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【使用するピアノについて】Native Instruments Noire 導入


432hzピアノシリーズの音源は、サンプリング音源であるNI社のNative Instruments Noireを使用しています。

モデルはヤマハCFX

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ヤマハが誇るフルコンサートグランドピアノです。

CFXは2010年7月にリリースされ、希望小売価格は1900万円となっております。

CFXは構想から販売まで実に19年の歳月をかけて開発されたまさにヤマハの頂点に君臨するピアノ。

リリースの翌年2011年の1月に、少しだけ奥行きの短いCFX6(1240万円)やCF4(1090万円)も発売されていますが、2010年から10年経った現時点でも現役バリバリでモデルチェンジされていないあたり、さすがは確固たる王者と言えるのではないでしょうか。

全パーツ職人の作業且つ、フレームも1台ごとに鋳造されており、ほぼオーダーメイドに近いほど、細かいところまで妥協せずに創りこまれています。

数々の弾き手を魅了するCFX

2015年のショパンコンクールでは、CFXの選定率が非常に高かったことがニュースになっていました。

2015年のショパンコンクールでは弾き手は4社の中か選ぶことができます。

例年最も多いのはやはり王者スタイウェイ。

ところが2015年のコンクールでは1次予選前のセレクションで36名の弾き手がこのCFXを選び、なんと4社中一番人気だったそうです。

2次予選では19名、3次予選では9名、ファイナルでは5名の弾き手がヤマハCFXを選択しました。

「最高のピアノでした。このピアノなら心に思い描いたすべてのことが表現できると感じました。とくに弱音のコントロールが信じられないほど繊細にでき、音色のグラデーションを楽しみながら演奏しました。このピアノに出会えて幸せです」
第2位のシャルル・リシャール=アムラン

「鍵盤に触れた瞬間に弾きやすいと感じ、音色の色彩感に惹かれました」
第5位のイーケ・(トニー)・ヤン

「イマジネーションが刺激されて、気持ちよく演奏できました」
第6位のドミトリー・シシキン

と絶賛の声が多数寄せられています。

さらに収録スタジオの音響が素晴らしい

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このピアノは、バウハウス建築でも有名なベルリンのレコーディングスタジオFunkhaus Saal 3の環境で収録されています。

→レコーディングスタジオFunkhaus Saal 3

細部の質感までしっかりと捉えています。

弦の振動具合、高音のハンマーの感触、新品のピアノの低音を弾いた時のような絶妙の抵抗感。

モニターしていても本当に素晴らしい設備投資になったと感じています。

リバーブはスタジオの残響を使用

リバーブは極力このサンプリング音源の内蔵リバーブを使い、別途マスタリングでレキシコンのモデリングリバーブで調整しています。

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さらにイコライザーを使い、432hzの倍音がよく響くサウンドをプロの音響担当が調整。

メドレーなどで使用されるフェルトアクション音源の場合は、逆にお休みの邪魔にならないように極力トゲの部分を削り、残響だけ心地よく残るように調整されています。

432hzをしっかり確認

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安心して432hzの世界をお楽しみください。

よろしければサポートお願いします。 いただいたお気持ちは432hzシリーズでの楽譜の購入代や、その他の音源の制作費として大切に使わせていただきます。