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幽助✖️ハンター(11話)思い出

ネテロは驚きながら聞き返した

「誰だ」

微かに面影が浮かんできて鼓動が高鳴る

「ワタシだよ 玄海だ」

年老いた女性の声が届き、顔が浮かんだ

ネテロは目が飛び出し、口から心臓が出そうとなった

「誰じゃ!お主は、まったく知らんぞ」

ネテロは強制的に意識を切ろうとした

玄海はネテロの念を掴んだまま離さない

「落ち着きな また後頭部を殴るよ」

ネテロは生死を彷徨う衝撃を受けたのを思い出した

「あれはガマの奴がやった事だ!」

ハッキリと思い出し念を同調させる

「すっかり爺さんになったね」

「ワシはお前をあのままの姿で残したかった」

お互いを意識の中で視認する

ネテロは落ち着きを取り戻し嬉しそうに言った

「また巡り会う事ができるとは嬉しいぞ」

玄海は笑みで応える

「ところでこれは偶然か?それとも何か用事があるとか」

「完全に偶然だね まったく思いもしなかった」

ハッキリ応える玄海に少し寂しくなるネテロ

「弟子の修行に憑いてみたら、懐かしい力があったよ」

「ではこの幽助はお主の弟子か、そしてこれはあの時の試練みたいなものじゃな」

ネテロはまた懐かしむ表情を浮かべた

玄海は頷きながら言った

「時間も世界も違う人間がこうやって何度も出会う事なんて想像出来なかったよ」

「もしかしてガマ小僧にも会ったのか?」

「自分の弟子にボコボコにされて死にそうになった時に飛ばされて来た」

玄海は鼻で笑いながら言った

「手当てして意識を取り戻したらアンタと同じ事を言ったんでボコってやったら去って行ったよ」

ネテロは別の次元で会話している事に安堵した

そして怒りも思い出した

「アイツが覗こうとしたのをワシは止めていただけだ!」

また後頭部に強い衝撃を思い出す

玄海は澄ました顔をしている

ネテロは話を変える様に思わず言った

「そう言えばお前さんの相方は元気にしてるか?
もちろん結ばれたんだろ」

玄海の顔が一瞬固まり目を伏せ沈黙で応えた

ネテロは忘れていた可能性を思い出した

「闇に堕ちたか・・」

「けどまだ続いている。その為に幽助がそっちに行ったんだ」

強い眼光でネテロを見返した

「何をすれば良い」

「好きにやってくれ、ワタシ達の時もそうだっただろ」

ネテロにまた暖かい想い出が浮かんできた

「亀の仙人様はまだ元気にしてるかの」

「いい加減あの世に行ってるだろ。ワタシ達がいた時でさえ200歳は超えてたって亀も言ってたよ」

ネテロは玄海を見て思い出す

そこにピンク色の髪をした少女が浮かんだ

「ワシが唯一敗北し、女性で初めての天下一の武道大会優勝者」

玄海はつまらなそうに言った

「アンタ達がまだ女に本気を出せない青二才だっただけだよ」

振り返りながら呟く

「そろそろ限界だ。とにかく任せるよ」

玄海の後ろ姿がスーッと消えた

ネテロは幽助の後ろ姿を見る

頭をうつらうつらとしながら寝ていた

(続く)

はい、11話終了です😄

だいぶツッコミたい事は重々承知です🙇‍♂️

大丈夫か〜∑(゚Д゚)

と言われそうですが

ど素人の作品の醍醐味です😄

ちゃんとしている人は駄目ですよな🙅‍♂️

今回は以前から大まかに考えていたのですが

書いてみてなんとかなりました

自分なりにですけどね😅

他人から見たらまったく判らない展開かな?

もう色んな原作を知っているありきです😁

とにかくこれからも楽しんで書いていきます

良かったらこれからもよろしくお願いします

それではまたヽ(^ω^)

面白い活動や企画に使わせて頂きます(*´ω`*)