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糸の環境を変えてみる

三味線の糸(弦)は太い方から一、二、三と数えます。
通常は絹糸で出来た糸を使うのですけど、派手に弾き倒す津軽三味線だと直ぐに切れてしまい、財布にも優しくありません。
なので二の糸、三の糸はナイロン、またはテトロンを用いた糸を使用することが殆どです。

山影は今回、二の糸をリンクにある、はつねという糸を使用することにしました。
というのも、この糸は本番用という名目で販売されているのですが、いきなり本番には使用出来ないですし、テトロンに慣れてしまっているので、どれくらいの耐久力があるかも分からなかったからです。
他の方からの意見というのはバラバラで、弾き方の異なります。
申し訳ない言い方になるかもですが、あてにならないのです。

なので、練習の時も使用して実際にどれくらいで使えなくなるのかを実験しようと思い、今日張り替えてみました。

音はやはり違います。あくまでも僕個人の感想ですけど、押さえた指の感触も違いますし、二の糸を多用した秋田民謡とかには良いニュアンスが伝わってきました。
あまりでしゃばらないと言いますか。とても自然な音がします。

耐久はこれからやってみますが、大体30分から2時間ほどの練習を普段からやっていますので(時間は決めてません)何日位保つのかが楽しみです。
当然の話ですが、生糸なので音は弾いてなくとも、自然と劣化します。そこも考慮に入れておきますので、レポートは後日に行います。

それと、個人的にですが一の糸を細口というものに変えました。
丸三の浄瑠璃用の細口にしています。
番号でいうと、27だそうです。

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津軽三味線を何にも縛られず自由に奏でたい人向けに書いてます。

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