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ぶどうの病気と今年の気候

6月後半から7月はじめにかけて全国的にとても暑い日が続いた。
ちょうどぶどうの開花時期と重なったため、例年より10度近く気温が上昇していることで影響が出るのではないかと心配していたが、やはり少なからず影響が出ているようだ。

いつもより多い花ぶるいは確認できていたのでバラ房はある程度しょうがないと考えていたが、あれから数週間がたちぶどうの粒の大きさがバラバラな房が目立つ。

この原因は何なのか、いくつかの可能性を考えてみた。

1.高温障害

急激な気温上昇による何らかの障害。

これは根拠がないし経験もないのであくまでも憶測でしかないので可能性としては高くはない気がする。

2.気温の上昇に伴う新梢の成長が著しく早かったため

直接的な気温の上昇ではなく、気温が上昇したことによる植物の成長速度の変化により、ぶどうの花や房の成長への何らかの影響という視点。
急激な成長により実にまわるはずの栄養が新梢や副梢の成長に取られてしまった事による結実不良。

これは少なからずあると考えている。いつも以上に成長が早いなとは感じていて、早めの対応を行ったがそれでも間に合わなかったのかもしれない。

3.雨による花の損傷

7月はじめのゲリラ豪雨。

開花期の6月後半から7月前半の降雨量は昨年の方が多いが、7月初め、1時間に40ミリを超える雨が降ったことで、雨による花房の損傷は考えられるのかもしれない。ビニールはかぶせているが、横なぐりの雨という感じであまり意味はなかったのかもしれない。

ぶどうを植えて8年。
今年はこれまでになく厳しい年になりそう。
この先できることはバラ房の手入れ(一つ一つ成長が悪い実を取り除いていく作業)を行って健全な果実のみを大切に育てていくことだろう。

そして今年の7月は雨がよく降る。
すでに昨年比で降雨量が今現在ですでに昨年の180%となっている。

高温多湿による季節外れの病気にも悩まされている。防除の予定が完全に狂ってしまい後追いになっているのだ。梅雨の時期の雨がそれほど多くなかったので、追いついてきてはいるが、この先も油断できない。

ぶどうに比べりんごの成長はとても良い感じ。
今年は美味しいりんごがたくさん収穫できそうです。

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