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お金って必要?

幼いころから持っていた不思議な確信のなかの1つに、「お金は世の中に必要がない」というものがありました。

この記憶は小学校2年生頃のものだったと思います。

全校集会か何かに行くようで、廊下で整列しているタイミング。
先生に質問をして困り顔をさせた記憶があります。

「先生。どうしてお金というものがあるのですか?」

「お金はモノの価値を示すんだよ。だから欲しいものがあったらその分のお金を払うんだよ。」

「お金では価値を示せないと思います。人によってその欲しいものの価値は異なるのだから、共通にできないはずです」

「いやいや、モノの取引は皆に平等でなくてはいけなくて…」

「人によって価値観が違うのだから、同じ価値を感じる人同士がモノや助けを交換し合えばいい。お金はやはり必要ない。」

というような問答でした。
(厄介な子だったことでしょう…)

先生は「でもお金がないとだめなんだよ」とだけ言い、そのまま集会に行くので問答は終わりました。


納得いかなくて、周りにいる大人たちに聞いて回りましたが、

「お金は必要」
「お金がないと生きていけない」

という答えしか返ってこず、いつしか「自分の考えは変なんだ」「間違っているのか」「こんな循環はありえないのか」と考え、そもそも自分が持っていた考えすら忘れるようになりました。

そのから25年以上が経った今、世の中には本気で「お金がいらない社会」を目指し活動している人が沢山いることを知り、また実際にお金の介在しない繋がりや生き方をしている方と知り合う機会にも恵まれました。

いまは幼いころのように「お金全面否定」(笑)ではなく、お金もただ「1つのツール、手段」であることを受け取りながら、新たな社会や人の在り方を改めて感じ始めています。

私が2022年から始めた「神社仏閣お掃除ボランティアteam109」の活動でも、全国からのサポーターからのご支援だけに頼るのではなく、地域の人の想いと技術を結集して社寺をどう維持保全していけるか、というお金の介在しない新たな地域コミュニティ作りに取り組んでいます。

確信は現実となります。

ぜひ皆様も、改めて「お金」とは何か?
考える機会を持たれてみてください。

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マスターライトワーカー
横山椎乃(しいな)

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