2020年

 

 推し事2020を振り返ると、我慢の一年でありました。そもそも演劇の魅力に本格的に気付いて2年ほどというタイミング。その時しか見られない、見たかった舞台がまだまだたくさんあります。

特に今年は楽しみにしていた舞台が目白押しで、具体的に述べると冬単、エーライ、コンボイショウあたりはとにかく楽しみに、ずっと前から見に行くぞ、と意気込んでいた作品なだけに、結構凹みました。

「生」である演劇の面白さに魅せられた中で配信やるからいいね〜という考えにはなかなかなれず、現地に行きたいちくしょうこのやろうと騒ぎ倒しました。今でも騒いでます。
配信でも十分最高でしたけどね!!!それが生で見れたかもと思うとええんちくしょう負けねえ!
 
 先日久しぶりに吸った劇場の空気は最高でした!うわあいやっぱり生であるべきだ!そう思います。振り返ればおとぎ裁判で始まった2020年。締めくくりに同じ舞台シリーズに戻って来れた事が本当に嬉しい。

そして「おとぎ裁判」という、アドリブあり、歌ありのエンターテイメントショーでありながら、しっかりと作者様の中で作り上げられた世界観とシナリオが進行する、唯一無二のジャンルであるこの作品を「生」で観られたことが本当に幸せです。

まだまだ戦況は厳しいですが、負けねえ!演劇を楽しめる世界を諦めねえ!推しのお仕事を肯定してやる!と思っています。

 推しさんの一年の総まとめ配信を聞いていても、やっぱり悔しい気持ちが蘇ってきます。もちろん会場に来られない人への配慮もしっかり述べてくれる素敵な役者さんです。

とは言え、目の前にいる人と空間を共有できるもの、という認識は、推しさんとそしてわたしの中でも大事な確固たる「演劇の魅力」なのです。そこに双方の気遣いがあって、今は関係性が成り立っているわけですが、本当はお互いにその場に一緒にいることを臨んでいるわけです。これは自意識過剰ではなく、役者と全ての演劇ファンそれぞれの願いが本当は一緒なんだということです。

すべての願いが叶う日々が戻ってくることを願ってやみません。

 やはり「1999年の夏休み」という作品を、配信さえ見ることができなかったことは悔やまれます。2.5次元と言われる、既存のキャラクターを表現するお芝居に加え、1から人間の表現や仕草を作っていくお芝居は、役者様の魅力を引き出すいい機会だなあと思います。
役者本人にとっても楽しい作業であると思うし、わたしも楽しみにしている。
ましてや少年の複雑な葛藤を描かれているような(私の勝手な情報収集を元にした印象です)お芝居は、見てみたかったなぁと思います。

 ひとつも逃さずこの人のお芝居を見ていたい、と思える役者に出会えたのです。幸せです。それを断ち切られそうになっているのが悔しくてたまらない。負けねえ!!!!!

配信にもコストがかかりますしね。映像には残っているのかな。どこかで見られると良いのですが。

 そんなご時世だからこそ、出会えた同じ役者を応援するファンの皆様。
ながーいトスツイを見つけて読んでいただいて、それでいて私と繋がることを良しとしてくださった、具体的に人数を述べると3名の方。
この3名には本当に感謝しています。
まったく見られなかった舞台、配信でしか見られなかった舞台の、私では拾えなかった感動を、同じ役者を応援する視点から、聞きたいと思っていました。

見事に昇華してくれて、聞きたい感想をたくさん聞かせてくれましたし、私よりも長く応援していたりする皆様の知識や経験にも助けられました。1人で淡々とエンヤコラドッコキショ応援してきたわたしのTLに仲間が増えたような気持ちにもなって、本当に心の支えとなり、こんな一年も元気にわたしなりの推し事をすることができました。それに、それぞれの意思で、大変な中、劇場に通い、私なんかの比にならないくらい、この一年の推しさんのお仕事を支えてくれていて、感謝しています!

もちろんそれぞれが好きでやっていることで、そこに強制力はなく。
魅力的な役者様を、素敵なファンの方々が、好き好んで支えているこの世界にありがとう!

 さて、先日劇場に行くと言う決断に至ったのには自分なりに理由があります。
・仕事の重要なイベントを終えたこと
・感染防止対策の仕方が画一してきたこと
・家族との、状況との向き合い方が一致したこと
この三つの条件が揃ったために、行くことにしました。

これからも、自分や身の回りの人とのやりとりをしながらも、できる限りの楽しみ方をするつもりです。
これからもーっと自由に劇場に行けますように!!!!!!

普段から関わってくれる皆様、本当にありがとうございます!!

今までそれほど県を跨ぐのに距離を感じたことはなかったけれど、2020年はそうはいきませんでした。

遠くて、なかなか会えなくて、ご飯も一緒に食べられない。
ご飯に行ってお互いの推しさんの話をするだけでも楽しいイベントだったのです。それができなくて、物足りないし、騒ぎ足りません!

それでもSNSで繋がったり、お互いの推しさんの活躍を喜び褒め会えたこと、嬉しかったです。
また隣同士、舞台の感動を共有できる日が来ますように!

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

ながーくなっちゃった!いっけねー!

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