求職者という単語_はもはや死語では_

「求職者」という単語を死語にするサービス、Meetyをローンチしました。

こんにちは。Meetyの中村です。

今年の5月末にXTech Venturesさんからシード調達をしまして、ひっそりとMeetyという会社をスタートしました。

今日までHPもサービスサイトもない怪しい状況でしたが、100を超える方にインタビューを実施させていただきながらプロダクト開発をし、31社の企業さんにローンチパートナーとしてご参画いただく形で、昨日サービスをリリースできました。ほんま感謝しかないです。

プレスリリースでは"採用マーケティングSaaS"と銘打ち、企業さんに向けたメッセージが中心だったので、このエントリではMeetyを使っていただきたい個人のユーザーさんに向けたお話しをさせてください。

突然ですが、あなたは求職者ですか?

ぼくは2011年に当時20人ほどのSpeeeというスタートアップに新卒で入社し、約6年間いろんな職種・役割で働かせてもらいました。

その間「起業したいと思ってます」「友だちの会社を手伝いたいです」「子どもできたので実家帰ります」と上司を困らせる発言を連発しながらも、なんだかんだ居させてさせていただき、最後には出資した企業に出向しそのまま転籍するという形で転職しました(それは自分でも想定外だったw)。

その時の上司には「お前、やっと辞めるんだ笑」と言われるくらいの問題児だったのですが、振り返るとぼくは6年もの間、常に自分にとっての最善の選択肢を探していたのだと思います。

在籍中エージェントさんに2度ほどお会いしましたし、起業した友だちとカジュアルにランチする中で誘ってもらいグラついた時もありました。

その状況って常に求職者であったと言えるのかもしれませんが、"職"を"求めていた"かと言うとそういう感覚ではなく「自分の今の価値を知りたい」とか「友だちから刺激を受けたい」とか「他の業界・会社ってどんな感じなんだろう」といった興味ドリブンでの行動でした。

採用市場に残されたペイン

こんな声をまわりで聞いたことありませんか?

「カジュアル面談だと聞いていたのに志望動機を聞かれた😡」

実際に採用に関わる方でこんな気持ちになったことはありませんか?

「(おぉ、せめてプロダクトは触ってから面談にきてほしかった・・😂)」「(ま、まじで遊びに来られたんですね・・😭)」

昨今の需給バランス的には圧倒的に個人にパワーがある状況ですが、個人と企業の期待値が微妙に噛み合っていない状況が続いていると感じています。

2015〜2016年の2年間、人事をやらせていただいたのですが、

・短期の実行中心なタスク
求人票の作成・スカウト送信・媒体管理・エージェント対応・面接・議事録作成・日程調整・イベントなどの企画・予算管理 etc...

・中長期のプロジェクト的なタスク
新卒・中途の中長期の採用計画の策定・採用サイトのリニューアル・オンボーディング整備・採用広報施策のプランニング etc...

上記のタスク・プロジェクトを回すのはそれなりに大変で、この状況で「遊びに来てもらいたい」って心から思えたかと言うと全然そうじゃなかったんですね。

一方で、"常に最善の選択肢を探していた"自分に立ち返ると、「カジュアル面談ってゆーてもウソやん」って思ってましたし、ちょっとは声をかけてもらえていたので「自分からエントリするなんて馬鹿らしいし恥ずかしい」みたいな気持ちでした。

でも、冷静に考えてみると当時のぼくが持てる選択肢って、起業した友だちの会社にいくか、リファラルやスカウトで声をかけてもらえた数社くらいのもので、積極的にリストアップしても30社は全然届かないなという感じ。

それって実は選択肢めっちゃ狭くない?って話しで、更に声かけてもらえるかどうかって主体的なアクションではなく受動的で運ゲーじゃん?と。

実はここに見えない機会損失があるんじゃないかと思っていて、リファラル以上に気軽に話しを聞きにいける選択肢がない故に、自ら話しを聞きに行きづらくなっていて、結果、気づかぬうちに選択肢が狭まってしまっている個人がいるのではないか。

そして各採用チャネルの体験価値を高める努力がなおざりになることで、求職者優位の採用市場にアジャストできず、採用力が落ちていく企業が生まれているのではないかと思ったんです。

どうやったら解消できるんだろう?

■ 企業に対して提供すること🏢

前述の通り、人事・企業はヒマじゃない。なので、ここを解消をしない限りは候補者ファーストな採用市場は作れません。

そこで、我々は企業さんに対して、2つのプロダクトを提供することにしました。

プレスリリース用02 (2)

サービス詳細はプレスリリースを見てもらえればと思いますが、ザックリ言うと「採用候補者と出会うハードルを下げる」と共に「関係を構築する仕組み」まで提供するというコンセプトです。

海外のHRTech界隈ではRecruiting Automationという潮流があるのですが、要は採用担当の負担をテクノロジーで減らしていく動きで、特に後回しになりやすい転職潜在層への施策を科学的に行いやすくなる技術群です。

詳しくはLAPRASさんが先日とてもわかりやすいmediumを書かれていたので⬇︎︎︎をご覧いただくのが良いかと思いますが、我々はそこに対してチャレンジしていきます(こういう文章書けるようになりたい笑)。


■ 個人に対して提供すること
🙎‍♂️🙎‍♀️

個人の方々に対してはMeetupプラットフォームの中で2つのイベントフォーマットを提供し、たくさんの学びと繋がりを作る中で新しい選択肢や可能性に出会える仕組みを提供します。ぜひ"職"を"求めていない"方も知的好奇心がままにいくつかエントリしていただければ嬉しいです。

TOPページ

Meetyの特徴は、小規模のイベントであるという点、そして"トーク"という言葉が表すように「会話」を前提としている点です。

ぼくの原体験として、つまらないMeetupは参加者の平均値に合わせた話しばかりで「それ知ってるわ・・」となってしまうイベントです。そういうイベントが溢れた結果、その領域を勉強しはじめた方ばかりが参加するイベントが増え、ガチ勢が楽しめる場が少なくなってる気がしています。

それを避けるために、特定のテーマに高い関心のあるメンバーだけで深い会話ができるように少人数制にしています。

今回のローンチに合わせて、各社のCxOクラスの方や、現場で活躍してるMgrクラスの方とフラットでありながら密に話せるイベントが多数開催されています。

🔍エンジニアのマネジメントで悩んでいる方

Reproさん、Speeeさんの以下のグループトークはいかがでしょう?😌

🔍話題のサービスの裏側についてなんでも聞けちゃう

ミラティブさんってCxOクラスの方の登壇イベントは多かったけど現場の方と直で会話って逆に熱くないですか?😍

🔍老舗サービスのプロダクト開発の歴史

こ、これは絶対特定の人に深く刺さるやろっ!Donutsさんから😎

🔍医療や製造業のような巨大産業をどうDXしていくか

BizDevな方は最高に萌えるグループトークをDeNAさん、CADDiさんから🤓

🔍中の人に相談したい!系の1on1

Yappliの人事責任者の高橋さんは、mixi→コロプラ→メルカリと超グロースフェーズでHRを作ってきた人です(勝手に"HRニキ"と心の中で呼んでる😋)

🔍専門性の高いギークなイベント

実はうちの運営メンバーはこういうイベントが超好みです😆
ABEJAさん、atama plusさん

🔍副業採用の説明会という時代を感じるイベントも

"Startup studio"ゆえに様々な事業ドメインに触れられそうなXTechさん×エキサイトさん×OVERFLOWさん合同イベント

こんな激レアイベントが約50個並んでいまして、実は僕も運営のお手伝いという名目でいくつか参加お願いしようと思っているくらい(役得w)、おもしろいコンテンツが並んでいます。

以下から全トークイベントが閲覧できますのでよろしければ✌️
グループトーク(10人以下の会話イベント)
トーク(1on1の会話イベント)

会員登録ページにあるように「Meetyは仕事に本気で向き合っている人たちの学びと繋がりをつくるメディア」を目指していきます。

Meety会員登録ページ

まとめ

時代の流れとして採用市場は「候補者ファースト」であるべきですが、いろんな障壁からそれが実現できていないと感じています。

Meetyはまだβ段階ではありますが、ご賛同いただいたたくさんの企業さんと一緒に、より良いプロダクトに磨いていき、企業と個人の期待値のズレの解消をしていきたいと思っています。

個人の方へ
"求職者"じゃなくとも企業に会える手段をつくりました。「ここにくれば勉強になるコンテンツあるかも」「この領域で繋がり増やしたいな」「そろそろ外の世界の話しも聞きたいな〜」みたいな状態で見るサイトがMeetyです。たくさんの学び・繋がりを作りにまずは一つ申し込んでみてください。

企業の方へ
もしこのnoteを読んで少しでも共感いただけた方がいらっしゃったら、只今無料期間中なのでぜひお問い合わせください✨

ただし、いま我々のプロダクトはβ版です。超少人数で運営してるものですから、基本的にはご参画いただいているクライアントさまと機能開発を最優先しています。なので、絶対に使いたい!って企業さんにお問い合わせしていただきたいです(生意気言ってすみません!)。

(⬇️の画像をクリック)

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