見出し画像

幽遊✖️ハンター(10話)再会

放心状態になったメンチの横に今度は行列ができた

幽助が素早い手つきで次々と寿司を握っている

美食ハンターを虜にした料理に皆んなが興味を持った

「そこ!横入りしてんじゃねー、ちゃんと全員分握るから並んでろ」

幽助が大声で言うと全員心の中で突っ込んだ

お前が言うな!

幽助の寿司食べた受験生は、感激して賞賛が止ま

らなくなったりや言葉を失う者もいた

しかし10人に1人はアワを吹いて意識を失う者もいる

さすがの幽助も見た事のない食材を完璧に見極め

て調理する事はムリだった

それでも行列は後を絶たない

ブラハでさえ重い腰を上げ3回目を並んでいる

もはや皆がハンター試験の事を忘れかけていた


その時、上空から強風が吹いてプロペラの音が聞こえた

見上げると大きな飛行船があった

1つの影が落ちてくる

カーーーン

固い地面と木がぶつかる音が響き渡った

その音を聞いて我に返るメンチ

視線を向けて言った

「ネテロ会長」

「これはどういう事じゃ」

顎ヒゲをなでながら聞き返す

メンチは正直に全てを話した

恐縮している姿を見ながら、ネテロはまったく

怒る様子は見られず聞き入れる

「そんなに美味いものがあるのか」

ネテロも興味を持ち幽助の元に向かった

さすがの周りも道を開ける

幽助も何も言わずに寿司を差し出した

ネテロは当たり前の様に寿司に手を伸ばそうとした

その時何かを感じた

違和感がありながら、なぜか懐かしさがある

幽助に目を向ける

食べない事に不思議な顔をしていた

ネテロは自分の右手を見ると腰に回す

そして振り返り言った

「それじゃあ次の試験に移るぞ」

受験生は深い谷底がある場所に移動していた

幽助だけは飛行船に乗せられネテロの部屋にいた

「オレだけ特別扱いかよ」

広い畳の部屋でお茶をすすりなが聞いた

「一応お前さんだけメンチの試験を合格したからな」

ネテロもあぐらをかいてリラックスしている

「それと色々聞きたい事があってな」

幽助は茶菓子に手を伸ばしながら言った

「何でも答えるぜ」

「お主、この世界の者では無いな」

「ああ、たぶんそうだろな」

即答で食べカスを散らかしながら言った

ネテロは立ち上がり幽助の後ろに立つ

「少し探らせた貰うぞ」

右手を幽助の背中に触れるか触れないかの

所まで伸ばす

ネテロは自分のオーラと幽助の霊力を同調させる

今まで何度もやってきたが、なかなか掴め無い

魔獣や特質系の者では拒絶される事は良くある事だ

しかし今回はムリだとは思えなかった

ネテロは自分の中の経験を遡る

100年以上戻った時に似たような感覚を思い出した

その時頭の中で声がした

「久しぶりだね ネテロ」

少女のような声だった

(続く)

はい、10話目終了です😄

読み返して間違いだらけです😭

8話が2回あってました💦(修正してます)

試験官も試験監と書いてました😵

その前は試験管🧪

漢字の間違いが分かってません😱

少しずつ修正します

とうとう10話目です✌️

我ながら良く続いてます

今回の展開は、予定より飛んだり曲がったりしてます

描き始めて方向修正を大きくしました

これまでも何度かしましたが

やってみると満足です👍

もちろんど素人自己満足😆

私自身が次を楽しみにしてます

これからもぜひよろしくお願いします🙇‍♂️

それではまたヽ(^ω^)

面白い活動や企画に使わせて頂きます(*´ω`*)