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表は育児に悩んでるけれど、本音は子供を受け入れたくない、認めたくない親の存在

私にはもうすぐ高校1年生になるクラアントさんがいる。


彼のサポートをさせていただく前に
お母さんと話した。


その時初めてA君がADHDだということを知った。
3年前にお母さんと話したときはそんなことは言っていなかった。

A君は息子の同級生で何かと縁がある。


A君がADHDであるゆえにお母さんは彼の行動や思考を認めていない。
「受け入れられない」
と私に言った。

A君については薄々親御さんに何かあるとは感じていた。
A君は小学校のころから保険室投稿で、友達ともよくトラブルを起こしていた。
うちの息子とも仲が悪い時期があった。
A君は人懐っこく頭がいい。
けれど対人トラブルが多かった。

そんなこともあり、昔からしつけが厳しい親御さんの存在は気にはなっていた。

親御さんは二人とも愛想がよくまじめで、子供に必死で
大人の付き合いをする上では何の問題もなく、むしろ素敵な人なので、
個人的には好きな二人である。

ただ子育てとなると、話は別だ。
二人のA君への接し方は気になっていた。


そこから5年。
お母さんはA君を
「受けれられない」
と言った。

私は「そうだろうな」と思った。

お母さんにはお母さんの考えがある。
そこに息子の在り方がそぐわない。
お母さん、お父さんの思うようにならない。

こういう子供が思い通りにならないと感じる親御さんは
「自分たちが子供のころは親に言われても言うことを聞いて我慢したのに」
と思う方が多いように感じる。

A君のお母さんは薬で息子が落ち着くならと薬は毎月病院に取りに行っている様子。
薬に頼らないといけないまでの気持ちの状態だったんだと思う。


A君のお母さんは私に
「あなたの息子は難がないから」
と思っている節があるようだった。

私は
「自分の価値観を押し付ける育児をしている時に
息子にいつか殺されると思ったことがある」
と伝えた。

それがきっかけで私はそれまでの育児をやめたことも伝えた。


子供は
「自分が受け入れられていない」
ことを簡単に親から感じ取る。

褒められない、親の価値観を押し付けられているお子さんは大半そう感じる。


大人だって、友人、パートナー、職場の人から
「私は受け入れられていない」
と感じることはあると思う。

なぜ感じるのか。

人は感情が無意識に言葉や態度でバレるからである。
いくら隠そうとしても、意外と人って嘘が付けない。
罪悪感を感じるから、意外と言葉や目線に現れる。

それを他者は感じ取っている。


子供たちは親、先生、友達から
自然と感じ取っている。

「受け入れられていない」
そう感じた子供たちはどうなるだろう。
どこへいくのだろう。

行き場を失った子たちを受け入れてくれる場所がトー横、グリ下なんじゃない?
「なぜあんなとこに行ったんだ?」
って子供を責める前に、
「自分のこと棚に上げてんじゃねえよ」
ってのが私の本音です。


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