2024年1月9日(火)

フードデリバリーの仕事をやり過ぎて足が痛い。あれはママチャリで丸一日やるもんじゃないなと実感する。正直、人がいないときに足を引きずって歩いたりもする。自分がそんな身体の状態のためか、街中で足の悪い人が引きずって歩いたり、杖をついて歩いたりするのが目に入ってきやすくなった。そういう人を見かけた時、人の速度について思うことがある。人はそれぞれの速度で生きている。速い人はめっちゃ速い。遅い人はすごく遅い。でもそれがある種心臓の鼓動みたいで、その人特有のリズムのようで。その人が現在、そのスピードで生きていると思うと面白い。

例えば普通に歩けてる人のビート感と比較して、足を引きずって歩く人のビート感のもたつきは、ちょっとR&Bっぽかったりする。自分が足を労って歩くと、イメージ的には裏拍に差し掛かりそうな時に引きずるので、そこでもたつきが生まれる。これは普通に歩いて生活してる時には気付かなかった。生活におけるビート感が変わると、日常で意識する音楽観も変わってくる。足を引きずって歩いている時、痛みと共にディアンジェロになった気分になっているのは、もしかしたら自分だけかもしれない。


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