なんだか落ち込んでしまっている…

ずっとモヤモヤしている

あるいは、身近な誰かが「うつ症状」に近い状態できになっている…

僕はこういう状態になる時がよくあるんです。

心の浮き沈みの原因ってなんでしょう？

大切な人に大切にされること

これが心の安定には欠かせません。

あなたにとって大切な人って誰ですか？

たとえ職場の上司が認めてくれなくても…

たとえ同僚が認めてくれなくても…

たとえ会社が評価してくれなくても…

あなにとって大切な人が、あなたの愚痴を聴いてくれたり、あなたの涙に寄り添ってくれたり、一緒にいるだけで安心できたり、一緒に笑ってくれたり、そうして自己開示できて甘えられる場所があるからこそ、人はメンタルの安定が保てるのだと思います。

それはあなたの依存場所。

人は常に依存場所を持っています。

子どもの頃は、それは母親だったんです。

いつも母親が見守ってくれているから、あなたはチャレンジできたんです。

失敗しても失敗しても、許し、癒してくれる場所…

やがてそれが恋人になったり、パートナーであったり、親友であったり、時には不倫相手であったり…

中には、依存先を我が子に求める人もいれば、ペットに求める人もいる。

また趣味を依存場所にしてる人もいるでしょう。

そもそも、人がなぜ結婚するかというと、依存場所を安定的に確保したいからにほかなりません。

いずれにしても、どんなに苦しいことがあっても、最も安心できる場所、いわば逃げ道、駆け込み寺を持っていないと、人は精神バランスは保てないのです。

気分の浮き沈みがある人は、その依存場所が安定しないからだと思うんです。

大切な人が自分を大切にしてくれていないと感じた時…

甘えたいのに、最近素っ気ない、話聴いてくれない、会ってくれない、メールくれない、自分に向いてくれてない…

他の誰に嫌われようが、失敗をしでかそうが、依存先が機能していれば、人は平気なんです。

依存先に甘えられなくなる時が、一番メンタルが危うい時…

もちろん、依存先を持たない人は、もとより危うい。

そういう状態を

“孤独”

といいます。

みなさんは自分の依存先を意識できていますか？

なんだかしんどいなぁ…

ちょっと鬱っぽいなぁ…

と感じたら、まず自分が最も大切な人や大切なことは何なのか意識してみましょう。

そして、それが脅かされている状態になっていないか？

あるいは脅かされていると思い込んでしまっている状態になってないか？

もし、あなたの身近な人や大切な人が悩み苦しんでいるとしたら…
鬱っぽいなぁと感じる人がいたら…

まずその人の依存場所がどこなのかを考えましょう。

もし、その依存先があなただとしたら…、あなた自身が原因なのかもしれませんよ。

僕は自分の依存場所をはっきりと自己認識しています。

だから一喜一憂し、浮き沈みが激しい…その理由も分かってるので、分かった上でセルフコントロールするよう努力しています。

依存場所がないと生きられない…それは一見、他人軸で生きているようですが、人は本来そういうものだと思います。

完全なる自分軸人間なんているんだろうか？

依存先を持たなくても強くいられる完全体なんているんだろうか？

僕は多分いないと思います。

だったら、そのあなたのメンタルを保つ源になっている依存先を意識的に確認し、状態がどうかを分析しておくことが、メンタル維持の指標になるはずです。