4
◆ 抜歯日誌(1~7) ◆ わたしを拾って俺を捨てた 肯定し難き日々を守り続けた日々(上下)
イベントの話や、今まで受けたイラスト、デザイン依頼の制作過程を、覚えている範囲で記録していきます。
歌と言葉の言葉の部分
新年度初日に、目標を立てた 起きる時間を少しずつ早めて朝日を浴びるようにする。 ノリで話さない、一呼吸おく、言葉遣い注意。 散歩以外の、アウトドアの趣味を見つける。 1ヶ月が経ち、今日までその目標を完全に忘れていた あまり心に余裕の無い1ヶ月だったように思う ここ数ヶ月はひたすら案件をこなす日々を送っていた 今月は様々なことが集中してしまい 毎週が「山場」だった 「山脈」と言われた。的確すぎて笑った 忙しさで寂しさや空白を埋めたかった 半分成功、半分失敗。体調が思
ひとり居酒屋デビューから今月の給料日で半年が経った。以前からは考えられない程、よく外に出るようになり、今では友人にお勧めの店を聞かれるような立場になった。 その日は急に「今日をひとり居酒屋デビューの日にしよう」と思い立った。デビューのお店はずっと決めていた。店への連絡を済ませ、夜が来るまでの間に買い物をしようとバス停へ向かう。次の発車を待つ間に、訃報が届いた。 泣きながらバスに揺られ、狼狽えながらお通夜に必要なものを買い、無気力なまま買い物を終えて帰宅した。 再度外に出る
前回の閏日は、高校時代の友人と3人で食事をした。 本来ならばその日は、KingGnuの福岡公演に行くはずだったが、新型コロナウイルスの流行により中止になった。 あれから4年。 一人は2児の父となり、もう一人は結婚した。 一方わたしは、職場も住所も苗字も変わらず4年前と同じ環境で今日も生きている。 他者と己の人生を比べるものでも無いが、4年の月日はわりと重いな、と改めて思う。 _________ この4年間の間に世間を脅かした未知のウイルスは、インフルエンザと同じ扱いにな
年が明けて3週間が過ぎた。 あの元旦の日に思い浮かんだ人たちを守りたい、今以上に大切にしたいと思った。 ほどけた距離を手繰り寄せて、会いたい衝動で強く引いて、生きている限り、いつか訪れる最期まで、大切な人に触れていたい。 _________ 昨年は、願わくば永遠に眠りたい冬だった。 鬱陶しい春の陽気に胸焼けする日々だった。 寄せては返す波のような夏は、全てを変える秋への予兆だったのかもしれない。 _________ ある占いによると、わたしは昨年までの3年間の
いつからわたしは、独りでいることに寂しさを感じるようになってしまったのだろうか。 とか何とか惚けつつ、わたしは答えを知っている。 人を好きになってしまったからだ。 人といる楽しさを知ってしまったから。優しくされてしまったから。心が揺れてしまったから。離れてわかる。わたしは「独りではなかった」のだと。そして今、「独り」なのだと。 人間は終始孤独なのだと、教えられて生きてきた。独りで生きていかなければ。寂しさなどの感情は押し殺した。涙は武器だから、簡単に人に見せてはいけない
MASQUERADE series No.01 ~31. 先の見えない様々な問題、 互いの正義から生まれる悪と死。 息苦しい。生き辛い。 目を背けたくなるような現実は時に残酷で、 それでも今を生きるために、 彼らは"仮面"を被る。 *** 残酷なこの世界で、個を失わないよう、 せめて自分らしく生きる。 そんな毅然とした、美しい姿を描きたかった。 今思えば彼らは、 わたしの理想の姿なのかも知れません。 ▶Instagram 「MASQUERADEseries」 __
東京発、メランコリックロックバンド『ヨル』 9月にリリースされる ミニアルバム「音戯噺 - otogibanashi - 」の アートワークとタイトルデザインを担当しました。 ________ 最初にお話を頂いたのは4月中旬。 全く繋がりのない状態で、突然東京の方からお仕事を頂き驚きました。 今回のお仕事は以下の2点 ・アルバムのアートワーク ・それを元にしたダウンロードカードの作成 ダウンロードカードの存在、初めて知りました。 コンビニで見る、ギフトカードのような
令和二年 空の下 探り疑い合う人の目に いつか殺されてしまうだろうか 重い影を踏み歩く 寂しさとずっと隣り合わせ 車の音がやけに響く あの美しい一番星よ 少しだけでいい 慰めてほしい 破顔の犬か唸るオオカミか 見えない見えない誰も知らない 曇りをぬけて晴れ間を射止めたら 遠い街へ行こう、手を繋いでも良いかな 表情を失った街に 冷たく仕切られるテリトリー いつか愛しく思えるだろうか 孤独を貫く日々を どうやって気持ちを伝えようか 迷ったり悩んだりするんだ わたしを見る貴
2月11日。この絵が生まれて丸一年が経った。 今日までに思った以上の反響を頂き、仕事に繋がる話にも発展した。この先もたくさんの方々に届いて欲しいと思いシリーズ名を付けようと早一年。「211」と名付けることにした。 _________ 数字の形を分解して再構築すると、斜線の入った四角の形になる。枠はキャンバスの四角、斜線は"死角"。 斜線は、表などで空欄や余白を強調する「無い」を示すもの。空白、余白として存在しているものを、無い、見えないものとして表す。存在しているのに
昨年は年明け早々に、それまで一度も割ったことのなかったスマホの保護ガラスが割れ、そこから何度も割っては貼り直し、年末いよいよスマホの画面が割れました。 このままでは年が越せない!と機種変を決意。翌日店頭でスタッフさんを捕まえて質問攻めした後、欲しい色が無かったので結局ネットで購入。1月1日にiPhone14が届きました。配達員さんありがとう。お陰で良い新年のスタートを切ることができました。 過去のnoteでも散々書いてきたように昨年は行動したら行動した分、物が壊れ続けるよ
▶ 物を壊しまくった話 2022年。年始早々にスマホの保護フィルムが割れた。初めての事だった。それからも頻繁に割れ続け、年末とうとう画面が割れた。 今年は様々なものが壊れた。初詣前に洋服のボタンが取れ、購入したネックレスは数日で壊れ、久々に運転したら車をぶつけた。スマホはリンゴループを繰り返し、6年住んでいる部屋で初めて電球が切れた。コロナに感染した結果、それに引っ張られるように精神が崩壊した。 今年最初のnoteで「行動したら行動した分、何かが壊れていく日々を生きてい
祖母に言われた言葉が、ずっと心に残っている。 「あんた、もっと笑いんしゃい」 見事に無愛想な初孫だった。 笑顔の写真は少なくとも、祖母が持っていたアルバムには無かった。自分の笑った顔が嫌いだったわたしは、カメラを向けられてもガンを飛ばすことしかできなかった。 今更だけど、少しずつ笑えるようになったんだよ。写真に残せなくてごめん。 通夜と葬儀を終え、祖母の家の周辺を散歩していると、建物の隙間から運良く月食を見ることが出来た。祖母が見せてくれたように思えた。 暫く月を眺めて
▼ 10日間の自宅療養を終えてのまとめ ▼ ※自治体や時期により、対応は異なると思います
MASQUERADEが生まれて2年が経ちました。 2020年、コロナでイベントや展示会が制限された中、一度立ち止まって自分の作品を見直した結果、生まれたのが彼らです。 人を描くのが好きでした。 靱やかな曲線美、細い線の中で控えめに主張する骨格、孤独や寂しさが残る表情。自分が人である限り、人を描き続けたいと思っていました。 ですが、人だけでは限界が来ると、心のどこかでずっと思っていました。 今までは、普段の仕事に加え、イベントに出展させていただく度に描いて、グッズを作って
今回は念願の。それはもう、念願の、念願の。 古くからの友人である最高のクリエイターたちとのお仕事でした。 _________ 眩暈SIREN、YOASOBIのドラマーである仄雲氏のソロ楽曲「これは非凡な誰かの物語」のジャケット作成。 音源、歌詞、そして楽曲に対する想いとキーワードを元に描いた最初のラフ。 ・キーワードの一つ「誰かと誰かを取って付けたような自分」は、様々なパーツを組み合わせてパズルのような顔で表現 ・胸ポケットには「クロッカス」。花言葉は「焦燥」そして