    仕手株に手を出してしまった点
2.    逆指値を怠り、損切りできなくなってしまった点
3.    ファンダを完全に無視してしまった点
の3点です。

まず、1点目は

仕手株に手を出してしまった点


です。

正直これがすべてです。

ここまで読んでくれた方は「なんでこんな仕手株に手を出したんだw」「バカだなww」と思う方も多いと思います。

自分自身でも改めてまとめてみると「バカだなぁ」と思います。

しかし、購入したときはここまでひどくなると思いませんでしたし、最悪5万円くらいの損切り(1900円付近)で逃げられると考えていました。

また、仮に仕手株だったとしても「自分は大丈夫だ」という慢心があったことも事実です。

しかし実際には全く逃げられる気配もありません。

また、全く株について勉強していなかったのではないかと思われる方もいると思います。

しかし、投資関連の本を何冊も読んでおり、世界三大バブルの知識からバブル時には手を出してはいけないことや、ニチダイ等の悲劇も知っていたため、仕手株には気を付けなければならないことも知っていました

これらの知識から、バブルと仕手株には気を付けようと思っていましたが、実際にはほぼ天井から巻き込まれてしまいました

仕手株は自分が思った以上に残酷です。

うまく波に乗れればよいですが、一度失敗したら奈落の底までもっていかれます

株は儲かっている人に注目が集まりますが、その裏には何人もの屍があることを忘れてはいけません。

以上から仕手株には手を出してはならないことを身をもって体感しました。

次に2点目は

逆指値を怠り、損切りできなくなってしまった点


です。

毎日の下落が緩やかだったため、いざとなればすぐに損切りできるだろうと甘く考えていました。

しかし、一瞬(5分ほど)で損切りすらできなくなってしまいました

よく逆指値が大切なんてことは耳にタコができるほど聞いている話だとは思いますが、改めて言います。

逆指値は大切です

最後に3点目は

ファンダを完全に無視してしまった点


です。

自分が買った時はPER100倍超え、PBR200倍超えといった完全に割高な状態でした。

ファンダが良ければ株価が下落しても再び上昇する可能性が高まるという知識を持っていたにもかかわらず、雰囲気に流されファンダを完全に無視して保有してしまいました。

テクニカル1本の方もいるとは思いますが、自分はファンダも重視していただけに、購入時にはファンダも大切だと改めて感じました。

ここまで反省点を書いてきましたが、良かった点もあります。
(爆損している時点でよかったといえるかは疑問ですが)

【良かった点】


良かった点は
1.現物かつ最小単位だった点
2.資産形成用の口座とは別口座で行っていた点

の2点です。

まず1点目は

現物かつ最小単位だった点


です。

現物で保有したので最大損失は23万6500円で済みます。

もちろん大きな損失ではありますが信用買をしていれば追証が発生しさらに悲惨な状況になっていました。

最大の損失額が自分で把握できるというだけで気持ちは大きく変わると思います。

また500株600株と保有していたらおそらく7桁単位の損失になっていました。

最小単位で購入したことで損失がある程度は抑えられたという点では救われました。

次に2点目は

資産形成用の口座とは別口座で行っていた点


です。

自分は資産形成用の口座と挑戦用の口座を使い分けており、挑戦用の口座では50万円だけ入れてトレードをしていました。

本銘柄は挑戦用の口座で触っていたため、今回はそもそも購入できる枚数が少なかったということは不幸中の幸いでした。

資産形成用の口座では主にファンダを重視した高配当株投資を行っているため、仮に資産形成用の口座で本取引をしていたら精神的にもっと苦しい状況だったと思います。

【まとめ】


以上からまずは

仕手株や話題性のある株には手を出さないことが最重要

だと思います。(上手な人は別ですが)

もし仮にこのような株に手を出すならば
個人的には

・逆指値をすること
・ファンダも考慮すること
・リスクを最小限に抑えること
・資産形成とは別枠で考えること

が大切だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
もし参考になったらいいねや拡散してもらえると嬉しいです。

普段はTwitterで資産形成に関する発信をしています。
よろしければTwitterものぞいていただけると更に嬉しいです。
(@3kichi_kabu)


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