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幽遊✖️ハンター(12話)成長

幽助は目を覚ますと背伸びをしながら言った

「久しぶりにゆっくり寝たぜ」

目の前には相変わらずネテロ座っていた

外を見ると日は完全に落ちている

体感的には半日くらい寝ていた

久しぶりに全快した感じだ

ネテロは幽助の表情を見て口を開く

「今からやれるか?」

「望むところだ!」

ネテロはランニングシャツと短パンに着替えた

飛行船の中にある体育館の様な場所で2人はストレッチをする

「お主、ケンカ相撲は知っているか?」

ネテロは腰に手を回し近づきながら聞いた

「当たり前だろ!負けなしだぜ」

自信満々に応える幽助

お互い間合いに入る

幽助は少し腰を落として構えた

ネテロは後ろ手のまま立つ

初めの掛け声も無く幽助が拳を放った

ネテロは微動だりしない

しかし幽助の拳は軌道をそれる

構うことなく無数の拳を続けて出す

同じように拳は届かない

幽助は冷静にネテロを観察する

超高速で動いている訳では無い

繰り出す自分の手元を見る

何かに捌かれている感覚がした

意識を集中させる

繰り出す拳に合わせて一瞬だけ輝く掌底が見えた

どうやらネテロは自分の手の代わりに

この光る掌底で自分の攻撃を捌いているみたいだ

フェイントを入れるがまったく反応されない

数百発の拳は全て空を切った

幽助は拳を止めると人差し指をネテロの腹部に向けた

霊力を集中させる

「霊丸!」

光の弾が放たれた瞬間に

今度はハッキリと輝く掌底が見える

霊丸を掌底が包み込む様に抑えた

「さすがに飛行船を壊される訳にはいかんからな」

ネテロは腰に回していた右手で顎ヒゲを撫でる

そして直ぐに元の位置に戻した

「やっぱりバアさんと同じくらい実力の差があるか」

幽助は鋭い目つきでニヤニヤしながら言った

「今度はこちらからいくぞ」

ネテロの背中から光る掌底が多数伸びてきた

幽助は身構える

光の掌底が幽助の右頬を張った

まったく反応出来なかったが冷静にバランスを整える

その瞬間次は左脇腹に掌底が入った

姿勢を整えようとする度に攻撃を入れられる

数分後には数千発の掌底を受けていた

しかし痛みは有りながらもダメージは残らない
衝撃だった

幽助からは苛立ちはありながらも怒りは感じない

本来はこの攻撃を受けると精神が壊れる

ダメージが無くても攻撃を受け続けてると

永遠に続くという感覚になってしまう

ネテロは幽助の眼を見て思った

さすがは玄海 よく鍛えている

幽助は打つ手無しの状態で試行錯誤しはじめた

どう考えても体では反応できない

戦闘思考力を極限まで高める

幽助の精神と思考が分離しはじめた

まるで幽体離脱の様に意識が体を抜ける

自分の姿とネテロの動きを上空から見下ろしていた

一度経験して事もあり驚きはしなかった

けど、あまり抜けすぎると戻れない感じたので慎重になる

ひたすらボコられる自分の姿を冷静に観察してい

ると、掌底を受ける場所は、僅かに霊圧が薄かった

客観視しながら全身の霊圧を均等にする

「やっと堅を理解したか」

ネテロは満遍ない攻撃をやめない

幽助は相変わらず痛みを受けていた

「これも正解じゃ無いな」

ネテロの攻撃を見てからでは間に合わ無いと悟り

霊圧を広げる

自分の体を中心にネテロを包んだ

ネテロのオーラの動きを感じる

その動きから次の攻撃が分かる様になった

ネテロは感心する

「円の感覚は見事じゃな」

しかし幽助はまだネテロの攻撃についていけて無い

筋力は反応出来ているが霊力が追いついていない感じだ

ネテロのオーラは感動するほど淀みなく流れていた

それを理解すると自分の苦手分野だと確信した

このままではいつまで経っても勝つ事が出来ない

「いい加減本気で来やがれ」

幽助が煽るとネテロの掌底に殺意が篭る

数百発の掌底が幽助に当たり前、体が飛び散るイメージが浮かんだ

幽助は自覚している

永い年月をかけるより、生命を賭けた経験の方が

どんな修練より向いている事を

ネテロの掌底に合わせて、同等の霊圧で拳を打ち返す

左右の拳に瞬時に霊圧を移動させていた

さすがのネテロも目を丸くして驚く

「こんなに簡単に流を克服するか」

ネテロの掌底と幽助の拳が激しくぶつかり合う

数時間の均衡が続く

このまま体力の消耗では確実に負けると悟ってる

幽助は賭けにでた

1発分の掌底を受ける代わりに左拳にタメを作る

そして直ぐさま解き放ち言った

「ショットガン!」

無数の霊弾が一気にネテロを襲う

意表を突かれた表情をして光の掌で防ぐ

その隙間を縫う様に幽助はゆっくり右拳を伸ばした

ネテロの腹筋に拳が触れる

「こっちが本命だ!」

幽助は全ての霊力を注ぎながらショットガンを放った

ネテロの眉間にシワが寄る

無数の衝撃がネテロの腹部を同時に殴った

それまでが嘘の様な静寂に包まれる

幽助の拳がネテロの腹から離れると

そっと自分の手で支えた

幽助は意識が無いまま倒れ込もうとしていた

ネテロは嬉しそうに言った

「懐かしい技を受けたわ。霊光弾、今回はワシの勝ちじゃな」

ネテロが幽助を支えながら一歩踏み出す

その瞬間、幽助の足元から力が抜けた

(続く)

はい、12話終了です😄

今回も原作を知らない人には優しくないストーリーです😱

それで無くともど素人の意味不明な展開ですよね

自己満足100%中の100%でやってます😆

きっと自分しかイメージ出来ない物語になっているでしょう

しかし

後で見返して自分は面白い🤣

我ながら変な趣味を持ってました✌️

これから楽しく書いていきますので

良かったらお付き合いください

それではまたヽ(^ω^)


面白い活動や企画に使わせて頂きます(*´ω`*)