みちまよい

趣味は映画とラジオとゲーム、その他いろいろ

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最近の記事

VR能 攻殻機動隊を見てきた

ものすごく久しぶりの更新になります。 VR能 攻殻機動隊を観てきたのでせっかくなので感想を書いておきます。 まず自分の知識でいうと、能を見るのは全くの初めて。ほとんど攻殻機動隊のファンとして観に行ったという感じです。ただ、能と攻殻機動隊とはかなり親和性というか繋がりがあるということは知っていました。アニメシリーズの2期「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」に出てくる文書が三島由紀夫著の「近代能楽集」をモデルにされていたり、押井守監督作品の中のセリフでも世阿弥の言葉が引

    • 2か月かけてMCU23作品見てきた感想『アベンジャーズ/エンドゲーム 』

      ついに23作品目の『エンドゲーム』です。MCU作品を見始めたのは3月末からなので2か月ほどで23作品を見ました。 一応断っておきますがネタバレありです。 時間をかけた演出まず『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』での敗北から『エンドゲーム』での反撃に転じるまでのシナリオに驚きました。 『エンドゲーム』での作戦は、タイムトラベルの方法を見つけ出し、過去からインフィニティストーンを持ってきて「指パッチン」で消された人々を元に戻す、という作戦。言ってしまえば簡単に見えます

      • 宇宙ネコのゲロがリアル『キャプテン・マーベル』

        『アントマン&ワスプ』から引き続き、『エンドゲーム』への期待が高まっているタイミングでやることなのか?という気はしてしまいましたが、それを除いてもかなり王道で面白い作品でした。 王道のヒーロー物語主人公のヴァースは記憶喪失。任務で異星人を追いかけながら自分の記憶を取り戻すための自分探しをする物語。記憶や精神性がトリガーになって潜在能力を引き出せるようになるのはまさに王道ヒーロー。 ヴァースは記憶喪失でいながら「女性だから無理だ」と言われる記憶がトラウマとしてありました。宇

        • ドラムをたたくアリがかわいい『アントマン&ワスプ』

          前作で登場が示唆されていたワスプが登場。実際は飛行能力があるのでスペックもアントマンよりあるように見えますし、アントマンより活躍していたような気がします。 博士の奥さんを救い出す前作の回想シーンで登場した、原子世界に迷い込んでしまった博士の奥さんを救い出す物語。(もしその領域に行けたとして30年くらい前のことだけど生きてるのか?とかは考えない) 透過能力を持ってしまったヴィランのゴーストが、その治療のために量子化するパワーを奪いに来ます。 アントマンことスコット・ラング

        VR能 攻殻機動隊を見てきた

          『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

          ついに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』までたどり着きました。かなり初期から登場したインフィニティ・ストーンの伏線をようやく回収。『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』以来に姿を見てかなり様子が変わった人物もいて驚きと興奮の連続でした。 安定のルッソ兄弟監督は『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』でも監督を務めたアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ。アクションシーンの迫力と物語のまとめ方が芸術的でした。 アベンジャ

          『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

          世界観もアクションもとにかく最高!『ブラックパンサー』

          鮮やかで画面映えする衣装とアフリカ民族的な音楽、近未来的な技術の融合が異様でとても楽しい世界観を演出していました。大人数同士でのアクションもMCUでは珍しかったですね。 斬新かつ作りこまれた世界観 まず架空の国「ワカンダ」のビジュアルに驚きました。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』以降登場してはいたものの国の全体像はかなり作りこまれていました。実は世界的に途上国とされている国が最先端技術と唯一無二の資源を保有していて、それを伝統的に隠し続けている、というもの。近未

          世界観もアクションもとにかく最高!『ブラックパンサー』

          わかってはいたけど見たくなかった『SNS-少女たちの10日間-』

          珍しくドキュメンタリー映画を見ました。 本当にリアルで男の気持ち悪い部分を見ました。正直誰にでもオススメできる映画ではありませんが、社会的に意義のある作品だと思います。 大掛かりなドキュメンタリー今作の狙いは、成人女性が12歳の女子という役作りをして偽のアカウントでSNSを行ったらどのような反応が来るのか検証するというもの。実際にリアルな部屋のセットを組んだりカウンセラーや専門家を準備し、かなりの規模で行っていたのには驚きました。 本国チェコではドキュメンタリーとしては

          わかってはいたけど見たくなかった『SNS-少女たちの10日間-』

          『マイティ・ソー バトルロイヤル』

          これまでの『マイティ・ソー』シリーズと並べると世界観が違っていたりやコメディタッチが増えて雰囲気が一気に変わって驚きました。しかしハルクの登場もあってバトルアクションの派手さやパワフル感は一気に増したと感じました。 一気にスペースオペラへ今作は、王オーディンがいなくなったことによるアスガルドの滅亡(ラグナロク)とヘラによる侵略を阻止するためにソーとロキ兄弟が奮闘する物語。ヘラとの戦いの最中に飛ばされた惑星サカールでのバトルロイヤルに参加させられることになり、あのハルクと戦う

          『マイティ・ソー バトルロイヤル』

          MCUならではの切り口『スパイダーマン:ホームカミング』

          権利の関係でディズニー+で配信されていないとのことだったのでU-NEXTで視聴。コロンビアピクチャーズのロゴから始まるのが新鮮。 今作はスパイダーマン作品として3度目の実写化ですが他のスパイダーマンとはまったく異なった切り口ですごく面白かったです。 ヒーローの理想と現実で悩む高校生今作のピーター・パーカーはすでにスパイダーマンとしてスタークにスカウトされたところから描かれています。スタークに会えたことに興奮しましたがアベンジャーズのメンバーにはなれず、それ以降も近所でヒー

          MCUならではの切り口『スパイダーマン:ホームカミング』

          『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

          今作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編です。1作目のオフビート感はそのままにそれぞれキャラクターの新たな魅力が見られました。 今回もノリノリ相変わらず挿入歌が素晴らしい。まず冒頭の「Mr.Blue Sky」に乗せて踊りだすグルートの姿で一気に心を掴まれます。 特に今回は物語の重要なキーとして「Brandy (You’re A Fine Girl)」の歌詞が良く出て来ます。物語の冒頭、ピーターの両親がドライブするシーンで使われるのが印象的で、中盤にピーターの父親

          『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

          映画でしかできない体験をキメよう『ドクターストレンジ』

          今作は魔法使いを描いた作品なのですが、ハリーポッターのような西洋風の魔法ではなく、斬新でいてかっこいい魔法使い像を作り上げています。注目すべきは常にCGが使われ、目まぐるしく状況が変化し続けるアクションシーン。『マイティ・ソー』シリーズでは神話のような世界をCGで描いていましたが、今回はそれとは真逆の、私たちが全く想像できなかった世界をCGで作っています。この作品は特に映画でしか体験できないことが詰まっていると感じました。 傲慢な医者が至高の魔術師へドクター・ストレンジこと

          映画でしかできない体験をキメよう『ドクターストレンジ』

          ヒーローの責任の所在とは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

          監督は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のルッソ兄弟。相変わらずダークな世界観とアクションシーンのメリハリが素晴らしかったです。 先送りにしてきた問題MCUは現代にヒーローが存在することをリアルに描いてきましたが、その責任の所在という問題に関しては先送りにしてきました。ことのはじまりは『アイアンマン』(2008)のラストでスタークが「私はアイアンマンだ」といったことでしょうか。これによってヒーローが表立って非難されたり、責任を負うというストーリーにつながりまし

          ヒーローの責任の所在とは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

          小粋なジョークも面白い『アントマン』

          久しぶりにわかりやすくストレートな物語で、とても面白かったです。もはやMCU作品のゾーンに入っている気すらします。 ダメ夫が娘のためにヒーローになる主人公はさえない男スコット・ラング。セキュリティの厳しい建物に侵入したことで捕まり、服役していました。出所したら前科のために職探しはうまくいかず、妻と離婚したことで自由に娘にも会えません。そんなダメ夫が娘のためにヒーローになります。博士の発明でヒーローに変身する構図は仮面ライダーのようだと思いました。(偶然どちらも昆虫がモチーフ

          小粋なジョークも面白い『アントマン』

          『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』

          ドルビーシネマで鑑賞。何度見てもドルビーシネマのオープニング映像はテンションが上がります。緊急事態宣言前に見に行けてよかったです。 『ガメラ2』とは相反する描き方前作の『ガメラ2 レギオン襲来』は超硬派なサスペンスと自衛隊の活躍を描いた作品でした。突如現れた謎の怪獣レギオンを科学的に解明し、当時の自衛隊の戦力で対処するところが非常にリアルでした。 しかし今回はうって変わって物語の中心は奈良の山奥に住む少女比良坂 綾奈、怪獣たちの解釈もレギオンとは異なりかなりスピリチュアル

          『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』

          内容盛りだくさんでごちゃついた印象『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

          ようやく現在公開されている映画作品の中での折り返しにきました。各フェーズを締めくくる『アベンジャーズ』作品ですが今回は内容が盛りだくさんでした。 人工知能の暴走平和維持システムを作るために、トニー・スタークは回収したロキの杖から新しい人工知能ウルトロンを開発します。ウルトロンは攻撃的な性質があり、平和維持のためには人類の種としての進化=滅亡が必要だと結論付けます。ウルトロンを開発していたAIジャービスを破壊し、アベンジャーズたちに攻撃を仕掛けます。人工知能が暴走するというの

          内容盛りだくさんでごちゃついた印象『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

          でんぱ組.incの新曲が良すぎるので書きたいことを書きます

          たまには映画以外のことも書いてみます。でんぱ組.incの新曲のMVが公開されました。でんぱ組.incを応援し始めて7年ほどになりますが、長く応援していると感じることも溢れだしてきてしまったので音楽的に知識があるわけではありませんが、自分なりに文章にまとめてみます。 衝撃の新メンバー発表と新曲披露新メンバー加入が発表されたのはえいたそこと成瀬瑛美さんの卒業ライブ。アンコール中に新メンバー加入が発表され、明転したと思ったら10人が出てきて呆気に取られているうちにこの曲が始まった

          でんぱ組.incの新曲が良すぎるので書きたいことを書きます