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2023年の敗北宣言。

こんばんは、たわちゃんです!
U30が活動するコミュニティ『お口のテーマパーク』の運営をしながら、ソーシャルビジネス立ち上げにも奮闘中です。

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2023年、もうすぐ終わりを迎えますね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今年はアウトプットの機会が多かった甲斐もあり、側から見たら絶好調に見えるのかな?沢山の賞賛をいただきました。自分のことのように喜んでくださる声にとても嬉しくなりました。同時に素直に受け取れない私もいました。なぜなら乗り越えられなかったことを皆さんにきちんとお伝えできていないからです。

だから今このタイミングで自分の負けを認め、さらなる2024年の飛躍を誓います。

私は負けました

「すべての人にお口からの健康を届ける」が活動理念のお口のテーマパーク。始動から2年、団体設立から1年半の月日が経とうとしています。

多数決が原則の団体活動において「なんとなく」に収まってしまうというのは実はあるあるなのですが、私は一切妥協しません。いいなと思ったことは小さくても形にできる手段を見つけるし、やるなら細部までこだわります。たとえ信頼しているメンバーとであっても、この点はかなりシビアにコミュニケーションを取っていると思います。

そんな私が過去に1つだけポリシーを曲げたこと、それが活動のターゲットです。

立ち上げ当初のお口のテーマパークでは子育て世帯をターゲットにしていました。

子どもには予防がしたい需要がある

子育て世帯に啓蒙活動を展開

未来を担う子ども達と一緒に家庭の健康観を担うママ達が変わる

20年後には予防が当たり前になる

立ち上げた当初、私にはこんな目論見がありました。その証拠にお口のテーマパークにはこんな副題がついていたのです。

当初のイベントキャッチコピー


私にとって“すべての人に”は結果であり、手段ではありませんでした。

ところが、1回目のイベントを終えた後メンバーからこんな申し出がありました。

「親子以外にも興味を持ってくれた人がいた。今後は老若男女みんなが参加できる企画にしたい」

(わかる、けどターゲットを絞らないと刺さる企画も適切なマーケティングもできひん...)
なんて1晩考えた末の答えはyesでした。

目の前にある灯火を消さないことが重要だというのは正直後付けで、私の夢が私達の夢になることにワクワクしてしまったのが率直なところです。

こうしてお口のテーマパークは「すべての人にお口からの健康を届ける」活動コミュニティになりました。

今年は私自身の立場が歯学生から歯科医師になりました。あらゆる制約条件が課されたにも関わらず、変わらず活動ができているのはメンバーの力が本当に大きいです。手前味噌ですが、ここまでの熱量を保っている有志の集団は数多くないと思います。馴れ合いではなく1人1人が熱い想いを持って活動に参加しています。ここにいる人達は間違いなく未来を担う人達になると確信していますし、あのときコミュニティを育む方向に舵を切った何の根拠もない決断は振り返れば英断でした。

同時にインパクトの追求を諦めてしまったことも事実です。本来なら【予防行動に繋がっているのか】など追うべき点は山ほどありましたが出来ませんでした。ここが有志で活動する限界時点だとも思っています。生活の中心が他にある有志の活動を支えるのは「楽しい」「嬉しい」といった本能的なものです。ある意味、効果測定のような地道な作業とはトレードオフにもなる関係で、私はこの点を諦めました。

例えるなら活動は果実のようなものです。「綺麗」「美味しそう」本能的に訴えるもの。でもその裏でまずは誰かが土地を耕している。そこに水をやる人が現れ、陽の光が現れる。ようやく果実が実る木になります。そして果実はどんなに優れたものも遅かれ早かれいずれは消耗してしまいます。実り続けるには栄養のある土壌、定期的に水をやる人、そして陽の光が欠かせません。

お口のテーマパークでも同じです。このままでも5年は続く活動にはなると思います。でも10年続く確信が持てません。まだ実り続けるだけの生態系を整えきれなかった、私の負けです。

代表として時には大きく見せ、周囲の期待を集めることも必要になります。でも同時に誰よりも日々現実を直視しています。だから事実として受け入れ、皆さんに共有する誠実な態度を貫きたいと思っています。

私はここに2023年の敗北を宣言します。

そして私は起業する

2024年、私は起業します。自分がそこそこ社会不適合者でワークライフバランスとは無縁の性分であると1年のサラリーマン期間を経て確信したのもありますし、何よりインパクトを狙いながらバリバリ事業がしたい。

「予防を当たり前にする」この課題に対するクリティカルな解決策はまだ誰も見つけていません。そして100年続く文化を生み続ける生態系となるためには、まずは地を耕すところから。もう一度ゼロから取り組む気持ちでやります。

とは言え、起業してもお口のテーマパークは変わらず続けます。寧ろここが生態系の原点なので共に進化させます。だからメンバーもサポーターの皆さんも今後ますます面白くなることを期待して共に歩んでほしいです。

法人形態に関してはまだ考え中です。家業と同じ資本主義経済の中で勝負してみたい気持ち、全く新しいフィールドに挑みたい気持ち、両方あります。だから両方やってもいいかなとも思っています。

相変わらず欲張りな私ですが、もうすぐ20代も折り返し。他に守るべきものもなければ、幸いなことに家族も元気に過ごしている状態。「これが私のすべて」なんて真正面から言ってられる期間はどの道この10年ぐらいだろうから、今は欲張れる時なんじゃないかなと思います。

どんなときも謙虚に、でも貪欲に。

今後も一歩ずつ前進を続けて参ります。

それでは皆さん、良いお年をお迎えください!

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