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幽遊✖️ハンター(13話)殺意

幽助は目覚めると、今度は個室のベッドにいた

頭をポリポリかきながら上体を起こす

身体の痛みや霊力はそれなりに回復していた

そして直ぐに背後から殺意が刺さる

「動いても殺す 喋っても殺す 念を使っても殺す」

幽助は冷静に動かない

「どのみち殺すけどね」

幽助の首筋から喉にかけて手刀が突き刺す

しかし幽助の声が別の方向から聞こえた

「ガキにしてはやるな」

声の方に振り向く

「アンタの間抜け面を見ずに殺りたかったよ」

銀髪の少年はため息をついて言った

幽助は一応確認する

「人違いじゃ無いだろうな」

「依頼だよ 別にアンタには関係無いけどね」

その場から少年が消える

部屋の中で見えない鬼ごっこが始まった

時々置物が倒れるが激しい音はしない

今度は幽助が背後を取り後頭部を殴った

「残像だよ」

さらに背後に回り込む少年

幽助が後ろ蹴りをすると大きく距離を取った

「飛影みたいな奴だな」

嬉しそうに言って続ける

「お前、キルアだろ。トンパが言ってたよ」

キルアは特に反応しない

「もっと広い所で遊ぶか」

また幽助はその場から消えた

開いたドアからキルアは後を追った

2人は外に出ると飛行船の上に乗った

周りは暗くなっていたが、綺麗な月や星あかりで

お互いをハッキリ認識できる

常人では一瞬でもしがみつく事すら無理な風が

吹いていたが、2人共平然と立っている

「この世界も月は綺麗だな」

幽助が見上げる

「いい加減お遊びはやめろ」

キルアはまるで自分に言い聞かせる様に言った

それを聞い幽助は不思議そうな顔をする

キルアの顔に表情が現れた

今までは特に良いとも悪いともいえない

当たり前の作業を淡々とこなす表情だったが

明らかに目つきが鋭く怒りを感じた

キルアの右手がさらに鋭く伸びたと思ったら

左手も変化する

そしてその変化は全身に広がった

「身体操作は家系の素質でね 別に能力でもなんでも無いよ」

明らかに低かった目線が身長が伸びて揃った

そして今度は肌の色が濃ゆい褐色になる

頭頂部すら変化させているのか、逆立った髪がツノの様に見える

「これは我が家の教育からくる負荷値かな」

爪の先から緑色の液体が一雫落ちると

床が少し溶けた

「カスっただけで死ぬよ」

幽助はキルアの表情を見て言った

「お前 誰だ」

キルアは表情を変えず応える

「ボクはイルミ キルアの兄さ」

(続く)

はい!13話終わりです😄

またもや意味不明な展開になりました

一応この先は考えてます

物語を進める上で、前に進む事を考えてましたが

着地を考えて無かったのがど素人ですね😅

今回は半日以上悩みました

でもなんとか上手くやってみます

それではまたヽ(^ω^)




面白い活動や企画に使わせて頂きます(*´ω`*)