見出し画像

ディスクレビュー : Awakening​​​:​​​Sleeping / MASS OF THE FERMENTING DREGS / J-ROCKと海外ロック文脈〜X-JAPANのhide(Zilch)という存在

3LAでカセットテープを入荷しています。下記URLで購入可能です。




MASS OF THE FERMENTING DREGS、2002年から活動しているらしい(wikipediaを読んでいる)
年齢も自分と同世代だった。しかもex.X-JAPANのhide/Zilchに影響を受けて音楽をはじめたらしい。完全に世代だ。そして、なんだかんだ初めてちゃんと音源を聴いてるかもしれない。00年代は日本のロックは邦ロック的な定義も乏しく、ましてやJ-ROCKがそのままの形で世界のミュージックシーンの中で「インディーロック」の枠にきちんとジャンル分けされて、そして多くの国で聴かれるようになるなんて思わなかった。これもサブスクの恩恵なのだろうか。過去作もまとめて初めて聴いているがアルバム単位というよりは曲単位、という感じがして、海外文脈で聴かれる音楽は受けがイイのはわかるけど、良くも悪くも本作は曲ごとに結構差がある。2000年代J-ROCKを現代でも本気で貫いているという感じ。過去作『No New World』のほうが全体の質感では統一感もあり、バランスも優れている気がする。が、本作は過去作からまた距離を置いているサウンドだと思います。「Dramatic」(前作でいうなら「New Order」)のような楽曲が自分的には好きだけど、他の楽曲などヘヴィなサウンドまで起伏の幅が大きすぎて、同じ気分で聞き通すような感じではないというか。

SIDE A
1.Dramatic
2.いらない feat.蛯名啓太(Discharming man)
3.MELT
4.1960
SIDE B
5.Helluva feat.Taigen Kawabe(BO NINGEN)
6.Ashes
7.After the rain
8.鳥とリズム
9.Just

以降は、いつものようにあまり公に公開する内容でない箇所が含まれるため有料としています。有益なテキスト一切なし!それでも読みたい方は….

(メンバーシップの880円課金している方は無料で読めます。しかし単発で500円で記事購入することも出来ます。定期的に有料記事を読むのであればメンバーシップに入ってしまえばお得という寸法です)

ここから先は

2,524字
この記事のみ ¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?