卒業生の活躍(JICA 研究生編)

昨日で、今年の大学院2年生(4名)と修士公聴会と学部生(5名)のPD3発表審査会が終了し、何も問題なく全員が卒業することになります。

一人一人の成果を見ても充分に誇れるレベルの研究がされていたし、いろいろと個人差はあれ、何かしらこれまでに無かった情報技術に挑戦している様子は副査の先生や聴講に来ていた方には、他とは少し比較対象にしづらい程度のものであることも理解を頂けたと思います。

自分にとっても毎年が勝負と思って、手を抜いてやろうとは思ったことはないですし、毎年学生はその期待に応えてくれていると思います。あるベンチャー企業の人と技術提供の会議時の雑談の際に話をしていたのは、「大学やそこに勤める教員は人を育てるプロじゃないといけない」それは、企業や国の研究機関のものとは全く違うものである。ということです。

今朝、2015年にメキシコからJICA制度を使って、研究生として半年間に渡り研究室にて、AIやデータサイエンスを使ったプロダクトづくりの研究を行っていたハイデ・マルティネスさんの記事が目に入った。彼女は、当時AIやデータサイエンスを学ぶ前だったが、とにかく勉強に集中をし、帰国の際には、「私がKITで学んだ事を、絶対に人類が必要になる技術。もっといろんな人に知らせたいし、もっと深く理解したい!」とメキシコに帰国したのを覚えています。

当時は、日本で良い経験が積む事ができてよかったなぁ。という思いのみだったが、彼女のそれ以降の頑張りや活躍や苦労は日本にいても手を取るようにわかるし、それでも本当に「有言実行」している姿にちょっと感動した。

https://www.iteso.mx/en/web/general/detalle?group_id=4230076

(写真は、当時最終発表を行なっているハイデ・マルティネスさんの様子)

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