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ビール用の冷蔵庫がやってきた

引っ越しを機に、ビール保存のためにセラーを買いました、という話。

こちら、さくら製作所のドリンクセラー、ZERO CHILLED OSK20という製品でございます。恐らくメインターゲットとしては日本酒・ワインをターゲットとしたセラーなのですが、これをビール用に購入しました。

そもそも何でビール用にセラーを買ったか、について。

クラフトビールの保存は、製品への表示としては、要冷蔵、10度数以下というのが最も一般かと思います。前提として、一般的な冷蔵室の冷蔵室が2~5度くらいなので、保存という必要性においては、冷蔵庫で十分ではあります。

ただ、一般的な家庭用の冷蔵庫、さらに他の食料との共用の場合だと、スペースの問題で瓶を縦置きで置くのが難しい。また、モノの出し入れの際、ビールに振動もかかる。これもコンディション悪化の原因になります。それから、冷気の吹き出し口の付近だと、温度が下がりすぎて内容の成分が凍ってしまう……という、悲しい経験もしました。更に、我が家でビールを飲むのは私だけなので、ビールの保有量が増えて冷蔵庫を圧迫すると家族の不興を買うという問題もあります。



家電量販店にいくと、国産海外産問わず色々なメーカーがドリンクセラーを出しています。その中でOSK20を選んだポイントが下記。

一つには、設定温度。

先ほど、要冷蔵のビールの保存温度は10度以下……というようなことを書いたのですが、あくまで製品への表示上の話。実際に、より理想的な状態を保つことを念頭におくと、もう少し適温は低いと考えます。例えば、厚木のサンクトガーレンのホームページだと、4度前後を推奨している模様。温度が低い分、劣化が避けられるという理由だと思います。ゆえに、ビール用で用いるならば、セラーも4度くらいの温度にできるのが好ましい。

一方で、ワイン保存等を想定した海外産のセラーだと、設定温度を4度まで下げられない製品が多くありました。想像ですが、ワインセラーを前提に作られている製品は熟成の促進が念頭にあるため、フレッシュなビールを元の状態に近しく保つ、という用途には合わないのだと思います。

その点、OSK20は、日本酒の保存に使えるというのが売りの商品。そのため、温度も日本酒保存に対応しており、下限0度まで設定可能。この点が、OSK20を選ぼうと思った最大の決め手でした。

それから、容量とスペース。

本製品の寸法は幅45cm奥行き42.5cm高さ142cm。ビールだと、缶や330の瓶であれば30本以上は入るくらいのサイズ。公式ホームページだとワインボトルが20本、日本酒だと一升瓶6本に加えて四合びんが12本、という表記になっています。

この点も嬉しいところで、一升瓶を縦置きできるスペース構成であるため、ビールもそれなりのサイズの大瓶を収容可能。中のスペースを仕切る板は位置が可変になっており、使いやすいと感じます。

3つ目のポイントとしては、正直使いこなせてない機能ですが、上下の段で別々の温度に設定できること。ワインだと、赤と白で保存温度を分けたり、熟成させる銘柄と普段飲みの銘柄で分ける等、運用できそうですね。

正直、ビールについてはどうして行こうか悩みどころで、現状は上下ともに大体同じ温度で設定して回しています。

基本的には、常温保存のきく銘柄や大瓶であっても、できるだけ低い温度で保存していきたいと思っているのですが、例えばベルギービールの瓶内発酵など熟成を楽しめる銘柄であれば、比較的高い設定温度のスペースで保存するのも良いかと思います。ただ、最近そういう銘柄をそこまで飲んでいないので、悩み処……。

決して安い買い物ではないので、自分自身、購入するかどうか迷いました。ただ、やっぱり専用のセラーがあると、冷蔵庫のスペース争いや保存上の問題がクリアされて安心しますし、インテリア的に並んだビールを眺めて嬉しくなる、悦に浸るなど、精神的にも満足度が高い。そういうわけで、買ってよかったギアだと思っいます。

この回のYouTube

以上


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